No.9220 47810
お世話になっております。
以前の血液検査で、抗精子抗体があることが分かり、体外受精を勧められました。
体外については前向きに考えており、今周期で採卵をと考えております。
移植については、内膜炎の炎症の具合によるので、今周期で内膜炎の検査も再度する予定にしています。
体外受精について、後ろ向きというわけではないのですが、ふと疑問に感じたことがあるので質問させていただく思います。
抗精子抗体の数値は今後、変動することもあるのでしょうか?
一度、抗体ができてしまうと強くなることはあっても、陰性になることはないのでしょうか?
再度、検査する機会などはあるものなのでしょうか。
教えていただけますと幸いです。
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
抗精子抗体の抗体価は変動します。抗体価が低い場合には、再検査で陰性になることはあります。しかし、陰性は「0」という意味ではないのです。抗体が一旦出来たらば、「0」にはならないのです。今回の抗精子抗体の抗体価(SI50)は、3.9であり、低くはありません。したがって再検査で陰性になる可能性は通常はありません。ただし、一般論として、検体の取り間違えや結果の入力ミスなど、前回の検査自体が間違いでる可能性も完全に0とも言えないので、結果に疑問がある場合には再検査をしても良いと思います。ご希望の場合には、次回来院時にお申し出頂けますか。