不妊症と年齢
はじめまして。
なかなか子供ができず、不妊治療を考えています。
先日、名古屋のとある有名クリニックの説明会に参加し相談したところ
すぐに体外受精を行うように言われました。
当方、いままで不妊治療は行ったことがありません。検査等も受けておりません。自分なりに調べたところ、不妊治療はタイミング法→人工授精→体外受精と段階を経て行うものだと思っていました。それが検査もせず、診察もなく、いきなり体外受精を進めれれて困惑しています。
そのクリニックからは年齢的に体外受精ではないと無理だというようなことを言われました。41歳という年齢はもう遅いということでしょうか。通うとしたら、数日おきに指示された日に来院の必要がある上、待ち時間も長いようです。仕事との両立がかなり難しそうです。不妊治療をするなら、仕事を辞めないといけないのでしょうか。
高橋敬一院長からの回答
妊娠できるかどうかは女性の年齢がもっとも関係します。年齢的には、自然妊娠する可能性は1ヶ月で2~3%、人工授精で3~4%、体外受精で20~25%程度であり、妊娠してもおよそ5割の流産率になります。年齢や卵巣機能に余裕がある場合には、タイミング法→人工授精→体外受精と進むのですが、数字だけで言うならば、年齢的には、タイミングや人工授精をとばして体外受精をお勧めすることも一般的なことなのです。実際には、可能性は低いのですがタイミングや人工授精で妊娠できないわけではないので、妊娠する可能性とご本人の希望により治療法が決まることになるのですね。したがってまずはご希望を伝えてみては如何でしょうか。皆さん、仕事は続けたままで不妊治療をおこなっている方は多いですよ。ただし、年齢的に不妊治療はこの1年が勝負になります。その時点その時点での優先事項を変更する必要はあるかもしれません。
いつもお世話になっています。
先日2度目の稽留流産の診断がありました。
今回貴院で手術をお願いしており、その際に絨毛検査もお願いしていますが2度目ということもあり、今後のためにも不育症検査を受けるべきではないかと考えていますがどのように判断されますでしょうか。
また、検査は手術後どのくらいで可能となりますか。
現在、凍結できている卵もないため何を最優先に行なうことが良いのか、年齢もあるので悩んでおります。
高橋敬一院長からの回答
前回の流産は、胎児の染色体異常が原因でした。今回の絨毛染色体の検査次第でもありますが、胎児の染色体異常が主因ならば、不育症の検査が必須とは言えません。不育症の検査は、術後1週間後に来院して頂きますが、その日以降にいつでも検査可能ですよ。実際にはあ、年齢による染色体異常の増加が問題なので、早期の妊娠に向けての治療が治療方針とも言えます。
いつもお世話になっております。
次は0pnのccの胚盤胞を移植予定です。信じたいのですがまた上手く行かないのではと不安です。
pfcfdやまた採卵も考慮してます。
私が一番早く妊娠出来る方法はなんですか?先生のお考えをお聞かせ頂きたいです。よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
なかなか夜医結果がでにご不安のことと思います。今までに妊娠・出産歴もあるので、着床障害が強く疑われるものではありません。もっとも考えられるのは、年齢による胚の染色体異常なのです。年齢的には胚盤胞になっても正常胚は4~5個に1個位の確率になります。もっとも有力な方法は、「質の良い胚をたくさんとって胚移植する」ということになります。AMHが0.5と低く、前回は3個採卵出来ました。そして初期胚1個、胚盤胞2個と、3個とも凍結保存できました。慢性子宮内膜炎(CD138)も陰性を確認しています。実際には、良い胚を得られる対策をとりながら、胚移植の回数を重ねることになるのですね。もしご希望ならば、追加で子宮内フローラ(細菌)の検査をすることは可能ですが、これも補助的な意義になります。採卵数、移植胚数を増やすことが最も重要、とも言えるのです。
転院希望です。電話が繋がらなく掲示板より失礼します。最短で妊娠をしたいのですが検査などを又一からやらなければダメですか?約半月後の排卵から採卵は可能ですか?
