No. 8196

他院で治療中の29歳です。 何度か体外受精・移植をしていますが、着床もせず陰性が続いています。 気になっているのが内膜の厚みの推移です。 排卵期は比較的厚みが出て、10〜12ミリまでになるのですが、そこから必ず薄くなり、移植時には8ミリ以下になっています。 担当医師からは、原因は分からないし排卵期にこの厚みがあるなら問題ない、と言われていますが、毎回のことなので不安に思っています。 判明している不妊因子は、子宮筋腫(5センチ前後・手術検討中)とPCOSですが、これらが影響している可能性もありうるでしょうか。 転院を検討中のため、貴院で治療できる可能性がありましたらご教示いただけますと幸いです。

No.8196 ゆ

カテゴリ: 子宮筋腫・卵巣腫瘍 凍結胚移植

他院で治療中の29歳です。
何度か体外受精・移植をしていますが、着床もせず陰性が続いています。
気になっているのが内膜の厚みの推移です。
排卵期は比較的厚みが出て、10〜12ミリまでになるのですが、そこから必ず薄くなり、移植時には8ミリ以下になっています。
担当医師からは、原因は分からないし排卵期にこの厚みがあるなら問題ない、と言われていますが、毎回のことなので不安に思っています。
判明している不妊因子は、子宮筋腫(5センチ前後・手術検討中)とPCOSですが、これらが影響している可能性もありうるでしょうか。

転院を検討中のため、貴院で治療できる可能性がありましたらご教示いただけますと幸いです。

高橋敬一院長からの回答

排卵時期には、女性ホルモンのエストラジオールが低下するので、一時的に子宮内膜が薄くなることは良くある事です。胚移植時に厚くなっていれば問題ないと考えられます。しかし、なかなかに妊娠しない場合には、単に子宮内膜の厚さだけではなく、子宮筋腫の手術も選択肢になります。それ以外には、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、TH1/TH2の免疫機能、なども調べてはいますでしょうか。特殊ではありますが、着床の窓のERA検査もあります。子宮筋腫の手術も考えているならば、これらの検査も考慮されてい良いと思いますよ。