No. 8031

に他県で治療中ですが、いつもブログを参考にさせて頂いています。 昨年10月に初めて採卵。今年1月に胚盤胞を移植しましたが、8週で稽留流産となり胎児の染色体検査を行いましたが、染色体に異常はありませんでした。念のため不育症の検査を行ったところ、ダイレクトクロスマッチ検査にひっかかりました。次妊娠したらピシバニールによる免疫療法が必要と言われています。(Th1/Th2 の比率は問題ありませんでした。) その後、7月に胚盤胞移植、8月に初期胚を移植しましたが陰性。10月に2回目の採卵を行い7個の胚盤胞を凍結することができ、11月末に胚盤胞二個を移植しましたが、妊娠には至りませんでした。 そこで先生にご質問です。 ⑴残り、4個の胚盤胞がありますが、2個移植した方が妊娠率はあがりますか? ⑵ダイレクトクロスマッチにひっかかると、妊娠や妊娠継続が難しいのでしょうか? ⑶流産が原因で子宮内の環境がかわり着床しずらくなることはありますか? ⑷なかなか妊娠に至らない場合、他に受けておくべき検査はありますか? 以上4点です。よろしくお願いします。

No.8031 riko

カテゴリ: 着床障害 習慣流産・不育症

に他県で治療中ですが、いつもブログを参考にさせて頂いています。

昨年10月に初めて採卵。今年1月に胚盤胞を移植しましたが、8週で稽留流産となり胎児の染色体検査を行いましたが、染色体に異常はありませんでした。念のため不育症の検査を行ったところ、ダイレクトクロスマッチ検査にひっかかりました。次妊娠したらピシバニールによる免疫療法が必要と言われています。(Th1/Th2 の比率は問題ありませんでした。)

その後、7月に胚盤胞移植、8月に初期胚を移植しましたが陰性。10月に2回目の採卵を行い7個の胚盤胞を凍結することができ、11月末に胚盤胞二個を移植しましたが、妊娠には至りませんでした。

そこで先生にご質問です。
⑴残り、4個の胚盤胞がありますが、2個移植した方が妊娠率はあがりますか?
⑵ダイレクトクロスマッチにひっかかると、妊娠や妊娠継続が難しいのでしょうか?
⑶流産が原因で子宮内の環境がかわり着床しずらくなることはありますか?
⑷なかなか妊娠に至らない場合、他に受けておくべき検査はありますか?

以上4点です。よろしくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

ダイレクトクロスマッチ検査は、臓器移植などの免疫の合致を見る検査ですが、一般的には不育症での意義はまだ明確ではありません。ピシバニールによる免疫療法も一般的には以前にも話題となった時期もありましたが、現在ではまだ認められていない治療法になります。したがって、この件に関しては、担当医との十分な話し合いが必要でしょう。2個移植した方が、その時に妊娠率は上昇しますが、チャンスは2回が1回になります。妊娠されているので、医学的には2個移植が推奨はされません。流産時に特別な問題がなければ、流産自体がその後の不妊原因にはなり難いと考えられます。詳細なことが分からないのですし、1回の胚移植で妊娠されているので、特別な検査はないと思いますが、基本的なことですが、子宮鏡や卵管水腫が無い事は確認されていますでしょうか。