高橋敬一院長からの回答
すでに受けている1年以内の検査は再検査しないでも良いでしょう。しかし、年齢を考えますと単に採卵すれば良い状況ではないと思います。出来る準備をしっかりとしてからの方が良いと思いますので、検査には最低1ヶ月は必要でしょう。半月後の採卵はこの場では承ることは残念ながらできません。それでよろしければおいで頂ければ精一杯の治療を心がけ致しますよ。朝一番の電話はつながりにくいかもしれませんが、10時以降ならば比較的つながると思います。それではお待ちしております。
お世話になります。
治療再開についてのご質問です。
去年の顕微授精を最後に、約1年程治療をお休みしていました。今までの治療からみても更に難しいとは思いますが、再開しようと考えています。診察や検査など、どのタイミングで予約すればよいか教えていただきたいです。よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
体外受精も保険が適応になりました。すぐにおいで頂けますか。できることを再度してみましょう。生理開始2~5日のホルモン検査にまずはおいで頂けますか。お待ちしております。
こんにちは。実は今、二人目不妊治療で他院に通っております。39歳の時から頑張っており、40歳の時に顕微受精で妊娠しましたが6週で流産しました。その後、また採卵からスタートしこれまで計4回胚盤胞移植をしましたが、3回は陰性で今年の3月に妊娠反応はでましたが、hcg20と低く化学流産に終わりました。先月再度AMHをはかりなおすと0,07にまで下がっておりました。(昨年は0,5でした。)着床についての子宮の感染症の検査もしましたが特に問題はなかったのですが、この4月に採卵周期で血液検査を受けたところ、生理3日目でE2→20以下 LH→10 FSH→24 と高く、卵胞は9ミリのがひとつだけあったのでクロミッド半錠を5日間服用し6日目にエコーで見ましたが卵胞は全く見えず、E2→20以下 LH→20 だったため、リセットになりました。ピルが昔から身体にあわないため、ヒスロンとジュリナを処方してもらい生理をおこして今月また生理3日目に採血しましたが、E2→20以下、LH→12 FSH→31 で、8ミリの卵胞がひとつだけ見えた状態でした。クロミッド半錠を言われましたが今回はFSHも高くまた、リセットの可能性もあるため自分からクロミッドはなしにしてもらって、何も服用せずに6日目に卵胞の状態を見てもらう予定です。年齢もあり、もうそろそろ閉経の段階なのでしょうか。保険診療ももうあと少ししか年月がないため、藁をもすがる思いです。転院も考えてもいますが、原因はもう加齢という事、このままやはり卵胞がみえてくれる月を待って運良く見えたタイミングがあれば採卵という流れしかないのでしょうか。それならば今のところで残り少ない月を同じ治療を頑張って続けようか迷っております。
お忙しい中、長い長文失礼致しました。もう難しいとわかってはいるのですが、ご意見頂戴できればと思い投稿させて頂きました。どうぞ宜しくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
詳しい状況が実際にはわからないので、一般的なアドバイスになります。状況はかなり難しく、卵巣機能の低下への対策は限られています。基本的には大きな変更はなく、飲み薬などを中心に誘発を試みる状況です。ただし、少しでも改善を期待するならば、DHEAsの検査とDHEAの補充、ビタミンC,D、亜鉛、銅、タンパク質、コレステロールなどの栄養状態の検査、などは対策をとっていますでしょうか。また自費の対処法としては、多血小板血症を卵巣に注入するなどを試すこともあり得ます。また、体外受精のみではなく、子宮卵管造影検査もおこない、体外受精の合間には、性交渉を増やす、人工授精もう併用する、なども可能性をあげる選択肢でもあります。一般論ですがお役に立てば幸いです。
いつもお世話になっております。
今回、保険適用最後の採卵でしたが、結果はまた凍結0に終わってしまいました。
