No. 9762

お世話になっております。 前回はご返信ありがとうございました。 先日から貴院に転院させていただき、現在採卵に向けて通院中です。よろしくお願いいたします。お忙しいところ申し訳ないのですが、どうしても心配なことがでてきてしまい先生にお聞きしたく書き込みさせていただきます。 現在生理3日目よりHMGフェリングを300IU投与し、今日診察を受け今日から5日間375IUを投与することになりました。 卵胞の育ちがあまりよくないので増やしていただいたのかなと思うのですが、検索すると一般的には300くらいまでのようで375IUというのはもしかしたら結構多いのではないかと思いました。 過去にゴナールエフを1日225IUまでしか投与したことがなく、その時はOHSSにはなりませんでしたがそれでも卵巣がはれて下腹部がふくれ胃が圧迫されて苦しくなったことがあります。HMGフェリングを使うのは今回初めてなのですが、この量を私が5日間使っても大丈夫でしょうか。 また、排卵抑制の注射を日曜日と火曜日に投与するのですが、前院でセトロタイドを使った際赤くなり腫れたと伝えてあったので、ガニレストを渡されました。 セトロタイドとガニレストの違いについて渡された時は知らなかったのですが、家に帰り調べると凍結胚移植の妊娠率と生産率がセトロタイドよりガニレストが有意に下がる(約4パーセント)という論文を元にした記事を見て不安になりました。 前院でセトロタイドを使った時、2回目以降はだいぶ赤みや腫れも少なくなったので、セトロタイドの方が妊娠率があがるならその方がよかったのではないかと、後悔しています。まだ投与はしていませんが、遠方に住んでいるため交換をしてもらいに行くことも叶いませんが、どうしても心配がぬぐえないので書き込みさせていただきました。先生のお考えはいかがでしょうか。また、何か今からできる対処法はないでしょうか。

No.9762 48755

カテゴリ: 排卵誘発剤 体外受精・顕微授精

お世話になっております。
前回はご返信ありがとうございました。
先日から貴院に転院させていただき、現在採卵に向けて通院中です。よろしくお願いいたします。お忙しいところ申し訳ないのですが、どうしても心配なことがでてきてしまい先生にお聞きしたく書き込みさせていただきます。

現在生理3日目よりHMGフェリングを300IU投与し、今日診察を受け今日から5日間375IUを投与することになりました。
卵胞の育ちがあまりよくないので増やしていただいたのかなと思うのですが、検索すると一般的には300くらいまでのようで375IUというのはもしかしたら結構多いのではないかと思いました。
過去にゴナールエフを1日225IUまでしか投与したことがなく、その時はOHSSにはなりませんでしたがそれでも卵巣がはれて下腹部がふくれ胃が圧迫されて苦しくなったことがあります。HMGフェリングを使うのは今回初めてなのですが、この量を私が5日間使っても大丈夫でしょうか。

また、排卵抑制の注射を日曜日と火曜日に投与するのですが、前院でセトロタイドを使った際赤くなり腫れたと伝えてあったので、ガニレストを渡されました。
セトロタイドとガニレストの違いについて渡された時は知らなかったのですが、家に帰り調べると凍結胚移植の妊娠率と生産率がセトロタイドよりガニレストが有意に下がる(約4パーセント)という論文を元にした記事を見て不安になりました。
前院でセトロタイドを使った時、2回目以降はだいぶ赤みや腫れも少なくなったので、セトロタイドの方が妊娠率があがるならその方がよかったのではないかと、後悔しています。まだ投与はしていませんが、遠方に住んでいるため交換をしてもらいに行くことも叶いませんが、どうしても心配がぬぐえないので書き込みさせていただきました。先生のお考えはいかがでしょうか。また、何か今からできる対処法はないでしょうか。

高橋敬一院長からの回答

体外受精での排卵誘発剤は、300単位までとは特別きまってはいません。その方に応じて増加する必要があります。特に、セトロタイドなどの排卵抑制剤を使用する際には、HMG注射を増量しないと、ホルモン値が低下していまうことがしばしばあるので、増量するのが普通です。年齢を考えると、しっかりと排卵誘発して、一番若いときの卵子を使用・保存する方が最も良いのではないでしょうか。卵巣過剰刺激症候群の予防薬は今は複数あるのでしっかりと使用していく予定です。現在、ガニレストがセトロタイドより成績が悪くなるとの認識は全く一般的にはなっていません。また今後、セトロタイドは2月で使用中止になる予定です。現時点ではガニレストを使用している施設の方が多いでしょう。ご希望ならば変更致しますが、セトロタイドとガニレストの成績の差を問題にしている施設は私は聞いたことがありません。副作用のあるものを無理して使用するメリットはないと思いますよ。医学論文は様々あり、正反対の報告は山ほどあります。実際には、医学論文が1つ1つが正しいわけではないのですね。