No.8465 さとこ
半年ほど前から他院に通院中の32歳です。AMH15でPCOSと診断されています。
夫は検査結果に問題なしです。
【これまでの治療過程】
レトロゾール1錠5日間内服で卵胞育たず、クロミッド半錠6日間追加するも育たずリセット。
レトロゾール2錠にしても育たずリセット。
レトロゾール1錠5日間+ゴナール37.5~50自己注射しても育たずリセット。
レトロゾール2錠5日間+ゴナール37.5~62.5自己注射しても育たずリセット中。
いずれも最大でも10mほどの小卵胞が多数で、内膜も6m以下という状態で、毎回D30前後でピル服用しリセットしています。通院開始から一度も排卵に至っていません。
今回担当医より、体外受精の方が早いかもしれないというお話があり少し迷っています。
(腹腔鏡手術の実施は無しのようです)
・もう体外受精に切り替えるべきだと思われますか?
・このまま内服や自己注射等で続ける場合、どうすれば卵胞が育つと思われますか?
ぜひ院長先生のお考えをお伺いしたいです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
AMH 15はかなり頑固なPCOだと推測されます。内服薬では、クロミッド3錠、プレドニン併用、などもあり得ます。また注射を増やせば卵胞は発育します。漸増法とられますが、期間が長くなることもしばしばあります。当クリニックでは1ヶ月間注射を継続して1個排卵して妊娠した方もいらっしゃいます。卵胞が多数で結局キャンセルすることもしばしばあります。排卵させることは可能ですが、1~2個のみ排卵させることが難しいのです。これ以外の対策は、腹腔鏡による卵巣表面の多孔術、または体外受精になります。まだ様々な方法はありますが、やはり担当医との十分な相談が必要ですね。