これを機に体外受精は終わりにしようと思っております。
主人の精子の数値は良好なので、それがとても残念ですが。。。
院長先生には沢山助言等を頂き感謝しております。
今後、体外受精は終了しますが、これから生活の中で等、私にできる事は何かありますでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
体外受精以外の治療法としては、人工授精は保険で可能ですよ。以前も卵管造影検査後の妊娠でした。子宮卵管造影検査をして、人工授精の方針はあると思います。ただし、まだ胚移植していないので、保険で体外受精に再挑戦できできるかどうかについては直接ご相談に来て頂けますか。再度、確認してみましょう。
お世話なっております。
お忙しい中ご回答ありがとうございました。
次回は生理2回目の12日頃の来院とのことですがまた採卵を希望しています。
年齢的にも急ぎたく、生理2回目を待たないとやはりダメでしょうか。
高橋敬一院長からの回答
卵巣機能も低下気味ですので治療を急ぎたいのですね。承知しました。採卵をご希望ならば、生理開始3日以内においで頂けますか。超音波検査をおこなって、発育しそうな卵胞が多数あれば誘発を開始する事もあり得ます。それではお待ちしておりますね。
11月より通院を始め、お世話になっております。お忙しい中質問をしてすみません。3月に初めて貴院で体外授精をし、新鮮胚の移植(顕微授精由来)をしました。高齢になると卵に出来るだけ培養や凍結の負担をかけない方が良いと聞いたりするので、新鮮胚の移植を選びましたが、結果は予想していた通りです。1つ凍結できた胚盤胞がありますが、グレードはあまり良くないので、次週期すぐに移植をするかを悩みます。先生は卵巣を少し休めないと…との事で、直ぐにできる胚盤胞の移植を次週期に薦めて頂きましたが、一周期程あけてまた採卵から始めた方が良いか気になります。授精方法は体外授精(ふりかけ)でできた新鮮胚の移植を再度し、凍結胚ができたら貯卵して、今ある胚盤胞や初期胚、胚盤胞同士など二個や二段階移植に踏み込んでいく…直ぐに移植するのとどちらが良いでしょうか?
年齢的なこともあり、保険は効かないので勿論金銭的な面でも異なりますが、アドバイス頂けたらと思います。妊娠しなければ意味がありませんが、凍結胚よりも新鮮胚で生まれた児の方が産後の病気も少ないと聞いたりし、染色体の異常が大半の年齢の為、その辺も何かご教示ありましたらお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
胚盤胞になった胚は、それ自体が選ばれた胚です。したがってすぐに移植して全く問題はないのですよ。様々な胚移植の方法がありますが、「この方法が一番良い」というものはありません。何を重要視するか、考え方によるのです。現時点では、新鮮胚は凍結胚かの生まれた子に対する差はほとんどありません。妊娠だけを考えて良いですよ。
高橋先生、いつもお世話になっております。先日の採卵は2つ採れましたが異常受精となり培養終了となりました。回を重ねるごとに年齢を感じております。良い結果を出せずに申し訳ないのですが、もう少しこちらでお世話になりたいと思っております。培養士さんより4月も採卵できると伺い、またトライ出来るのは嬉しいのですが、割りと強めに誘発していたように思うので1周期空けたほうが質の良い卵子が期待できるなどあるのでしょうか。または年齢を考え、出来るなら採卵を続けた方が良いのでしょうか。ご教示頂けますと幸いです。宜しくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
なかなか良い結果がでずに残念です。治療の継続は承りました。今回は強めの排卵誘発でしたので次回は一般的には卵巣を休めた方が良いと思います。もし内服薬などで試してみたい場合には、生理開始5日以内においで頂けますか。
こんにちは。お世話になっております。
