着床前診断・遺伝
先日は採卵していただき、ありがとうございました。
最終的に1個を検査に出せたとの事でホッとしています。
今周期はお休みして次周期に採卵する事は可能でしょうか?
今回はHMGの刺激が強く、少し体調が悪くなったので次はもう少し抑えた刺激にしたいです。
また次に採卵を行う際にはPPOS法ではなく、アンタゴニスト法を希望しています。
刺激も300から強くても450までにしたいです。
以前、子宮内膜炎の検査で引っかかり服薬して完治しています。
一年ぐらい経っているので、再検査したほうが良いでしょうか?
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
今回、胚盤胞は6個できたのですが検査に回せるのは1個でした。良い結果である事を祈るばかりです。次回の誘発を少しマイルドにすることは可能ですよ。HMG注射の量も承知しました。内膜炎は再発することもあるとされますが、再検査の明確な指標はありません。しかし以前も弱陽性であったので、現時点で当方から再検査をお勧めする状況ではないと思います。もちろんご希望ならばおこなえます。
はじめまして。長文失礼致します。
現在他院にて治療中で、9月に貴院をWEB予約させていただいております。
他院には昨年の12月に初診にかかり、最初の検査でクラミジアに引っかかり治療、AMHは0.9と低く、卵管造営検査は問題なしでした。
今年に入り体外受精をスタートすることとなり、
1月:採卵(初期胚×1、5日目胚盤胞×1) →同じ周期に初期胚を移植 陰性
3月:凍結5日目胚盤胞を自然周期にて移植 陰性
※クリニックの都合で6日目に移植
5月:採卵(全て胚盤胞までの培養を希望したが1つも育たず見送り)
6月:採卵(5日目胚盤胞4BB×2)
7月:凍結5日目胚盤胞×1をホルモン補充周期にて移植 陰性
※移植後血液検査を行わない為着床していたかは分かりません。市販の妊娠検査薬ではずっと陰性でした。
3回目の陰性を受け、子宮内膜の検査をすることとなり先日子宮鏡検査を受けました。
内膜の写真を見る限りだと、一部分赤くなっているところがあり先生からは炎症を起こしているかもしれないと言われました。
子宮鏡検査の時に内膜の組織を採っていただいており、2週間後に慢性子宮内膜炎の診断結果を控えている状況です。
もし陽性であれば陰性が確認できるまで治療を行う予定です。
そこで、ご相談させていただきたいのが転院のタイミングについてです。
慢性子宮内膜炎の陰性が確認できたタイミングで転院するか、
他院にてERA検査(病院の方針でEMMAとALICEは行っていません)までを受け、残っている凍結胚×1を移植してみてから転院をするか悩んでおります。
先生がいつも忙しそうでとても相談をできる雰囲気ではないため、この先どこに向かっていけば良いのか分からず不安な日々を過ごしており、
保険適用で移植できる回数も残り5回のため、なるべく可能性が高い方法や手順で治療を進めていきたいと思っております。
ERA検査はホルモン補充周期と同じような体の土台ををつくって検査するかと思うのですが貴院でも同じでしょうか。
今後貴院で治療を進めていくことを踏まえると、貴院でERA検査をお願いした方が良いでしょうか。
少ない情報で申し訳ありませんが、その他何かアドバイスいただけること等ございましたらご教授頂きたいです。
お忙しい中申し訳ございません。
どうかよろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
胚盤胞が残っているならば、それを胚移植して良いと思います。今の時点で重要なのは慢性子宮内膜炎の検査だと思いますので、その結果を待って良いでしょう。ENMAALICEは当クリニックでもおこなっておりませんが、子宮なフローラ検査(細菌叢)はおこなっています。ERA検査は前記の検査よりも重要性は低位置に考えていますので、前記の検査が問題ない場合に受けてみても良いかもしれません。なお、当クリニックでERA検査ではなく、ERPeakをおこなっています。もしうまくいかなかった場合には、当クリニックで子宮内膜フローラ、ERPeakをおこなう事は可能です。
反復ART不成功で着床前診断を希望している者です。
他院で対象者のみ受けられるとの事で審査待ちで、詳しく調べてみると42歳までが対象のようです。。
こちらは年齢制限があるのがお聞きしたく、また可能な場合どのタイミングで初診を受ければ宜しいのか教えていただけますでしょうか。
夫婦共に染色体異常の検査はしていません。
ご返答宜しくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
当クリニックでは、年齢制限は特におこなっておりません。しかし様々な注意点はありますので、おいで頂けますか。ご夫婦の染色体検査は特段必要ないと思いますよ。それではお待ちしております。
ご無沙汰しております。昨年高橋先生に第一子となる息子を授けていただき、無事に4月末に出産いたしました!先生、病院のスタッフの皆さまには大変感謝しております。本当にありがとうございました。
お忙しいところ恐縮ですが、現在保管していただいている凍結胚についてご相談したいことがあります。
1、10月で保管期限となり更新する予定なのですが、今後移植する前にまずPGT-Aを実施していただくのは可能でしょうか。
2、実施する場合、遠方に住んでいるためなるべく通院回数を少なくできればと思っております。夫婦での来院は必要か、どのようなスケジュールになるか教えていただければ助かります。
3、先生のところにお世話になる前に凍結した胚が他院に残っているのですが、そちらを移送して一緒にPGT-Aにかけてそのまま保管していただくことはできますでしょうか。
4、生理が再開し今後移植する場合、移植周期前に検査などは必要でしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
無地にお子様が誕生されておめでとうございます。現在のPGT-Aの基準は、2回の反復不成功、または2回の流産が適応になります。したがって現時点では、PGT-Aは実施はできません。凍結胚移植には、生理2~5日のホルモン検査と6~10日の子宮鏡検査が必要です。胚の移送は可能ですが、PGT-Aは現時点ではおこなえません。遠くではあるのでなかなか難しい問題もありますがまたご相談頂けますか。
着床前診断について質問させてください。
現在、モザイク胚が一つ凍結されておりますが、移植するべきか迷っています。No.8とNo.14で50%のモザイクでした。
先生の病院ではモザイク胚の場合、どのような対応をされておりますでしょうか?やはり移植をされておりますでしょうか?
