No. 7191

いつもお世話になっています。 今まで母子共に授乳に頼った生活をしてきた為に断乳が思ったように進まず、移植との兼ね合いもあり悩んでいます。 自然周期での移植なら授乳しながらでも不可能ではないようですが、その場合の妊娠率やその後の流産率など、きちんと断乳した場合と比べてどの程度の差があるのでしょうか? また現在の授乳は日中のみで、最後の授乳から翌日の授乳までは半日ほど開いています。この時間帯を利用して、ホルモン剤も1日1回だけ使用する…というのは可能でしょうか?そのような使い方は不可能、または意味がなかったり逆に悪影響だったりするのでしょうか? 家庭の事情で、移植自体の先延ばしは極力避けたいと考えています。 無理矢理断乳をするか、デメリットも承知の上で授乳しながら治療を続けるか。自分で納得した上で決めたいので、授乳を続けた場合のリスクをきちんと知りたく質問しました。 治療をする先生の立場でしたら断乳を薦めるのが当然でしょうから、このような質問で申し訳ないです。よろしくお願いいたします。

No.7191 36022

カテゴリ: 凍結胚移植

いつもお世話になっています。
今まで母子共に授乳に頼った生活をしてきた為に断乳が思ったように進まず、移植との兼ね合いもあり悩んでいます。

自然周期での移植なら授乳しながらでも不可能ではないようですが、その場合の妊娠率やその後の流産率など、きちんと断乳した場合と比べてどの程度の差があるのでしょうか?
また現在の授乳は日中のみで、最後の授乳から翌日の授乳までは半日ほど開いています。この時間帯を利用して、ホルモン剤も1日1回だけ使用する…というのは可能でしょうか?そのような使い方は不可能、または意味がなかったり逆に悪影響だったりするのでしょうか?

家庭の事情で、移植自体の先延ばしは極力避けたいと考えています。
無理矢理断乳をするか、デメリットも承知の上で授乳しながら治療を続けるか。自分で納得した上で決めたいので、授乳を続けた場合のリスクをきちんと知りたく質問しました。
治療をする先生の立場でしたら断乳を薦めるのが当然でしょうから、このような質問で申し訳ないです。よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

授乳中の妊娠率への影響は、様々な報告があり、問題ないとされる報告や、妊娠率が低下するとの報告が実際には混在しています。したがって、何%低下するかは、一般的に常識とはなっていないものがあります。生理も順調のようなので、もちろんご希望ならば、胚移植は可能です。しかし、低下するとの報告もあり、実際に胚移植する側からすると、やりにくくなります。当クリニックでは自然周期でも胚移植していますが、高温期が短い場合もあり、実際には自然周期でも黄体ホルモンを高温期に補助的に使用しています。この補助的な使用ができないので、その周期に排卵がよくな場合には、妊娠率の低下があり得るのです。もちろん問題なく排卵して医、娠される事が多いのかもしれませんが、このような補助的な薬剤の使用ができないことをご理解頂く必要があります。ホルモン剤は、1日のうちで1回のみでも、母乳には分泌されるので、このような使用法は無理なのです。