No. 7943

2018年2月より不妊治療しています。20代から両側チョコレート嚢胞があり(右側3センチ、左側小さく分からない)、タイミングや人工受精してきました。しかし子宮卵管造影をしてから右大腿や骨盤、お尻など痛みが出て、右鼠蹊部に固いできものが大きくなった為、何箇所か病院で検査してもらい、最終的に異所性子宮内膜症が鼠蹊部両側にあると診断されました。妊娠したいなら早めに治療した方が良いと体外受精を勧められ、体外受精と顕微受精合わせて3回、胚盤胞で凍結し移植2回。胚盤胞による凍結1つ残しています。しかし、採卵したからか右チョコレート嚢胞が2つになり、合わせて6センチ以上になりました。癒着もあります。今年9月の採卵してリュープロレリン注射で今も抑えているので骨盤等の痛みも和らげ、右鼠蹊部も前より小さくなり、右チョコレート嚢胞は5.8センチほどになりました。しかし採卵後しばらくして右鼠蹊部から小さいできものができ、破裂し茶色の出血が出て病院行くと、チョコレート嚢胞の出血との事でした。毎日1度は出血があり時間が経つと止まりました。今は3日に1度くらいおきに出血が少量ですか出て止まります。リュープロレリン注射は来年2月が6回目です。 そこで2つ質問なのですが、 ①今の状態では、一つ凍結してるものを移植した方が良いのでしょうか?チョコレート嚢胞を手術するなら鼠蹊部のできものも手術して取るとの事ですが、手術すると卵巣機能が衰えると聞いた事があるので不安です。もし移植して妊娠出来なかったらまた採卵になるのでその前に手術になるかもしれませんが…先生の意見も聞きたいです。 ②アルコール固定より手術した方が良いのでしょうか? 長々とすいませんが、よろしくお願いします。

No.7943 そら 35歳

2018年2月より不妊治療しています。20代から両側チョコレート嚢胞があり(右側3センチ、左側小さく分からない)、タイミングや人工受精してきました。しかし子宮卵管造影をしてから右大腿や骨盤、お尻など痛みが出て、右鼠蹊部に固いできものが大きくなった為、何箇所か病院で検査してもらい、最終的に異所性子宮内膜症が鼠蹊部両側にあると診断されました。妊娠したいなら早めに治療した方が良いと体外受精を勧められ、体外受精と顕微受精合わせて3回、胚盤胞で凍結し移植2回。胚盤胞による凍結1つ残しています。しかし、採卵したからか右チョコレート嚢胞が2つになり、合わせて6センチ以上になりました。癒着もあります。今年9月の採卵してリュープロレリン注射で今も抑えているので骨盤等の痛みも和らげ、右鼠蹊部も前より小さくなり、右チョコレート嚢胞は5.8センチほどになりました。しかし採卵後しばらくして右鼠蹊部から小さいできものができ、破裂し茶色の出血が出て病院行くと、チョコレート嚢胞の出血との事でした。毎日1度は出血があり時間が経つと止まりました。今は3日に1度くらいおきに出血が少量ですか出て止まります。リュープロレリン注射は来年2月が6回目です。
そこで2つ質問なのですが、
①今の状態では、一つ凍結してるものを移植した方が良いのでしょうか?チョコレート嚢胞を手術するなら鼠蹊部のできものも手術して取るとの事ですが、手術すると卵巣機能が衰えると聞いた事があるので不安です。もし移植して妊娠出来なかったらまた採卵になるのでその前に手術になるかもしれませんが…先生の意見も聞きたいです。
②アルコール固定より手術した方が良いのでしょうか?
長々とすいませんが、よろしくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

非常に難しい状態だと思います。ましてや実際に診察していないこの場で最良の方法が分かるものではありませんが、お困りのようなので考え方の一例を挙げます。両側のチョコレートの朱を手術するのは、卵巣機能の低下リスクがかなり高くなりますが、今回は片方です。一方、鼠径部のチョコレート嚢腫の問題もあり、日常生活に支障をきたしています。したがって、単純にこの文章からは、チョコレート嚢腫とそけい部の手術を同時におこない、併せて、腹腔内の癒着剥離もおこなっては如何でしょうか。手術により、慢性骨盤痛の軽減や、卵管の状態が良くなることで自然妊娠の可能性も高くなる可能性もあります。リスクは、右の卵巣機能の低下ですが、現在の卵巣機能が問題なければ許容範囲かもしれません。もし卵巣機能が低下しているならば、チョコレート嚢腫のアルコール固定が優先される考えもあります。