No. 9007

いつも拝見させていただいております。 他院にて人工授精まで行っているのですが、将来的には体外受精と着床前診断(PGT-A)を希望しております。 現在の病院で着床前診断について相談したところ、費用や卵に対する負担を考えると検査をするよりも全て戻す方を勧めるようなお話がありました。 年齢を考えると戻せる卵の数も少ないかと思うのでもっともだと思うのですが、流産や着床しない月日を考えると効率が悪いのではないかと思うこともあります。 その後そちらの病院でもPGA-Tの認可がおりたとブログで拝見しまして、積極的に取り入れてくださるならとても心強く感じております。 そこで質問なのですが、やはり高齢の為あまり検査をする意味はないのでしょうか?(女性43歳、AMH=1.79、男性58歳です) また、今の病院で体外受精で2度の着床不全や流産があった場合は、診断書があればそちらの病院に移った時に、PGT-Aを受ける資格があるのでしょうか。また検査費用は卵1個につきどの位になりますか? お忙しいところ申し訳ございませんがご回答いただけましたら幸いです。

No.9007 tomo

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 体外受精・顕微授精

いつも拝見させていただいております。
他院にて人工授精まで行っているのですが、将来的には体外受精と着床前診断(PGT-A)を希望しております。
現在の病院で着床前診断について相談したところ、費用や卵に対する負担を考えると検査をするよりも全て戻す方を勧めるようなお話がありました。
年齢を考えると戻せる卵の数も少ないかと思うのでもっともだと思うのですが、流産や着床しない月日を考えると効率が悪いのではないかと思うこともあります。
その後そちらの病院でもPGA-Tの認可がおりたとブログで拝見しまして、積極的に取り入れてくださるならとても心強く感じております。
そこで質問なのですが、やはり高齢の為あまり検査をする意味はないのでしょうか?(女性43歳、AMH=1.79、男性58歳です)
また、今の病院で体外受精で2度の着床不全や流産があった場合は、診断書があればそちらの病院に移った時に、PGT-Aを受ける資格があるのでしょうか。また検査費用は卵1個につきどの位になりますか?
お忙しいところ申し訳ございませんがご回答いただけましたら幸いです。

高橋敬一院長からの回答

着床前診断は認可がありましたので、ご希望の方には、すでに臨床試験として、PGT-Aは開始されています。診断書があり適応が確認出来れば問題なくPGT-Aは受けられますよ。最初は、遺伝カウンセリングを受けて頂く必要があり、その上でご判断頂きます。年齢との兼ね合いをみると、胚盤胞の数によると思います。PGT-Aはすべて胚盤胞でおこなわれます。1個あたり約10万円のPGT-Aの料金がかかります。したがって、1~2個の胚盤胞ならば、そのまま移植する、という判断も成り立ちます。最も良い対象者は、「胚盤胞が5個以上ある方が、移植する胚を選べる」事ができる方なのです。もし胚盤胞が少ないならば、PGT-Aの意義は大きくはありません。したがって、実際に受けるかどうかは、得られる胚盤胞の数にもよるのですね。