No. 5937

高橋先生、初めまして。  私は、40代で現在、体外受精をしております。主治医から、次回の移植までに子宮筋腫の除去を検討しませんかと言われております。喘息自体は、ここ一年以上発作もなく落ち着いていて、また、喘息の先生からは、今は胸の音も綺麗だし、もし手術をするなら事前に発作を抑えるお薬を事前に処方するので、発作が起こる可能性は低いと言われており除去手術には前向きに考えています。  ただ、全身麻酔時に発作が出てしまった場合のリスクもあるので、慎重に検討しています。  そこで、先生ならこのまま子宮筋腫ある状態で移植を継続するのか、それとも発作のが出る可能性もある除去手術をして万全の状態で移植に進みますか?  何分にも、43歳まであまり時間がないのであれもこれもしている余裕がありませんので、高橋先生のご意見を伺わせ頂きたいと思い質問をさせて頂きました。  ご多忙とは存じますが、コメントを頂けたら幸いです。

No.5937 喘息持ちで子宮筋腫あり

高橋先生、初めまして。

 私は、40代で現在、体外受精をしております。主治医から、次回の移植までに子宮筋腫の除去を検討しませんかと言われております。喘息自体は、ここ一年以上発作もなく落ち着いていて、また、喘息の先生からは、今は胸の音も綺麗だし、もし手術をするなら事前に発作を抑えるお薬を事前に処方するので、発作が起こる可能性は低いと言われており除去手術には前向きに考えています。

 ただ、全身麻酔時に発作が出てしまった場合のリスクもあるので、慎重に検討しています。

 そこで、先生ならこのまま子宮筋腫ある状態で移植を継続するのか、それとも発作のが出る可能性もある除去手術をして万全の状態で移植に進みますか?

 何分にも、43歳まであまり時間がないのであれもこれもしている余裕がありませんので、高橋先生のご意見を伺わせ頂きたいと思い質問をさせて頂きました。

 ご多忙とは存じますが、コメントを頂けたら幸いです。

高橋敬一院長からの回答

子宮筋腫が子宮内腔を圧迫しているような状況や、子宮筋腫により採卵ができない状況ならば、手術を考えて良いと思いますよ。一方、子宮内腔に影響していないならば、そのまま体外受精をおこなうことも可能だと思います。麻酔も、開腹手術ならば全身麻酔でなくとも可能でしょう、腹腔鏡ならば通常は挿管による全身麻酔が必要です。一般的には喘息の場合でも、麻酔科医がいてしっかりと管理されるならば手術はそれほどリスクは高いものではないでしょう。もし、子宮筋腫の手術をするならば、手術後は半年ほどは妊娠できない可能性もあります。その場合には、その間に、できるだけ採卵して、多くの胚を保存しておくことをお勧め致します。