No.9330 No.9317 由里子
高橋先生ブログと掲示板をいつも拝見させて頂いております。
体外受精でなかなか結果が出ない為、転院を考えています。
合わせてERA検査と着床前診断を行いたいのですが、先生の病院で着床前診断を行われているということですが、21トリソミーの精度は100%でしょうか?100%でない場合、精度は何%ぐらいでしょうか?
羊水検査の方が制度が高いのでしょうか?
羊水検査は稀に流産することがあると聞き、事前に着床前診断で
トリソミーの不安を払拭できればと思っています。
高橋敬一院長からの回答
着床前診断は、胚盤胞の一部分をとって検査しますが、それが全体を見ているわけではないので、基本的に診断の精度は100%ではないのです。モザイクなどもあり、21トリソミーの診断精度をお話しすることは難しいのです。ただし、すべての細胞が21トリソミーならば、理論上は100%診断可能です。一方、そもそも検査できないことも2%程度あります。精度としては羊水検査の方が高いでしょう。このように複雑なこともあるので、着床前診断には、お二人そろっての遺伝カウンセリングが必要になります。羊水検査の前には、NIPTという母体採血で、100%に近い確率での推測が可能です。これらも遺伝カウンセリングで説明されますよ。