今後の事で、先生のご意見をお聞かせください。
先日の採卵で、8個受精確認ができました。一つは胚盤胞になると思っていて、願わくば二つ胚盤胞になってくれたらと願っていたのですが、一つも凍結には至りませんでした。
千葉大の先生から、胚移植の許可が出るのは4月になると思うと言われています。
それもあって、結果が出る昨日までは、移植前に、もう一度採卵をしておきたいと思っていたのですが、今回8個全て駄目だった事を受け、どうしていいのかわからなくなってしまいました。
今月もう少しで45歳になります。
先生の考えをお聞かせ下さい。
高橋敬一院長からの回答
前回は正常受精卵が8個ありましたので、1~2個胚盤胞になってくれたらばと期待したのですが、1個も胚盤胞にならずとても残念です。1年前には胚盤胞が5個でき、その後2回妊娠されたので、今回のことは本当に予想外でした。今回はサプリメントを複数提案させて頂きました。年齢の問題はありますが、採卵数は多いので4月までにもう1回挑戦してみましょう。
この度よろしくお願いします。
今から9ヶ月前、6ヶ月前に自然妊娠し、1ヶ月前にタイミング法で妊娠しましたが、それぞれ、7週、7週、今回9週で稽留流産となりました。2回目の流産後に不育症の検査として染色体検査以外を行い全て異常ありませんでしたが、3回連続して流産しており、今後の治療をご相談したいです。おそらく胎児の染色体異常の可能性が高いと思っております。現在通院中の病院ではPGT-Aは行えませんが、検討したほうがいいでしょうか?検査にはメリット、デメリットがあること、年齢的にそれほど胚盤胞を数多く取らないのではないか?、これまで妊娠はできており確率の問題なのでこのまま今のクリニックで診ていくか?迷っております。何卒ご教授をどうかよろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
一般論としては、初期流産の7~8割が胎児の染色体異常です。3回連続した場合でも、その次の妊娠では50%程度は妊娠が継続する確率になります。一方、年齢的には半分程度以上の確率で流産がおこる年齢です。実際の対策としては、念のためにお二人の染色体の検査も受けておいた方が良いでしょう。それ以外の不育症の検査が問題ないとしての方針は、、、、まず、今のままで妊娠に突き進む方針はあり得ます。一方、流産を少しでも少なくする事を重視するならばPGT-A の方針は理論的には正しい選択です。ただし、PGT-Aでは正常な胚がD増えるものではないので、最終的に赤ちゃんを得られる可能性が高くなるかどうかは微妙なのです。あくまで、流産率を下げることを重視した場合の方法です。流産の可能性にこだわらず、お子さんを得られる可能性をあげるならば、そのまま妊娠に向かったり、PGT-Aを受けずに体外受精/胚移植をおこなう方が良いのかもしれません。この点はPGT-Aのメリットとデメリットを直接カウンセリングを受けて判断する必要があるのです。
妊活3年目の者です。(体外受精中)
35を過ぎたあたりから生理の量が減ってきました。
生理中は気持ち悪く吐いてしまうこともたまにあります。
このようなことは年齢による卵巣機能の低下が考えられますか?
卵の質にも影響がありますか?宜しければご回答、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
生理の量と卵巣機能の低下はあまり関係はありません。ただし、35才を過ぎると急速に妊娠能力は低下していきます。卵の質は年齢と関係します。したがって生理の量とは関係なく、年齢的には不妊治療を急ぐ必要があります。すでに体外受精をうけているようなので、しっかりと対策をとりながら治療を進めてみて下さい。
第二子を希望しており、一年半、総合病院で不妊治療をしてきましたが、うまく行きませんでした。病院を変えて治療を再開してほしい私と、そうでない妻とで揉めています。
貴クリニック様では、まずそのような夫婦間の意見相違に対しての相談に乗っていただけるものでしょうか?