流産の可能性も考えて、移植を迷っているところですが、先生のお考えを教えていただけたらと思います。
また、50%のモザイクの場合、出産までいける可能性がどの程度あるか、お分かりでしたら教えてください。
お手数おかけしますが、宜しくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
モザイク胚の取り扱いは非常に難しく、この場で簡単にアドバイスできるものではないので、専門家との十分な話し合いをお勧めします。ひとつの考え方をご紹介します。着床前診断をどの目的で受けたかにもよります。流産率を下げる目的ならばモザイク胚はもどさない方が良いでしょう。出産する可能性が全くない胚をもどすことを避けるという目的での着床前診断ならば、50%のモザイク胚は妊娠/出産する可能性があるならばもどしても良いということになります。8番と14番の2箇所が50%のモザイク胚が出産までいける可能性のデータは残念ながら持ち合わせておりません。これも含めて専門家と相談が必要だと思いますよ。
いつもお世話になっております。これから移植を控えており、次回通院前にこちらで先に質問をさせていただきました。他院で5回良好胚をホルモン補充周期で移植し、化学流産3回、陰性2回という結果です。ホルモン補充周期が合わないのかもしれない、次は自然周期移植でやってみては?と担当医より言われました。そこで質問なのですが自然周期移植でしか妊娠できない方もおられるのですか?そして、もし自然周期移植を行う場合大体の通院回数とそれぞれ生理何日目ごろの通院が必要でしょうか?卵の成長に個人差があるのは重々承知しておりますので、一般論で大丈夫です。
高橋敬一院長からの回答
一般的には、ホルモン補充周期と自然周期の妊娠率の差はありません。当クリニックのデータでも妊娠率の差はありません。したがって、生理が順調ならば自然周期で、不順ならばホルモン補充周期で胚移植、としています。自然周期でしか妊娠しない方がいる、とのデータはないと思います。実際に過去に化学流産ではあったものの、妊娠反応はでています。したがってホルモン補充周期がダメではないと思います。今までと違う方法でおこなってみる、意義はありますので「自然周期を試してみる」ことはあり得ます。しかs、ホルモン補充周期より良いと考える明確な医学的な理由は少ないでしょう。自然周期では排卵時期の超音波検査矢ホルモン検査が1~2回、その次は胚移植となります。したがって通常は2~3回の来院となりますので、ホルモン補充と大きく変わるものではないと思いますよ。排卵時期の来院には、生理開始10~12日にまずはおいで頂けますか。なお、ホルモン補充周期でも問題ないと思います。現時点での最も有効な検査は、実際には着床前診断PGT-Aなのだと思います。
この先の進みかたがよくわからなくなってきたので相談します。
21年9月に子宮内膜ポリープ手術を受け、その際に行った組織培養検査で子宮内膜炎と診断され、ビブラマイシンを飲みました。
飲んだ後の検査は組織検査ではなく子宮鏡検査による目視のみで、炎症がおさまったので治っていると言われました。
その後体外受精に進み、
■移植1回目:採卵1回目の初期胚1つ HCG0.1以下■移植2回目:採卵2回目の胚盤胞4bc HCG15→51→消失 (ラクトバチルス膣剤フォルテ使用)■移植3回目:採卵2回目の胚盤胞4bc HCG0.1以下 (ラクトバチルス膣剤フォルテ使用)という経過で、残りの凍結胚は採卵2回目の5cdと5ccです。
三回不成立のため着床障害の可能性もあるとのことで、医師にはエマアリスエラを勧められましたが、
診察後の看護師の説明では、フォルテを使用しているならエマは不要(結局何か見つかった時に使用するのがフォルテだから)、アリスも一度直っているのでどうなんだろうという話になりました。
また、保険適用6回以内の妊娠成立を目指していることから、pgt-aを希望し、5cc5cdは廃棄の上で新規採卵を希望することを伝えると、
■pgta周期は採卵も移植も自費となる
■ccやcdといっても他の病院ならbcぐらいの判定をもらうようなものなのだから捨てるのはもったいない
■その年でのpgtaはまだ早いと思う
■(夫が50目前の高齢ということを伝えると)pgtaでわかる染色体異常には夫の高齢はあまり関係がない
と言われました。
さらに、■うちでは36歳のような微妙な年齢が一番成績が悪い。40歳ぐらいの人は6人中6人妊娠した とも言われ、どうしたら良いのかよくわからなくなっています。
【お聞きしたいこと】
