No. 6698

はじめまして。多嚢胞性卵巣症候群の診断を受け、現在他院にてタイミング療法を行っている者です。治療ではクロミッドを2周期服用し結果が出ず、HMG注射(150)とHCG注射を1周期行いました。注射による治療の後でまた生理がきてしまい、生理3日目に受診したところ、「HMG注射の影響で右側の卵巣に水がたまっている。卵巣嚢腫だね」と言われました。これに関して医師は、卵巣嚢腫に関しては経過を診るとして、来週からまた同じ注射の治療をしようと提案されました。 今回初めてこのようなことが起きたので戸惑ってしまったのですが、副作用として起こりうるものですか?また、お休みせずに不妊治療を続けても良いものなのでしょうか…。十分な説明が無いままだったので、転院を視野に入れ、質問させていただきました。

No.6698 みなみ

カテゴリ: 排卵、排卵障害 排卵誘発剤

はじめまして。多嚢胞性卵巣症候群の診断を受け、現在他院にてタイミング療法を行っている者です。治療ではクロミッドを2周期服用し結果が出ず、HMG注射(150)とHCG注射を1周期行いました。注射による治療の後でまた生理がきてしまい、生理3日目に受診したところ、「HMG注射の影響で右側の卵巣に水がたまっている。卵巣嚢腫だね」と言われました。これに関して医師は、卵巣嚢腫に関しては経過を診るとして、来週からまた同じ注射の治療をしようと提案されました。
今回初めてこのようなことが起きたので戸惑ってしまったのですが、副作用として起こりうるものですか?また、お休みせずに不妊治療を続けても良いものなのでしょうか…。十分な説明が無いままだったので、転院を視野に入れ、質問させていただきました。

高橋敬一院長からの回答

多嚢胞性卵巣(PCO)の場合には、クロミッドで排卵しないこともしばしばありますので、その場合にはHMG注射も使用されます。それ以外には、レトロゾールを使用することがあります。サプリメントとしては、ビタミンDやイノシトールも使用されます。HMG注射で排卵誘発後は、翌周期に排卵できなかった残りの卵胞が残っていることはしばしばあり、珍しいことではありません。しかし、その場合には、当クリニックでは、その周期には、HMG注射による排卵誘発剤を使用せずに、自然周期や飲み薬を使用します。HMG注射周期は、連続しておこなう事はまれで、飲み薬とHMG注射周期を、しばしば交互におこなっています。PCOは、HMG注射では卵巣過剰刺激症候群もおこりやすいので、注意しながら使用した方が良いでしょう。