状況
夫(相談者)44歳、妻46歳。
第1子(3歳) 自然妊娠だった。
第1子を出産した病院(総合病院)で第二子の不妊治療を一年半続けた。体外受精を9回行い、うち2回が移植まで行ったが着床に至らなかった。残り7回は顕微受精の段階で受精卵ができなかった。
高橋敬一院長からの回答
ご夫婦の不妊治療への温度差などはしばしばある事であり、少なくないカップルがお悩みのことではあります。夫婦の意見の相違に関しては、実際にはクリニックの医師は意見を述べることはあまりしていません。不妊治療に対しての考えは様々あり、考え方は「診察」にはそぐわないのです。一方、考え方に関しては、当クリニックでは認定心理士によるカウンセリングをおこなっています。これは、希望する方とお話をして、「お答えする」のではなく、その方がご自身で、整理して考えることをお手伝いするものです。ご希望でしたらば、遠隔でも利用可能ですので、ホームページから入ってご利用下さい。46才の方のARTでの妊娠率は5%程度であり、流産率は約70%程度です。したがってお子さんを得られる可能性は1%程度になります。数字的にはかなり厳しい状況ですので、それだけお二人のお考えのすりあわせが必要な状況だと思います。
43歳の時にそちらにお世話になり、右卵管さい閉塞が分かっています。自宅から近い、他院で5回採卵に臨み、一度移植できましたが、着床に至りませんでした。現在46歳5ヶ月AMHは0.1 医師の口からは極めてきびしい、という言葉しか出てきません。 貴院では何歳までの治療を受け入れてくださいますか? もし可能だとして、また卵管造影などの各検査を最初から受け直しになるでしょうか? 大変お忙しい中恐縮ですが、どうぞ宜しくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
ご希望でしたらば当クリニックでの体外受精も承りますよ。治療は子宮卵管造影検査はもうする必要はないと思います。すぐに体外受精で良いでしょう。ただし当クリニックでも厳しい状況だとは思います。その上での診察をご希望でしたらばおいで頂けますか。できうる限りのことはさせて頂きます。
初めまして。これから妊活を始めようと思っておりますが、クラミジアの既往歴があります。それも、保健所で検査をしたときに抗体があることを知りました。年齢も年齢もなので、事前に子宮卵管造影法を試してみたいのですが、可能でしょうか?
高橋敬一院長からの回答
クラミジア抗体があるようなので、過去にクラミジアに感染した可能性が高いと思います。したがって子宮卵管造影検査は受けて良いと思いますよ。ただしすでに35才です。35才を超えると急速に妊娠能力は低下します。子宮卵管造影検査のみでなく、卵巣機能や精液検査など、すぐに不妊症の検査と治療を始めることをお勧め致します。
お世話なっております。
昨日、採卵をして本日、受精確認で4pnとなりキャンセルになりました。
やはり、年齢的にもFSHも低下しているので、かなり、妊娠は厳しい状況ですよね。
まだ、あきらめたくはない気持ちもあります。
次回、採卵したい場合、クロミッドをのむとまた、FSHが低くなり内膜も薄くなるので、一周期おいて、プラノバールを飲んで生理きたら診察の方がよろしいでしょうか?
その場合、いつ診察予約すればよろしいでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
今回採卵出来たものの、異常受精となり残念です。次回は、薬を使用せずに、生理開始2週間目頃においで頂けますか。まずは自然周期での卵胞発育をみてみましょう。
以前、1人目を体外受精でお世話になりました。
今、2人目を希望していますが、以前のように仕事を休んで通院が難しく、夫も夜勤があるため、タイミングをとることが難しい状態です。
年齢のこともあり焦っております。
セルフのシリンジ法を考えているのですが、ご相談に乗っていただけるのでしょうか。
高橋敬一院長からの回答
ご希望ならば、シリンジ法のタイミングを見ることは可能です。ただし、年齢的には、シリンジ法での妊娠の期待率は1ヶ月で1%程度だと思います。可能ならばより積極的な治療法をお勧め致します。この1年が最重要だと思います。
2人目不妊のため他院にてタイミング5回人工授精2回を行い、今月人工授精の3回目を行う予定です。TSH高値甲状腺ホルモン正常下限ギリギリでしたので2月からチラーヂン50を一錠服用中です。(婦人科ではなく甲状腺専門医から処方されています)
