No. 7481

初めまして。毎日毎日暗いトンネルの中にいる様な感じです。そんな時、高橋先生の掲示板を拝見し、ぜひ高橋先生に相談したい、そう思い書かせて頂きました。初めての治療は、数日間毎日の注射と、点鼻薬。どのタイミングに貼っていたかは定かではないのですが、皮膚に貼る薬を使用していました。今年の4月に採卵し、7個採れ、2個胚盤胞まで育ちました。2か月後に2個戻す予定でしたが、融解時に1個となってしまい1個戻しました。しかし、着床しませんでした。8月、無理な誘発はしないで良質な卵子を採るという病院に転院いたしました。生理3日目よりクロミフェンを内服し、卵2個採れました。ふりかけと顕微授精で行っていただきました。翌日、電話にて培養士さんに受精確認したところ、2個とも核数の異常とのことでストップすることになりました。現在、45歳です。 胚盤胞まで育ってもらうためには、このまま無理な刺激を与えないで行う方法が良いのか、それともしっかり誘発をして行う方法のどちらが良いのか悩んでいます。年齢的に時間がありません。どうしたらよいのでしょうか。

No.7481 まるこ

初めまして。毎日毎日暗いトンネルの中にいる様な感じです。そんな時、高橋先生の掲示板を拝見し、ぜひ高橋先生に相談したい、そう思い書かせて頂きました。初めての治療は、数日間毎日の注射と、点鼻薬。どのタイミングに貼っていたかは定かではないのですが、皮膚に貼る薬を使用していました。今年の4月に採卵し、7個採れ、2個胚盤胞まで育ちました。2か月後に2個戻す予定でしたが、融解時に1個となってしまい1個戻しました。しかし、着床しませんでした。8月、無理な誘発はしないで良質な卵子を採るという病院に転院いたしました。生理3日目よりクロミフェンを内服し、卵2個採れました。ふりかけと顕微授精で行っていただきました。翌日、電話にて培養士さんに受精確認したところ、2個とも核数の異常とのことでストップすることになりました。現在、45歳です。
胚盤胞まで育ってもらうためには、このまま無理な刺激を与えないで行う方法が良いのか、それともしっかり誘発をして行う方法のどちらが良いのか悩んでいます。年齢的に時間がありません。どうしたらよいのでしょうか。

高橋敬一院長からの回答

なかなか思うような治療ができずにお悩みのことと思います。45歳という年齢は確かに難しい年齢に入っています。一般的には、45歳ですと、1回の体外受精で妊娠する可能性は5%未満であり、お子さんを得られる可能性は0.8%という値なのです。したがって実際には、「100回体外受精を受けたらお一人得られるかもしれません」と言う状況です。採卵できても80%は染色体異常の卵子です。したがって、治療をするならば、排卵誘発剤で採卵できる卵子が沢山(5個以上)あるならば、HMG注射で積極的におこなった方が良いかもしれません。1~2個しか大きくならなそうだったらばマイルドで良いと思います。積極的におこなうならば、DHEAs、ビタミンD、銅、亜鉛、なども検査して、ビタミンD、DHEA、マルチビタミン、メラトニン、亜鉛、などのサプリメントも使用しても良いと思いますよ。ただし、数字としては、希望通りにならない可能性が圧倒的に高いのです。体外受精は、せいぜい5回までと考えては如何でしょうか。どうしてもお子さんを、とお考えならば、卵子提供を考える方が現実的かもしれません。なかなか良いお話しはできませんが、できることをおこなって、ある程度のところで考え方を切り替える事もお考え下さい。