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No.6948 NT29歳

カテゴリ: 子宮内膜症 治療方針 人工授精

はじめまして。
子宮内膜症チョコ持ちなのですが、体外受精は子供や命のことを考えてしまうと心が痛く踏み切れず、どうにか自然妊娠したく模索しています。現在は人工授精1回目を受けたところです。

現在29歳で片側にチョコレート嚢胞2.5cm ca125が40 AMH4.2です。排卵は片側ずつされているようで、卵管通水検査にて卵管の通りは確認できましたが、次週卵管造影をしてみます。
夫の精液は平均するとWHO基準値より少しいいのかな?と言った感じです。
人工授精を4回ほどして授かれなかった場合、腹腔鏡手術をしてチョコはいじらず癒着のみ剥離して、自然妊娠を目指したいと考えています。
この場合、もし術後妊娠できず体外受精をしたいと思ったとき卵巣機能が低下して手遅れになる場合はあるでしょうか?
あまり前向きではないのですが、腹腔鏡前に採卵して凍結胚を残しておくべきでしょうか?

また、体外受精に関してですが凍結胚を全て移植なさらず破棄…?される方もいらっしゃるのでしょうか?

長々と質問してしまい申し訳ございません。結婚して子供を育てることが夢だったのですごく悩んでいます。ご意見をお聞かせください。

高橋敬一院長からの回答

様々迷われているようですね。多くの選択肢があるので、この場ですべては記載できませんので、考え方の一例をお示しします。まずは子宮卵管造影検査をしっかり受けて下さい。チョコレート嚢腫があるときには、通常での人工授精でもあまり妊娠率の上昇が大きくは得られません。HMG注射などでの強力な排卵誘発が有効とされますが、多胎妊娠の確率は20%程度おこります。チョコレート嚢腫2.5cmでの腹腔鏡の手術はあまりおこないませんが、おこなうならば癒着の剥離だけでなく、チョコレート嚢腫もとることが一般的です。そうしないと内膜症はまたどんどん進む可能性があるからです。手術をする場合には、多種の卵巣機能の低下はあり得ます。しかし、腹腔鏡をここまでしようとしているのに、その後の体外受精のことを心配されるならば、2.5cmのチョコレート嚢腫を手術せずに体外受精に進む考えの方が一般的かもしれません。凍結胚を移植せずにすべて廃棄される方は、離婚した方などであり得ますが、はじめからそのような考えの方は体外受精は通常はしないと思います。