No. 2450

ご無沙汰しております。先日のソウハ手術後、休養を含め海外へ戻りました。2年間にソウハ手術を3回も繰り返すとさすがに精神的に病んでしまい、凍結胚はあるものの次の移植、治療には躊躇しております。それとは裏腹に焦る気持ちもあり今回、初めてこちら海外の病院でタイミングだけ診てもらいました。そこで言われたことで気になることがありご教示いただければ助かります。 D10にて初診察の際、14ミリの卵胞がありD13頃が恐らく排卵(20ミリに達する予定)でしょうとのことでした。D14の再診察の際、20~21ミリに達した卵胞がまだあり排卵しておらずその際に先生に指摘されたことは”子宮内膜がエコーで綺麗に見えない=白く写っている”と言われました。D10の際は木の葉状の綺麗な子宮内膜に映っていたようです。先生は”排卵と子宮の状態がマッチしていないのかもしれない”と仰っておりました。 排卵をしていないのに子宮内膜だけが排卵後の様に見えるもしくはそうなってしまう(白く映る)とはどういうことなのでしょうか? 今まで急いで治療をしてきたこともありタイミング療法は一切トライしたことなかったので自分の体とは言えそういったことすら知らずわからずでした。先生のご意見、是非聞かせて下さい。 治療再開の際は日本へ帰国しますのでその節はまたよろしくお願い致します。

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カテゴリ: 治療方針

ご無沙汰しております。先日のソウハ手術後、休養を含め海外へ戻りました。2年間にソウハ手術を3回も繰り返すとさすがに精神的に病んでしまい、凍結胚はあるものの次の移植、治療には躊躇しております。それとは裏腹に焦る気持ちもあり今回、初めてこちら海外の病院でタイミングだけ診てもらいました。そこで言われたことで気になることがありご教示いただければ助かります。

D10にて初診察の際、14ミリの卵胞がありD13頃が恐らく排卵(20ミリに達する予定)でしょうとのことでした。D14の再診察の際、20~21ミリに達した卵胞がまだあり排卵しておらずその際に先生に指摘されたことは”子宮内膜がエコーで綺麗に見えない=白く写っている”と言われました。D10の際は木の葉状の綺麗な子宮内膜に映っていたようです。先生は”排卵と子宮の状態がマッチしていないのかもしれない”と仰っておりました。
排卵をしていないのに子宮内膜だけが排卵後の様に見えるもしくはそうなってしまう(白く映る)とはどういうことなのでしょうか?

今まで急いで治療をしてきたこともありタイミング療法は一切トライしたことなかったので自分の体とは言えそういったことすら知らずわからずでした。先生のご意見、是非聞かせて下さい。
治療再開の際は日本へ帰国しますのでその節はまたよろしくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

3回の流産は確かに気持ちとしては辛いものがあると思います。ただ、妊娠していることは確かですので進めていきましょう。排卵後には、子宮内膜は木の葉状から、均一の白い内膜に変化します。したがって白い内膜は、排卵後の一つの指標になります。当クリニックでもこのような変化は日常的に利用していることであり、特別なものではありません。排卵と子宮内膜のミスマッチの可能性はあると思います。ただし、今回のことに関してはあまり気にする必要が無いと思います。まず、子宮の向きの多少の変化で、木の葉状の内膜でも白い内膜に見えることは良くあることです。また、排卵していない卵胞が、実はホルモン的にはたまたま排卵後と同じ状態である場合には、排卵していない場合でも白くなります。また超音波検査をおこなった直後に排卵したならば、この時点で内膜が白く見えていても不思議ではありません。つまり、1回の検査で排卵と内膜のミスマッチの可能性を結論づけることは出来ないのです。次回の来院をお待ちしています。