No. 326

基本的な質問で申し訳ないのですが、ショート法とマイルド法の違い・排卵誘発剤について教えてください。 AMHが高く、ショートかマイルドで決めかねた場合、例えば残存卵子数が『10個』あると仮定すると、ショートでHMGなどの排卵誘発剤を使用して大小合わせて6個採卵、うちの3個が受精したとすると、残存卵子数は、4個になるのですか? 無理矢理、大きく育ててしまって、卵子の質は低下したりしませんか?それなら、残存卵子数が少ないなら、貴重な残りの卵を、1個1個大事に育てる方が良いのかな?と素人考えで思ってしまうのですが…。それとも、採卵した6個のうち、1個はもともと排卵すべき卵で、他の5個は、残りの4個とは別の卵、もともと1個だけ排卵するための予備軍みたいなものなのでしょうか? よろしくお願いします。

No.326 しの

カテゴリ: 排卵誘発剤

基本的な質問で申し訳ないのですが、ショート法とマイルド法の違い・排卵誘発剤について教えてください。
AMHが高く、ショートかマイルドで決めかねた場合、例えば残存卵子数が『10個』あると仮定すると、ショートでHMGなどの排卵誘発剤を使用して大小合わせて6個採卵、うちの3個が受精したとすると、残存卵子数は、4個になるのですか?
無理矢理、大きく育ててしまって、卵子の質は低下したりしませんか?それなら、残存卵子数が少ないなら、貴重な残りの卵を、1個1個大事に育てる方が良いのかな?と素人考えで思ってしまうのですが…。それとも、採卵した6個のうち、1個はもともと排卵すべき卵で、他の5個は、残りの4個とは別の卵、もともと1個だけ排卵するための予備軍みたいなものなのでしょうか?
よろしくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

その周期に排卵するスタートラインに立つ卵子は2ヶ月前から決まっており、排卵誘発剤を使用してもしなくても、その周期に消費される卵子数は変わらないと考えられています。1個ずつ消費されるのではなく、自然周期でも10個程度が消費(1個は排卵しそれ以外は途中で萎縮する)されているのです。一方、AMHが高いならば、卵巣過剰刺激症候群を避ける意味で、マイルド法やHMGアンタゴニスト法などをまずしてみても良いと思いますよ。