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院長がお答えします。

No.9344 結婚7年目

カテゴリ: 凍結胚移植 体外受精・顕微授精

はじめまして。

4年ほど前からクリニックに通い、昨年末から体外受精にステップアップしました。1度目の移植では妊娠したものの、9週で残念ながら流産してしまいました。

本日2回目の胚移植をしてきましたが、そこで不安になったことがあるので教えてください。
胚移植後に今回戻した融解後の胚盤胞の状態について説明されました。今回は4AAと2BCのグレードの胚を2つ戻しました。4AAの方はかなり良い状態で拡張胚盤胞までなっていると言われたのですが、その卵の中に小さな黒い影があってそれが少し心配だと言われました。培養士の先生が言うには、脂肪が多い部分で細胞が壊死しているかもしれないとのことです。もし、その黒い部分が広がってしまえば卵自体がダメになってしまう可能性があると言われました。しかし、赤ちゃんになる部分ではないし、それ以外の細胞が元気に育てば問題はないと言われました。珍しいことでもないとも言っていましたが、やはり黒い部分について不安になりました。

このような胚の状況でも移植をするのでしょうか。また移植した場合、無事に妊娠、出産が期待できるのでしょうか。無事に出産できたとして赤ちゃんに全く影響はないのでしょうか。

色々ネットで調べましたが、あまり例がなかったので質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

具体的な壊死部分の場所や程度が分からないのですが、赤ちゃんになる部分ではないと言うことなので、周辺の部分の変性だと思います。これがどの程度影響するかは明確には分かっていません。しかし、一部分がそうであっても胚移植はされています。胚盤胞でも、例えば、染色体異常の細胞はよくあるのですが、分割は進むうちに排除されて、分娩時には異常細胞はほとんどなくなっているのです。そのような機能があるのですね。したがって当クリニックでも、移植する順番は遅くなりますが、胚移植はおこなっています。一方、全く影響ない、とは誰にも分からないのですね。通常でも、1%弱程度に奇形はおこり、0.5%弱程度に染色体異常がおこるのです。残念ながら保証は誰にもないので、その中での判断にならざるを得ないのです。