No. 8604

凍結胚盤胞を融解しての着床前診断を勧められていますが、有効か疑問です。 2018年8月より4回胚盤胞移植をしております。2018年1度目の移植をし妊娠後、6w5dで流産。2回目は化学流産で、2019年にERA・子宮内膜フローラ・慢性子宮内膜炎/銅亜鉛検査が問題なしでしたので3回目の移植をするも着床なしでした。 そこでth1・th2検査したところth1の値が27と高い為、タクロリムス3錠/日を服用して胚盤胞移植しましたが、着床しませんでした。 41歳の年齢を考え、残りの凍結胚盤胞が7個を融解し着床前診断をして、正常胚をタクロリムスを4錠/日に増やして移植するよう勧められていますが、融解、再凍結した胚盤胞を移植すると検査した胚盤胞への見えないダメージにより更にth1から異物ととらえられ攻撃されるとの意見を聞きました。 このまま、着床前診断をせずに移植を続けるか、融解して着床前診断を行うか迷っております。 先生はどのようにお考えでしょうか。

No.8604 はるはる

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 凍結胚移植

凍結胚盤胞を融解しての着床前診断を勧められていますが、有効か疑問です。
2018年8月より4回胚盤胞移植をしております。2018年1度目の移植をし妊娠後、6w5dで流産。2回目は化学流産で、2019年にERA・子宮内膜フローラ・慢性子宮内膜炎/銅亜鉛検査が問題なしでしたので3回目の移植をするも着床なしでした。
そこでth1・th2検査したところth1の値が27と高い為、タクロリムス3錠/日を服用して胚盤胞移植しましたが、着床しませんでした。

41歳の年齢を考え、残りの凍結胚盤胞が7個を融解し着床前診断をして、正常胚をタクロリムスを4錠/日に増やして移植するよう勧められていますが、融解、再凍結した胚盤胞を移植すると検査した胚盤胞への見えないダメージにより更にth1から異物ととらえられ攻撃されるとの意見を聞きました。

このまま、着床前診断をせずに移植を続けるか、融解して着床前診断を行うか迷っております。
先生はどのようにお考えでしょうか。

高橋敬一院長からの回答

着床前診断は、現在、臨床研究の最中です。これは、この1月以降の採卵からおこなった方が対象だと思います。したがって、はるはるさんは現時点では、着床前診断の臨床研究の対象ではないかもしれません。もう一度確認されてみては如何でしょうか。着床前診断には、融解、一部卵子細胞採取、凍結、によるダメージもあり得ますので、その分妊娠率が低下する可能性もあるのです。その点は十分に相談する必要がありますね。