No.8395 まさはる
院長こんにちは。いつも拝見させて頂おります。
夫31歳、妻36歳の夫婦です。
2019年7月に入籍し5ヶ月ほどタイミングをとってもなかなか妊娠せずまた妻の年齢のこともあって早いに越したことはないと思い、同12月に他院ですが近くの不妊治療院で一通りの検査をして参りました。
両側卵管は綺麗に通っており、抗ミュラー管ホルモン値は4.14ng/ml、子宮鏡検査では内膜ポリープなし、壁側中心にマイクロポリープが見つかりましたが気にするほどではないとのこと、ただ細菌検査で細菌性膣炎と診断されラクトバチルスが少なくガードネレラ菌が多いとのことでフラジール錠とレベニン錠を7日間服用後、ラクトフローラ膣錠を服用し現在3日目ですが、今まで感じていたおりものの異臭がなくなってきたのを実感しています。
ほかに目立つ異常はないとのこと。妻の方はこのような状況です。
気になるのは夫の方なんです。
昨年12月下旬の精液検査では、
精液量1.0ml
精子濃度817万/ml
運動率28.5%
前進運動率23.3%
正常形態率35.0%
白血球濃度5万/ml
一言で体外受精だね、と言われました。
リベンジを申し出、1月中旬に再度検査いたしましたところ、
精液量7.0ml
精子濃度643万/ml
運動率40.3%
前進運動率34.7%
白血球濃度5万/ml
やはりこの数じゃ顕微授精だね、と簡単に言われてしまい夫婦ともにショックを受けておりました。
泌尿器科の先生にも見て頂きましたが精索静脈瘤もありませんでした。
その後こちらのHPを見つけて過去の質問からインフルエンザにかかった方の書き込み・院長の返信を拝見し思い当たることがあります。
実は昨年12月上旬に夫がインフルエンザにかかり、39度近い高熱で3.4日間ほど寝込んでおりました。このときの高熱が作用してこのような精子濃度結果になっている可能性はありますでしょうか。例えば3月頃、再度精液検査をしたら自然妊娠基準を満たす精子濃度に戻っている可能性は、あるものでしょうか。
それとも2度の検査結果により自然妊娠は難しい、やはり早めに顕微授精に進んだ方がよいと思われますでしょうか。自然妊娠で授かることを諦められないでいます。
また、男性側には効果的な投薬はないと思いますがそれでも、精子数を増やすサプリなど貴院でおすすめしていることなどあるものでしょうか。
ちなみに夫は再婚で、1度目は10年ほど前に自然妊娠で1人授かっています。
病院に行くのも大変高額で・・お手数ですがご回答何卒よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
インフルエンザの影響で、精子の状態が悪くなることはしばしばあります。今回も時期的に、その影響が残っていても不思議ではありません。精子が出来るまでに70日ほどかかります。したがって、12月上旬にインフルエンザにかかった場合には、3月以降の検査を見てみる必要があると思います。この2回夫検査結果は、確かに自然妊娠は簡単ではありませんが、精子は元々ばらつくので、現時点で自然妊娠を否定するのも早計でしょう。特効薬はありませんが、漢方やビタミン剤は当クリニックでも使用しています。ますは再検査で如何でしょうか。急ぐならば、人工授精を何回か受ければ、その際にも検査をすると思いますので、治療と検査を同時におこなう事にもなります。