掲示板

院長がお答えします。

No.7210 ななすけ

カテゴリ: 着床障害 凍結胚移植

他院で治療をしております。これまでに8度の移植を行っておりますが未だに妊娠出産まで至っておりません。(8度の中で2度妊娠しましたが、初期流産で終わりました)。着床障害ならびに不育症の検査をした所、血液凝固に異常があることが分かった為、バイアスピリンを飲みながら移植をしましたがやはり着床しませんでした。
現在通院中の先生には着床前診断ができる病院への転院を提案されていますが、まだ安全性が確証されていない上に本来は生命力がある卵でも破棄されてしまう可能性もあると聞いた為、私自身は着床前診断に消極的な気持ちです。
ただ、8度も移植して毎回陰性を繰り返すのは、精神的にも経済的にも厳しいのが本音です。37歳なので休まずに治療を続けたいと思ってますが、高橋先生は着床前診断についてどのようにお考えか教えて頂けないでしょうか?
宜しくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

着床前診断は、産科婦人科学会が主導で、日本にも導入する方向で進んでいます。現在はまだ日本では正式にはおこなえない状況です。着床前診断は、流産の可能性を下げることが、最も意義が高い目的です。一方、胚盤胞の一部分をちぎり取ってくるので、妊娠率が少し下がる可能性はあります。費用は1個あたり10万円程度かかる可能性があり、コストが下がるという意義はあまりないと思います。また、対象者は、胚盤胞が多くある方が主な対象者です。胚盤胞が1~2個の場合には、着床前診断を受けるよりも、胚移植する方が良い、との考えも成り立ちます。この場で、明確には説明はできないにと思いますので、可能ならば遺伝カウンセリングを受けてみては如何でしょうか。判断の手助けになると思いますよ。