No.7270 ゆう
不育症のことで教えて下さい。
私は胚移植後の初期流産が2回起こってしまったため、不育症の検査をお願いしました。その結果、抗核抗体が80倍と問題で、抗リン脂質抗体は陰性でした。ただ、ループスアンチコアグラントは1.3未満が正常値のところ、1.2という結果で、本当に陰性と判断して大丈夫なのか、気になっております。
流産後の子宮内容物の染色体検査は、手術をした施設では実施していなかったため、2回ともできなかったのですが・・やはり、私の抗核抗体のせいで流産してしまったのでしょうか。そのくらい、大きな要因なのでしょうか。また、今後流産を繰り返さないためには、やはりアスピリンなどを服用するしかないでしょうか。
もう流産は繰り返したくありません。どう対応するのが良いか、どうか先生のお考えをお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
女性の抗核抗体陽性は珍しくはありません。また80倍の抗体価は低値なのです。一般的には、抗核抗体が単独で陽性なのは、不育症の原因となならないと考えられています。今回は、それ以外の指標は陰性なので、偶然の胎児の染色体異常による流産である可能性が高いと思いますよ。ただし、このような場合、副作用が少ないので、念のためにアスピリンを使用することは、治療の現場ではしばしばおこなわれています。