No. 7287

他院にて体外受精にトライしています。 二年前に両側卵巣嚢腫の手術をし、一年半ほど前の卵管造影検査で右側の卵管は閉塞、左側の卵管もつまっていると診断されタイミングや人工受精はせず、体外受精からのスタートとなりました。 しかし検査の際、痛みのあまり失神してしまったことや写真などで実際に結果を見ていないことが気になっています。 先日初めての凍結胚盤胞を移植しましたが着床すらせず残念な結果となりました(その前に新鮮胚移植で初期胚を移植、こちらも陰性でした) 移植に先立っておこなった子宮内膜炎検査、子宮鏡検査はともに異常ありませんでした。 凍結胚は胚盤胞が二つ、初期胚が一つ残っているのですが諸事情のため次の移植はしばらくお休みしようと思っています。 その間に卵管造影の再検査をしてみようかと考えていますが、体外受精で結果が出ていない以上あまり意味のないものになりますでしょうか。 お忙しいところ申し訳ありませんが先生のご意見をお聞かせ願えればと思います。

No.7287 やまち

カテゴリ: 卵管造影検査

他院にて体外受精にトライしています。

二年前に両側卵巣嚢腫の手術をし、一年半ほど前の卵管造影検査で右側の卵管は閉塞、左側の卵管もつまっていると診断されタイミングや人工受精はせず、体外受精からのスタートとなりました。
しかし検査の際、痛みのあまり失神してしまったことや写真などで実際に結果を見ていないことが気になっています。

先日初めての凍結胚盤胞を移植しましたが着床すらせず残念な結果となりました(その前に新鮮胚移植で初期胚を移植、こちらも陰性でした)
移植に先立っておこなった子宮内膜炎検査、子宮鏡検査はともに異常ありませんでした。

凍結胚は胚盤胞が二つ、初期胚が一つ残っているのですが諸事情のため次の移植はしばらくお休みしようと思っています。
その間に卵管造影の再検査をしてみようかと考えていますが、体外受精で結果が出ていない以上あまり意味のないものになりますでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありませんが先生のご意見をお聞かせ願えればと思います。

高橋敬一院長からの回答

なかなか思うように行かずお悩みのことと思います。両側の卵巣手術をなさっているようですが、一般的には、チョコレート嚢腫(記載はありませんが)の場合にはしばしばその後の癒着は高度になります。しかし、ご本人の疑問があるようですので、卵管造影検査を再度おこなってみることは無駄ではないと思いますよ。ただし、卵管造影検査はしばしば軽んじられる事により、おこなう術者により、痛みや開通率はやはり異なります。おこなうならば、しっかりと痛み止めを使用して、慣れている術者に再検査を受ける方が良いでしょう。当クリニックでは、卵管造影検査で閉塞している場合には、その場ですぐに選択的卵管造影開通術をおこない、それでも困難な場合には、後日、麻酔をかけての卵管鏡下卵管形成術をおこなっています。選択的卵管造影開通術をおこなっている施設は希ですので、もし当クリニックに来院することが可能でしたらば、検査のみを当クリニックでおこなう事もお受け致しますよ。ご希望の場合には、初診予約を取り、ご相談においで頂けますか。