現在甲状腺ホルモン値は上限ギリギリまで上がっています。
5月頃より生理周期が27日から23日に短縮し、現在も23日周期です。チラーヂン服用の影響はありますでしょうか。(婦人科ではチラーヂン服用を始めてから、甲状腺ホルモンの値は伝えていません。)
お忙しい中お手数ですがどうぞよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
甲状腺ホルモンは、実際には正常範囲内でのものなので、今回の生理周期の短縮にはあまり関係ないと思いますよ。偶然か、卵巣機能の低下との関連があるかもしれません。アンチミューラリアンホルモンも検査されていますでしょうか。年齢的には体外受精もお勧めする状況かも知れません。、
他院に通院中で、以前も相談させて頂いた事があります。又よろしくお願いします。
○これまでの治療歴
43歳。顕微授精での採卵9回、移植13回(初期胚、胚盤胞、新鮮胚、融解胚、2個移植、2段階移植)(ホルモン補充が主、レトロゾール周期1回)。最初の2回は胎嚢確認後の稽留流産。その後は全て陰性。
○検査
フローラ検査、EMMA ALICE、ビタミンD、亜鉛、Th1/Th2、不育症検査、慢性子宮内膜炎検査
•ビタミンD数値が低い為、サプリ継続。(現在は正常値)
•子宮内膜炎に少し引っかかりビブラマイシンで治療。(再検査せず)
•EMMA ALICEの結果、移植周期にインバグ処方。(直近2回)
•抗核抗体がやや高めの為、直近の1回の移植はプレドニン服用。
転院し、PGT-Aで正常胚(3個の凍結胚中)が1個あり、PRP療法、インバグ、バイアスピリンありで移植するが陰性。
元の病院に戻り、今後はPGT-Aせずに採卵•移植予定。
○相談
これまでほぼ全て良好胚、PGT-Aの正常胚移植も陰性なので、子宮側の原因が高いのではと感じています。元•前病院の医師共に、それぞれの治療法は少しづつ違いますが、同じ事を繰り返すしかないとのことでした。
•バイアスピリンの使い方について。着床障害には、D5からの服用が良いと聞いた事があるが、どうでしょうか?(直近の2回はD15から服用)
•プレドニンの使い方について。元病院の先生は、着床後に使用(まだ処方なし)。前病院では直近の移植1回のみ、移植日から服用。どの使い方が良いのでしょうか?
•元病院の先生は、ERA検査の必要性は微妙とのこと(妊娠経験有り。エビデンスはやや低い、費用と期間がネック等)。流産手術や年齢が高くなると、後ろにズレることがあるので、検査をせずに1日後ろにずらして移植する事も勧められています。が、不安です。
長々とすみません。先生によって、見解が違うのでしょうが、移植はほぼ同じ事の繰り返しでずっと陰性なので、そろそろ終わりにも近付いているので、少しでも色々チャレンジしてみたい思いです。
どうぞよろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
なかなか結果が出ずにお悩みのことと思います。しかし、医師により見解が異なるように、なかなか明確な回答はないのです。結論からいえば、妊娠の実績もあるので、「同じ事を繰り返す」といいこの方針では一致しているのです。PGT-Aの正常胚の妊娠率は、60%程度であり、正常胚でも1/3は妊娠しないので、珍しいことではないのです。最近の不成功は、胚の染色体の問題が最も大きいのです。したがって、染色体が正常な胚が移植されることを目指して、胚移植を繰り返す、と言う方針になります。バイアスピリンが有効かどうかは不明確であり、D5から良いというのも根拠はもっと不明確です。したがって使い方にこだわっても根拠があまりないことなので、胚移植前から使用していれば十分だと考えて良いでしょう。プレドニンの効果も否定的な意見が優勢です。これも使用方法にこだわっても根拠はほとんどありません。担当医の使い慣れている方法で良いと思います。ERA検査も、最近の報告では、効果がない、またはむしろ成績が低下した、との報告もあります。基本は胚の染色体異常なので、担当医の意見通り、ERAの意義はかなり低いと考えられます。すでにおこなえる対策はしていると思いますよ。あとは正常胚が得られるように、胚移植を繰り返す方針ではないでしょうか。