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No.529 29110

カテゴリ: 卵子提供

卵子提供の事ですのでまた違う投稿にさせて頂きました。
ちょうどエージェントの方とお会いする前に、読売新聞の記事を拝見し、思わず眉をひそめてしまったのですが、色々な文化的背景からも、諸外国と日本では受け止め方や見聞が違ってもしょうがないのかもしれませんが

そもそも卵子提供だから危険だとかの問題ではなく、体外受精による多胎の可能性や、高齢妊婦の出産リスクが問題なのであって、こちらに通われている方のように、多くの方が高齢で体外受精でお子さんを願っている背景にはあまり触れず、何だか問題がすり替えられているような違和感を覚えました。

本当は、もっと若いうちに基礎知識を多くの皆さんが持って、早い段階で不妊治療を行う意識を高める事が何よりではないのかな?むしろそちらの啓蒙活動の方がその記者の方が訴えるべき視点なのではないのかな?と感じましたし

また、法の整備、という点でも、ドナーさんが産まれたお子さんとの面会を希望していない状況や、実際に妊娠出産された方の気持ちを無視した法案になるのでは、今の日本の風潮では、むしろお子さんと親の繋がりが危うくなるのではないのかな?とも感じました。

諸外国の例では、ドナーさんの人となりが解るものがあれば産まれたお子さんは納得して今の家族の思いを知り仲よく暮らす事が出来る、という見解が通例になっているのを敢えて違う方向に導くのはいかがなものかな?とも思いました。

そのお話もエージェントの方と少し触れたのですが、同じような危惧をされていらっしゃいました。
高橋先生の事はとても信頼されていらしたので、「もしこちらにご縁があるような場合でも、しっかり納得されてからいらして下さいね」とのお言葉を頂けました。

そして、「悔いのないように仕事よりも治療に関しては、わがままな時間をきちんとご自身のためにとって下さいね」ともお言葉を頂けました。
気持ちの上でも母親になる準備が出来た方に授かり物が舞い降りて来るそうで、迷っているうちは母親力が弱いのかな?と思いました。

せっかくの先生とのご縁はどのような形にしろ、私にとって色々な視野を広げられるきっかけになり、大変ありがたい事や、たくさんの方々との出会いを運んでくれました。
どのような形になりましても、今後とも宜しくお願い致します。

今はとにかく、最低限の自分の妊娠出産能力を整える事も大事な事と思っておりますので、多胎や2度の妊娠も視野に入れ、次回の診察の時にその事につきましても教えて頂きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

今回の読売新聞の報道には、私も確かに様々な検討事項があるように思いました。取り扱い方が、センセーショナルな印象を持たれてしまう可能性があると感じます。一方、卵子提供については、声を大にして訴えることは当事者からはおこないにくい現状だと思います。難しく繊細な問題を含んでいることなので、逆にこのような場で当事者の立場に立った情報を提供してゆければよいと考えています。当クリニックの臨床心理士(カウンセラー)の小倉先生もこの問題についてもご相談可能ですのでご参考にしてみて下さい。