No. 8185

【あと何回くらいの採卵で見切りをつけるべきなのか?】 34歳、他院で治療中のものです。ご回答いただけましたら嬉しいです。 採卵3回目にしてやっと胚盤胞ができました。通算採卵数31個、胚盤胞3個です。 この時点で同世代の平均よりかなり悪いため、現在3つともPGT-A検査に出しているものの、いい結果にならないだろうと内心諦めています。 この年齢でこの成績だと、あと何回くらいの採卵で見切りをつけるべきなのでしょうか? 明確には答えられないと思うので、先生のご経験上の勘で構いませんので、教えていただきたいです。 率直なご意見をお聞かせいただければと思います。 (胚盤胞のグレードは現時点では伝えられておらず不明です。)

No.8185 mm

カテゴリ: 体外受精・顕微授精

【あと何回くらいの採卵で見切りをつけるべきなのか?】

34歳、他院で治療中のものです。ご回答いただけましたら嬉しいです。

採卵3回目にしてやっと胚盤胞ができました。通算採卵数31個、胚盤胞3個です。
この時点で同世代の平均よりかなり悪いため、現在3つともPGT-A検査に出しているものの、いい結果にならないだろうと内心諦めています。

この年齢でこの成績だと、あと何回くらいの採卵で見切りをつけるべきなのでしょうか?
明確には答えられないと思うので、先生のご経験上の勘で構いませんので、教えていただきたいです。
率直なご意見をお聞かせいただければと思います。
(胚盤胞のグレードは現時点では伝えられておらず不明です。)

高橋敬一院長からの回答

採卵数が多いのに、なかなか胚盤胞までいかないことは、当クリニックでも時々あります。これらに対しては、排卵誘発方法を、ロング法、HMGアンタゴニスト法、レトロゾールHMG法などありますので、変えてみる選択肢があります。その他、ビタミンD、C、亜鉛、銅、などの検査も参考になるでしょう。体重は如何でしょうか?肥満、やせ過ぎはありませんか。次に、PGTAの最も良い適応は、胚盤胞が沢山ある方が、戻す胚を選択する事が目的です。5個未満ならば、PGTAをおこなうよりも、すべて戻す方が良いという考え方もあります。PGTAをおこなう事で、正常であった胚にストレスがかかり、本来妊娠した可能性がある胚の妊娠率が低下する可能性もありうるのですね。PGTAで赤ちゃんが増える(正常胚が増える)のではなく、流産が少なくなることが本来の利点なのです。今回はすでに検査をうけているので、その結果が良いことをまずは期待しましょう。治療には高額な負担がかかりますが、卵巣の機能からすれば、まだ見切りをつけるのは早いように思います。がんばって下さいね。