No. 6451

調べると賛否両論のようで、アシスティドハッチングをするかどうか迷っています。 凍結胚盤胞の移植の場合はした方がよいでしょうか? 先生のお考えを教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。 アシステッドハッチングについて昨日書き込みさせて頂きましたが、その時書き忘れたことがありましたので、追記します。 アシステッドハッチングについて調べたら効果がそれほどなかったり、かえって着床率が下がるいう意見もあり、とても迷っています。 アシステッドハッチングを行うリスクとして、透明帯の状態が良好な場合には、かえって胚を損傷することがあったり、レーザーを用いたアシステッドハッチングは透明帯を部分的に消滅させてしまい穴を開けてしまう結果、本来卵子を守っていたバリア機能が失われてしまい、培養液中の攻撃因子が卵子の中に入ってきてしまったり等卵子を外界から守ることができなくなること、また、行うことで胚が発生の途中に脱出したり、十分に拡張する前にハッチングが始まってしまい、途中で完全に脱出できずに終わってしまうというリスクがあるようです。 また、桑実胚にはアシステッドハッチングをする意味はあるが、胚盤胞の場合には、ある程度、胚が既に透明帯を圧迫し薄くなってきており、あえてアシステッドハッチングを行う必要はなく、薄くなった透明帯へのアシステッドハッチングは非常に難しく胚の損傷のリスクがあるという意見もあるようですが、先生のお考えを教えていただけますと助かります。 よろしくお願いいたします。 上記のリスクあってもアシステッドハッチングは凍結胚盤胞には行った方がよいものでしょうか? よろしくお願い致します。

No.6451 シュガー

カテゴリ: 凍結胚移植

調べると賛否両論のようで、アシスティドハッチングをするかどうか迷っています。

凍結胚盤胞の移植の場合はした方がよいでしょうか?
先生のお考えを教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

アシステッドハッチングについて昨日書き込みさせて頂きましたが、その時書き忘れたことがありましたので、追記します。
アシステッドハッチングについて調べたら効果がそれほどなかったり、かえって着床率が下がるいう意見もあり、とても迷っています。
アシステッドハッチングを行うリスクとして、透明帯の状態が良好な場合には、かえって胚を損傷することがあったり、レーザーを用いたアシステッドハッチングは透明帯を部分的に消滅させてしまい穴を開けてしまう結果、本来卵子を守っていたバリア機能が失われてしまい、培養液中の攻撃因子が卵子の中に入ってきてしまったり等卵子を外界から守ることができなくなること、また、行うことで胚が発生の途中に脱出したり、十分に拡張する前にハッチングが始まってしまい、途中で完全に脱出できずに終わってしまうというリスクがあるようです。
また、桑実胚にはアシステッドハッチングをする意味はあるが、胚盤胞の場合には、ある程度、胚が既に透明帯を圧迫し薄くなってきており、あえてアシステッドハッチングを行う必要はなく、薄くなった透明帯へのアシステッドハッチングは非常に難しく胚の損傷のリスクがあるという意見もあるようですが、先生のお考えを教えていただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。
上記のリスクあってもアシステッドハッチングは凍結胚盤胞には行った方がよいものでしょうか?
よろしくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

アシステッドハッチングの評価は、未だに明確にはなっていないのが実情です。ここに記載されているようなリスクもあります。実際には、その施設の成績がどうか、という事になります。当クリニックでは、アシステッドハッチングをした方が成績が良かったので、現在では基本的にはアシステッドハッチングをおこなっております。しかし、拡張期胚盤胞の場合には、透明帯はすでに薄くなっており、アシステッドハッチングが難しくなるのでマイナス面が大きくなりますから、その場合にはおこなっておりません。実際には、今通院されている施設の成績によると思いますので、担当にと直接相談された方が良いでしょう。