No.2415 はなこ
チョコレートのう腫があり、ディナゲスト内服中です。
今後、体外受精も視野に入れています。
先生のブログにボンゾール内服、のう腫穿刺アルコール固定法、体外受精をされた方について記載がありましたが、
のう腫穿刺アルコール固定法や腹腔鏡検査で癒着をはがすことは、体外受精を行うにあたり、どのような効果がありますか?体外受精の妊娠率に関係があるのでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
チョコレート嚢腫があると、一般的には卵子の質は悪化します。したがって、卵子の質が悪い場合には、チョコレート嚢腫を処理することが一つの対策になります。嚢腫穿刺はあくまで応急処置であり治療法とは言えません。一方、腹腔鏡で手術することで、一般不妊治療での妊娠率の上昇が期待できますが、卵巣機能の低下もしばしばおこります。したがって、これらの処置は、一般的に体外受精を複数回おこなっても妊娠しない方への対象法としてとられることがあります。