No. 5812

いつもお世話になっております。遅ればせながら卒業ハガキを送らせていただきました。無事に安定期に入り、やっと悪阻が落ち着いてきました。 質問1 主人と私の不妊原因は、何だったのでしょうか。主人は、精子検査の結果 軽度の男性不妊と診断されました。私は、ホルモン値、卵管造影、子宮鏡では異常は見当たりませんでした。しかし、酸化ストレス値に異常が有りました。まだ20代ですが、卵子の質が芳しくないのが原因でしょうか。 第二子を希望する場合、また高橋先生のお世話になると思うので、今後の参考に教えていただきたいです。 お忙しいところ恐縮ではございますが、宜しくお願い申し上げます。くれぐれもお身体にお気をつけてくださいませ。 クリニックの皆様のお陰で卒業することが出来ました。本当にありがとうございました。

No.5812 37074

カテゴリ: 不妊症検査

いつもお世話になっております。遅ればせながら卒業ハガキを送らせていただきました。無事に安定期に入り、やっと悪阻が落ち着いてきました。
質問1
主人と私の不妊原因は、何だったのでしょうか。主人は、精子検査の結果 軽度の男性不妊と診断されました。私は、ホルモン値、卵管造影、子宮鏡では異常は見当たりませんでした。しかし、酸化ストレス値に異常が有りました。まだ20代ですが、卵子の質が芳しくないのが原因でしょうか。

第二子を希望する場合、また高橋先生のお世話になると思うので、今後の参考に教えていただきたいです。
お忙しいところ恐縮ではございますが、宜しくお願い申し上げます。くれぐれもお身体にお気をつけてくださいませ。
クリニックの皆様のお陰で卒業することが出来ました。本当にありがとうございました。

高橋敬一院長からの回答

今回の治療経過での、絶対的な不妊原因はありません。ただし、今回のように明確な不妊原因が見当たらないことは実際には多いのです。卵管が両側閉塞している、精子がほとんどない、などの方はそれほど多くはありません。一方、女性で一番多い卵管因子の検査としては、子宮卵管造影検査がおこなわれるのですが、これはあくまで影絵であり、正確な検査ではないのです。卵管因子を正確に判断するには、腹腔鏡手術をおこなって、直接腹腔内を見ないと判断はできないのです。しかしここまでする方は希であるので、最も多い原因が曖昧なままで、治療は進んでいくのです。したがって結果的に今回のように、明確な絶対的な不妊原因がないまま、人工授精や体外受背がおこなわれる事が大半です。ただし、不妊原因が全くない、のではなく、精子の問題、軽い子宮内膜症の疑い、卵子の質があまり良くない、などがあり、これらが検査以上に大きな原因であった可能性もあるのです。今はまず、今回の妊娠が無事に出産までいくことに注力して下さい。次回には、また別の検査方法や治療方法ができて、今回よりもスムーズに治療が進む可能性もあるのです。しかし、まずはこの子の誕生に全力を傾けましょう。また第二子にむけての来院をお待ちしております。