No.5406 36514
お世話になっております。
「着床の窓」の時期を調べられるERA検査というものがあります。
何回か移植するものの未だ陰性続きで
胚の良し悪し以外の原因があるのかもしれない、
とも思うので興味があるのですが、
このERA検査を貴院で行えないですか?
またもう一つ質問があります。
先日、酸化ストレステストを受けて、
尿OHdG検査の結果が悪かったのですが、
一時的に悪くなる、ということは考えられますか。
この検査を行った時期に少しストレスが強かったので、
時間をもっと置けば違った結果になるのかと思いまして。
それとも蓄積されたものの結果なので、
変わらないでしょうか。
今はメラトニン、レベラトロールの酸化サプリを服用しています。
効果を実感・継続するかの判断もしたいのですが、
再検査をするとしたら、3か月後くらいでしょうか。
ご多忙の中恐縮ですが、
ご回答いただけますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
当クリニックでは、現在ERA検査はおこなっておりません。ERA検査が本当に有効なのかどうかまだ多くの議論があり、その意義は明確にはなっていないのです。そもそも人間の体はいつも一定、ではありません。検査の時の状態と、実際に胚移植する時の状態も異なっているのです。費用は約20万円ぐらいで、効果の確実性との兼ね合いを考えると、安易に受ける検査の値段ではありません。したがって意義が曖昧なままでは皆さんにお勧めする事には慎重になるのです。今後も引き続き注目はしていきますが、現時点では不明確なままです。人間の体はいつも一定、ではないので、酸化ストレスもいつも同じ状態とは限りません。したがって自覚的にその時期が悪い状態であったならば、その時期だけ良くない結果であった可能性はあります。メラトニンなどのサプリメントを飲んでいるので、再検査しても良いと思います。その時期は明確にはなっていないのですが、1~2ヶ月が目安と考えています。