No. 2138

本日は予約外にての診察、ありがとうございました。 帰宅後に電話させて頂きました。まだそう思いたくありませんが、3度目の流産なのかと覚悟を決めております。 (1)先生にお世話になってから嬉しくも毎年、妊娠陽性がでるものの心拍確認後の繋留流産など全て初期の流産となり今後も同じ治療方法でいいのか他にすべきことがあるのか先生が感じる全てを教えてほしいです。 (2)先生が指示くださった不育症の検査も一通りして特別な異常もなく、自身の染色体も問題ありませんでした。1度はありました胎児の染色体異常のみです。 他に思い当たる原因はありませんか? やはり41歳という年齢が一番のネックなんでしょうか? (3)ソウハ手術をもし繰り返した場合、その後のリミットは何回までですか? (4)唯一、不育症の検査で抗核抗体が80倍と数値外でしたが先生は”これが特別な原因ではない”とのことでした。 この抗核抗体に関しては”漢方薬(柴苓湯)を使用することがある”と頂いたパンフレットにはありますが、今後の事も含め私には使用する必要はありませんか? (5)不育症の件も含め、それ以外に私がやるべき検査はありますか? 治療の中でやれることは悔いの残らない様、全てやっておきたいので指示を仰いで下さい。 お願いします。

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カテゴリ: 妊娠初期

本日は予約外にての診察、ありがとうございました。
帰宅後に電話させて頂きました。まだそう思いたくありませんが、3度目の流産なのかと覚悟を決めております。

(1)先生にお世話になってから嬉しくも毎年、妊娠陽性がでるものの心拍確認後の繋留流産など全て初期の流産となり今後も同じ治療方法でいいのか他にすべきことがあるのか先生が感じる全てを教えてほしいです。

(2)先生が指示くださった不育症の検査も一通りして特別な異常もなく、自身の染色体も問題ありませんでした。1度はありました胎児の染色体異常のみです。
他に思い当たる原因はありませんか?
やはり41歳という年齢が一番のネックなんでしょうか?

(3)ソウハ手術をもし繰り返した場合、その後のリミットは何回までですか?

(4)唯一、不育症の検査で抗核抗体が80倍と数値外でしたが先生は”これが特別な原因ではない”とのことでした。
この抗核抗体に関しては”漢方薬(柴苓湯)を使用することがある”と頂いたパンフレットにはありますが、今後の事も含め私には使用する必要はありませんか?

(5)不育症の件も含め、それ以外に私がやるべき検査はありますか?

治療の中でやれることは悔いの残らない様、全てやっておきたいので指示を仰いで下さい。
お願いします。

高橋敬一院長からの回答

まだ今回流産と確定していないのでかなり先走った議論になりますが、、、、 不妊治療とは、基本的には妊娠するまでの治療であり、胎児心拍確認後の流産は、偶然おこる胎児の染色体異常が最も多い原因です。偶然おこる胎児の染色体異常を予防することは残念ながら出来ません。妊娠して、胎児心拍まで確認されていると言うことは、不妊治療としてはうまくいっていると言うことになるのです。実際に初回の流産は偶然おこる胎児染色体異常でした。2回目は染色体は正常でしたが、不育症の検査では妊娠初期の流産の原因は特に見当たっていません。実際には、年齢が流産の原因としては最も大きな要因とも言えます。掻爬手術のリミットは特にありませんよ。抗核抗体が80倍というのは、あまり高くはなく、抗核抗体の単独陽性は習慣流産の原因とは言えません。一方、再冷凍を試してみてもよいとは思います。今はまだ凍結胚もあるので、その利用を含め、治療を急ぐ事が最も有効な治療とも言えます。それ以外には、孔PE抗体(IgM)や血管年齢なども今回もしよい結果でなければ追加検査をしてみましょう。