No. 269

先生、お久し振りです。 昨年2月に体外受精陰性後4月半ばにに急性腰痛で緊急入院し、腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。 神経ブロック、鍼、マッサージなど色々試しましたが、あまり効果が見られず、昨年10月に主治医に手術を勧められました。ただ、手術しても、痛みが取れる保証がないと言われ手術をせずに鎮痛剤等を服用して様子をみていました。 現在もヘルニアによる坐骨神経痛が尾てい骨辺り、左側臀部から太もも、かかとに有り、日に2回から3回、ロキソニン、ノイロトロピン、ムコスタを服用しています。(貴院の漢方外来受診しており、漢方薬も服用中。) ただ、以前と比べて痛みも弱くなり、日常生活も出来るようになってきましたので、一日も早く、不妊治療を再開したいと思っています。 しかし、体重が20キロ位増え、163.5cmで74キロ位です。 完治してから治療に掛かるのが最良だと分かっておりますが、AMH数値が低く、非常にあせっております。 不妊治療が再開できるのであれば、痛み止めの服用を止めて頑張ろうとも考えています。 前書きが長くなりましたが先生への質問は、 1.薬を止めてすぐに治療再開は可能か? (卵子が育つのに80日位掛かると掲示板にあったので。)  2.治療が出来ない場合でも、治療に必要な検査等、何か出来ることはないか?(卵管造影、AMHなど) 3.このままの体重で不妊治療、妊娠は難しいか? 4.治療再開後不妊治療中や、幸運にも妊娠できた場合、妊娠中に(ひどい痛みのときに)痛み止めを飲むことは可能か? 以上のご回答をお願いします。

No.269 27733

カテゴリ: 治療方針

先生、お久し振りです。
昨年2月に体外受精陰性後4月半ばにに急性腰痛で緊急入院し、腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。
神経ブロック、鍼、マッサージなど色々試しましたが、あまり効果が見られず、昨年10月に主治医に手術を勧められました。ただ、手術しても、痛みが取れる保証がないと言われ手術をせずに鎮痛剤等を服用して様子をみていました。
現在もヘルニアによる坐骨神経痛が尾てい骨辺り、左側臀部から太もも、かかとに有り、日に2回から3回、ロキソニン、ノイロトロピン、ムコスタを服用しています。(貴院の漢方外来受診しており、漢方薬も服用中。)
ただ、以前と比べて痛みも弱くなり、日常生活も出来るようになってきましたので、一日も早く、不妊治療を再開したいと思っています。
しかし、体重が20キロ位増え、163.5cmで74キロ位です。
完治してから治療に掛かるのが最良だと分かっておりますが、AMH数値が低く、非常にあせっております。
不妊治療が再開できるのであれば、痛み止めの服用を止めて頑張ろうとも考えています。
前書きが長くなりましたが先生への質問は、

1.薬を止めてすぐに治療再開は可能か?
(卵子が育つのに80日位掛かると掲示板にあったので。) 
2.治療が出来ない場合でも、治療に必要な検査等、何か出来ることはないか?(卵管造影、AMHなど)
3.このままの体重で不妊治療、妊娠は難しいか?
4.治療再開後不妊治療中や、幸運にも妊娠できた場合、妊娠中に(ひどい痛みのときに)痛み止めを飲むことは可能か?
以上のご回答をお願いします。

高橋敬一院長からの回答

かなり重症の椎間板ヘルニアのようで、大変不都合の状態のようですね。最近は椎間板ヘルニアも、かなり重症でなければ手術せずに自然治癒を待つ方法が多くとられているようです。治療再開はすぐにでも可能です。卵管造影検査やAMHの再検査も必要でしょう。このままの体重でも不妊治療は可能ですが、椎間板ヘルニア、妊娠、出産すべてに対して、肥満はマイナスに働きます。したがって不妊治療を再開するならば、減量も同時に開始すべきでしょう。妊娠中でも初期には痛み止めは使用可能ですが、妊娠後期にはアセトアミノフェン以外は注意が必要になります。その意味でも、痛み止めをやめる覚悟があるならば、減量にも力を入れていきましょう。