No. 8837

転勤に伴いこちらに転院を考えています。 前クリニックでは検査のみで治療は開始しないままだったのですが、体外受精(顕微授精がいいと言われました)をする予定でした。そこで排卵誘発の薬(ホルモン剤?の注射)は今後の卵子の質が低下するのでやりませんと言われました。 しかし別のクリニックで不妊治療中の知人はこ毎回この注射をしているそうです。ただ体調が悪くなると言っていました。 勉強不足ですみませんが体外受精の際にこの排卵誘発な注射は行うのが一般的なのでしょうか?こちらのクリニックでは積極的に使用しているのでしょうか?それとも個人の状況によるのでしょうか。 ささいなことですが卵子の質が低下する、、という前の医師の言葉が気になっています。院長先生の考え、方針を回答いただけるとうれしいです。

No.8837 ゆうき

カテゴリ: 排卵誘発剤 体外受精・顕微授精

転勤に伴いこちらに転院を考えています。
前クリニックでは検査のみで治療は開始しないままだったのですが、体外受精(顕微授精がいいと言われました)をする予定でした。そこで排卵誘発の薬(ホルモン剤?の注射)は今後の卵子の質が低下するのでやりませんと言われました。
しかし別のクリニックで不妊治療中の知人はこ毎回この注射をしているそうです。ただ体調が悪くなると言っていました。
勉強不足ですみませんが体外受精の際にこの排卵誘発な注射は行うのが一般的なのでしょうか?こちらのクリニックでは積極的に使用しているのでしょうか?それとも個人の状況によるのでしょうか。
ささいなことですが卵子の質が低下する、、という前の医師の言葉が気になっています。院長先生の考え、方針を回答いただけるとうれしいです。

高橋敬一院長からの回答

年齢を考えると、治療は急いだ方が良いでしょう。体外受精時に、積極的にHMG注射を使用するかどうかは、その施設の考え方があります。当クリニックでは、1回の採卵あたりの妊娠率が高いので、卵巣機能がしっかりしているならば、HMG注射を使用して出来るだけたくさんの卵子をとる方針でおこなっています。年齢が高くなればなるほど、卵子に質は低下して妊娠率も低下します。今の卵子が最も若い卵子なのですね。HMG注射を使用した翌周期などは卵巣は低下するので卵巣の反応は悪くなります。卵子の質が悪くなるかどうかは、様々な考えがあり議論があるところです。しかし、体外受精の目的は、卵子の質を良くすることなのか、妊娠の可能性を良くすることなのか、どちらが目的なのでしょうか?と言うとことではないでしょうか。