No. 7357

はじめまして。北陸在住の35歳です。 9ヵ月前に子宮内膜症チョコレート膿腫(右8cm、左5cm)の手術を受けました。卵巣・卵管は温存できましたが手術時の卵管通水検査でかなりの力をかけないと水が通らず、卵管は詰まり気味なので自然妊娠の可能性はゼロではないが難しいと指摘されました。 30歳で結婚しましたが子どもはいらないと考えていたのでずっと避妊していましたが、やはり子どもがほしいと思うようになり解禁しようとした矢先に内膜症の手術が決まり、術後に妊活を始めたので不妊期間は6ヵ月です。 内膜症、チョコレート膿腫、内膜症と手術による卵巣のダメージがあるため自然妊娠は難しいことは理解していますが、夫が不妊治療(特に体外受精)に否定的なため自然妊娠を望んでいます。できるだけ自然妊娠の確率をあげる治療をしたいと思い、FTを受けたいと考えています。 先日内膜症の手術をしたのとは別の病院でFTができると知り受診しました。担当医からは年齢も年齢なので体外受精を進められ、FTをしてもいい結果が得られる可能性は低く時間がもったいないとの見解でした。しかしながらまず、卵管造影検査でどの部分に詰まりがあるのか確認してから考えましょうということになりました。この病院では、FTは腹腔鏡と併用で入院が必要とのことでした。 卵管造影検査の結果次第ではありますが、FTを受けることになれば、日帰りで受けたいと考えおり、私の住んでいる地域ではこの病院しかFTをしていないため、日帰りでFTができる遠方の病院での手術も視野に入れて検討中です。 日帰り可能なFTと、腹腔鏡併用のFTのメリットとデメリットを教えて頂けますでしょうか。内膜症がある場合は腹腔鏡併用のFTの方が向いているのでしょうか。

No.7357 ヘル

カテゴリ: 卵管因子 子宮内膜症 手術

はじめまして。北陸在住の35歳です。
9ヵ月前に子宮内膜症チョコレート膿腫(右8cm、左5cm)の手術を受けました。卵巣・卵管は温存できましたが手術時の卵管通水検査でかなりの力をかけないと水が通らず、卵管は詰まり気味なので自然妊娠の可能性はゼロではないが難しいと指摘されました。
30歳で結婚しましたが子どもはいらないと考えていたのでずっと避妊していましたが、やはり子どもがほしいと思うようになり解禁しようとした矢先に内膜症の手術が決まり、術後に妊活を始めたので不妊期間は6ヵ月です。
内膜症、チョコレート膿腫、内膜症と手術による卵巣のダメージがあるため自然妊娠は難しいことは理解していますが、夫が不妊治療(特に体外受精)に否定的なため自然妊娠を望んでいます。できるだけ自然妊娠の確率をあげる治療をしたいと思い、FTを受けたいと考えています。

先日内膜症の手術をしたのとは別の病院でFTができると知り受診しました。担当医からは年齢も年齢なので体外受精を進められ、FTをしてもいい結果が得られる可能性は低く時間がもったいないとの見解でした。しかしながらまず、卵管造影検査でどの部分に詰まりがあるのか確認してから考えましょうということになりました。この病院では、FTは腹腔鏡と併用で入院が必要とのことでした。

卵管造影検査の結果次第ではありますが、FTを受けることになれば、日帰りで受けたいと考えおり、私の住んでいる地域ではこの病院しかFTをしていないため、日帰りでFTができる遠方の病院での手術も視野に入れて検討中です。
日帰り可能なFTと、腹腔鏡併用のFTのメリットとデメリットを教えて頂けますでしょうか。内膜症がある場合は腹腔鏡併用のFTの方が向いているのでしょうか。

高橋敬一院長からの回答

様々な難しい状況なのですね。日帰りFTは、メリットはその手軽さです。日帰りである事はそれのみでかなりのメリットです。デメリットは、卵管周囲の癒着の有無がわからないことです。腹腔鏡併用FTのメリット・デメリットは、入院が必要である事がデメリットですが、癒着の有無がわかるメリットがあります。実際には、一つの考え方としては、体外受精ができるならば、日帰りFTで十分でしょう。体外受精ができない中での最も積極的な治療は、腹腔鏡併用のFT手術、ということになります。基本はこの視点から考えては如何でしょうか。