No. 9963

はじめまして。 不妊治療(着床前診断)を検討している者で、先生のご意見をいただきたく書き込みさせていただきます。 昨年9月に胎児水腫がわかり絨毛検査でトリソミーがあり、出産までこぎつけるのは厳しく次を急ぐなら、という事で中絶。 その後1月に再度妊娠するも胎芽のみ確認で初期流産という状態です。 狙えばすぐに臨床学的妊娠までは漕ぎ着けますが、染色体異常が2回続いているため 年齢を考慮すると時間もなく、何よりこのような辛い虚しい思いをするのが怖いので 着床前診断を検討しております。 ただ、心に掛かるのは不妊ではないのにわざわざ体外受精をしなければならない事です。 このようなケースの場合、先生は着床前診断をおすすめされますでしょうか? ご意見を頂戴できますと幸いです。

No.9963 ぽぽたん

カテゴリ: 着床前診断・遺伝

はじめまして。
不妊治療(着床前診断)を検討している者で、先生のご意見をいただきたく書き込みさせていただきます。

昨年9月に胎児水腫がわかり絨毛検査でトリソミーがあり、出産までこぎつけるのは厳しく次を急ぐなら、という事で中絶。
その後1月に再度妊娠するも胎芽のみ確認で初期流産という状態です。

狙えばすぐに臨床学的妊娠までは漕ぎ着けますが、染色体異常が2回続いているため
年齢を考慮すると時間もなく、何よりこのような辛い虚しい思いをするのが怖いので
着床前診断を検討しております。

ただ、心に掛かるのは不妊ではないのにわざわざ体外受精をしなければならない事です。

このようなケースの場合、先生は着床前診断をおすすめされますでしょうか?
ご意見を頂戴できますと幸いです。

高橋敬一院長からの回答

流産が続きご不安のことと思います。2回目の流産も染色体異常であったのでしょうか。今回のようなケースは判断は難しいと思います。そのまま妊娠に向かう選択肢もあります。しかし、少しでも流産の可能性少なくするには、不育症の検査もしておいた方が良いでしょう。その上で、着床前診断もありえます。現状では、医療従事者側から着床前診断をお勧めする状況ではないでしょう。着床前診断をおこなうには体外受精が必要ですが、その考え方は個人差があります。その方がどこまで流産予防の手段を希望するかによるのです。一方、年齢を考えると、今後もすぐに妊娠するとも限らないので、その点も考えて、体外受精に踏み切る考え方もあるのですね。胎児の染色体異常を少なくする一つの有力な手段は、少しでも早く妊娠することでもあるのです。このように様々な考え方があるので、お二人の考え方次第とも言えるのです。