No. 9696

高橋先生、いつも相談に乗ってくださりありがとうございます。 他院で凍結した胚がまだ4つ残っており、D5 3cc、D5 blast2(初期胚盤胞G2)でこれらは37歳の卵子を凍結させたあとに受精させたものです。あとはD5 blast1(初期胚盤胞G1)、D3 9G1で、これは38歳で採卵後にすぐ受精させ凍結したものです。 他院が遠方でなかなか主治医に相談に行けず、自分で考えた結果を一度高橋先生に聞いて頂けましたらとても幸いです。 この4つの中で、次に9G1を移植してみようと思うのですが、今のところ稽留流産→二度の化学流産の経過なので、無駄な胚移植はしたくないという思いから、9G1は追加培養で培養室で育ててもらい、育たなければblast1(初期胚盤胞G1)を移植してもらおうかと思っています。 (人にもよると思うのですが、私の場合は未受精卵を凍結させたものは良好胚でしたが二度の化学流産で終わっているので、今残ってある3cc、blast2は後に回そうと思っています。) そこで、もし9G1が良好胚に育てばそれ一つを移植してもらい、不良胚になればblast1とあわせて二つを移植してもらおうかと悩んでいます。二つなら多胎のリスクはあると思うのですが、果たして不良胚を二つ移植して、二つとも育ってしまう可能性はどれくらいのものなのでしょうか。 双子は嬉しいですが、リスクも考えるとチャレンジする気持ちが怯んでしまいます。 長文になりましたが、アドバイスを下さると嬉しく思います。恐縮ですが、宜しくお願い致します。

No.9696 47705

カテゴリ: 凍結胚移植

高橋先生、いつも相談に乗ってくださりありがとうございます。

他院で凍結した胚がまだ4つ残っており、D5 3cc、D5 blast2(初期胚盤胞G2)でこれらは37歳の卵子を凍結させたあとに受精させたものです。あとはD5 blast1(初期胚盤胞G1)、D3 9G1で、これは38歳で採卵後にすぐ受精させ凍結したものです。

他院が遠方でなかなか主治医に相談に行けず、自分で考えた結果を一度高橋先生に聞いて頂けましたらとても幸いです。

この4つの中で、次に9G1を移植してみようと思うのですが、今のところ稽留流産→二度の化学流産の経過なので、無駄な胚移植はしたくないという思いから、9G1は追加培養で培養室で育ててもらい、育たなければblast1(初期胚盤胞G1)を移植してもらおうかと思っています。
(人にもよると思うのですが、私の場合は未受精卵を凍結させたものは良好胚でしたが二度の化学流産で終わっているので、今残ってある3cc、blast2は後に回そうと思っています。)

そこで、もし9G1が良好胚に育てばそれ一つを移植してもらい、不良胚になればblast1とあわせて二つを移植してもらおうかと悩んでいます。二つなら多胎のリスクはあると思うのですが、果たして不良胚を二つ移植して、二つとも育ってしまう可能性はどれくらいのものなのでしょうか。
双子は嬉しいですが、リスクも考えるとチャレンジする気持ちが怯んでしまいます。

長文になりましたが、アドバイスを下さると嬉しく思います。恐縮ですが、宜しくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

胚移植を戻す考え方は、一般的には、胚盤胞から、良い胚から戻すのが論理的です。また、胚は一つ一つ異なるので、同じ日に採卵したものが同じ傾向があるとは言えません。記載されている方針は理解はできますが、理由は医学的な根拠に基づくものではありません。したがって判断も迷うことになっています。原則にのってって「胚盤胞から、1個ずつ胚移植をする」のも自信を持てる一つの考え方だと思います。