No. 7161

子宮内膜炎の検査を何度か行いましたが、検査結果が100倍視野だったり200倍だったり400倍だったりしています。倍率が違うことで結果が変わってきたりしますか? 子宮内膜炎の検査結果で「40倍2視野分にて30個が観察。200倍1視野では0.6個(30/51)が認められる計算になり、慢性子宮内膜炎ありとはいえません。」とコメントがあり臨床診断の欄には「子宮内膜炎の疑い」と書かれていました。主治医からは内膜炎だと言われたのですが、コメントの意味がよくわかりません。主治医の説明もよくわかりませんでした。400倍で確認して5個以上が陽性判断だと思っていたのですが…。陽性であることは間違いないと思うのですがコメントの意味が分からずもやもやしています。教えて頂けると嬉しいです。

No.7161 とと

カテゴリ: 慢性子宮内膜炎・フローラ

子宮内膜炎の検査を何度か行いましたが、検査結果が100倍視野だったり200倍だったり400倍だったりしています。倍率が違うことで結果が変わってきたりしますか?
子宮内膜炎の検査結果で「40倍2視野分にて30個が観察。200倍1視野では0.6個(30/51)が認められる計算になり、慢性子宮内膜炎ありとはいえません。」とコメントがあり臨床診断の欄には「子宮内膜炎の疑い」と書かれていました。主治医からは内膜炎だと言われたのですが、コメントの意味がよくわかりません。主治医の説明もよくわかりませんでした。400倍で確認して5個以上が陽性判断だと思っていたのですが…。陽性であることは間違いないと思うのですがコメントの意味が分からずもやもやしています。教えて頂けると嬉しいです。

高橋敬一院長からの回答

慢性子宮内膜炎の定義は、実際にはまだ全世界で一致しているわけではありません。当クリニックでは、最もよく使われている、400倍20視野で5個以上のCD138細胞が認められる場合に陽性、を採用しています。倍率が異なると、見える範囲が異なり、「20視野5個以上」の中身が異なってしまいます。その施設が、どのような基準を採用しているかで、陽性、陰性も異なってしまうのです。したがって、検査結果の倍率が異なる場合には、基準を確認された方が良いでしょう。なお、毎回倍率が異なる場合には、その施設の基準がまだ明確になっていない可能性もあります。