■0.妊娠率は年齢が進むほど下がり、特に35を過ぎると下がるのでとにかく早くと進めてきたのですが、本当に36ぐらいの成績が悪く、もっと先の方がいいということはあるのでしょうか?保険適用内6回での妊娠を目指しているので、そんなことを聞くと少しお休みした方が良いのかななどと思ったりもします。
■1.子宮内膜炎の薬を飲んだあとの診断は目視で大丈夫なものなのでしょうか ■2.ラクトバチルス膣剤を使用するなら、エマや子宮内フローラの検査はいらないのでしょうか■3.アリスとCD138はどちらが良いのでしょうか■4.pgtaで選別できる染色体異常に夫の高齢が関係ないというのは事実ですか?先生の書き込みで原因の7割は胚の問題といったのをよくみますが、その場合着床しないことのほとんどの原因は私ということなのでしょうか■5.ラクトバチルス膣剤は生理直後からではなく数日たってから使用した場合、意味がないですか?(3回目の移植で生理直後から数日たって使用開始したのがかすりもしなかった原因なのかなと悔やんでいます)■6.cd138や子宮鏡検査の周期ではエラ検査はしないほうがよいのでしょうか■7.よりグレードの高い凍結胚を求めて採卵を繰り返すことについて、先生はどうお考えですか?■8.先生ならこのような症例にたいし、どのような進め方を薦めますか?
全てでなくても構いません。色々考えてよくわからなくなっていて、でも通ってるクリニックではあまり深く相談する時間もなく、かといって転院して通える場所もなく、困っています。回答可能なものだけで構わないので、回答いただければ幸いです。
高橋敬一院長からの回答
質問がかなり多いのですが、詳しい状況がわかりませんので一般論になります。ご本人にあった方法を統合しての判断はやはり担当医としてくださいね。妊娠率は年齢と共に低下します。先の方が良いということはありません。子宮内膜炎の判断は目視では通常判断できません。一般的には、ラクトバチルスの膣剤を使用すれば、フローラの検査は必要ないとは考えられてはいません。当クリニックではCD138が有用だと判断しています。夫が高齢だと染色遺体異常に関係するとの報告もありますが、PGTAでは、どちらが原因かどうかの判断はできません。当クリニックでは、フローラの検査をおこない、必要ならば継続して内服の乳酸菌製剤を2種類使用し、ラクトバチルス膣剤は、胚移植の5日ほど前から使用しています。明確な使用の基準は実際にはないのですね。エラ検査の周期には他の子宮内の検査は通常しないと思います。グレードの高い胚を求めて採卵することは問題ないと考えています。具体的な進め方は、この場では適当ではありません。やはり担当医との相談をお勧め致します。
遠方の他院通院中の34歳です。
アドバイスいただきたく書き込みさせていただきます。
1回目の採卵で5個の胚盤胞が凍結でき、ホルモン補充周期で移植を行いましたが、1回目hcg7、2〜4回目は着床すらしない陰性(4回目は2個移植)でした。Th1/Th2は高くタクロリムス服用、移植2回目からバイアスピリン服用。3回目の移植前にTRIO検査を行い、ERA窓ズレなし、ALICE問題なし、EMMAで細菌ありでフラジール服用しラクトバチルスを補充。その後再検査で問題なし、ラクトバチルス99%となりましたが、移植3・4回目陰性でした。
主治医からは、胚の質ではないかとのことで、PGT-Aを行っているところへ転院するか、今の病院でまた採卵&移植を繰り返すかの2択を提示されております。
年齢と低AMH(1.7)のこともあり、転院してまた1から検査を始めることを思うとその時間すら惜しくなかなか踏み切れず悩んでおります。
この先の治療、先生でしたらどのようにされますか?
大変ご多忙の中恐れ入りますが、アドバイスいただけると幸いです。
高橋敬一院長からの回答
なかなか妊娠に至らず、ご不安のことと思います。着床の問題は、Th1/Th2の免疫能のみであり、これも絶対的なものではないので、基本的には着床には大きな問題はないと思います。対処方法はタクロリムスのみで良いと思いますよ。ただし、記載がないので確認ですが、子宮鏡と子宮卵管造影検査で、子宮内膜ポリープや内腔癒着、卵管水腫、などがないことは確認されているのですね。
一般的には、はの染色体異常の有無が最も大きな原因だと思いますので、主治医の選択肢は正しいと思います。したがってakさんおの考え方次第だと思いますよ。検査をしっかりうけて胚移植したいならば転院してPGT-Aを受けることが良いと思います。この場合、転院して1から検査を始める必要はないと思います。採卵まで1ヶ月あれば準備可能でしょう。一方、PGT-Aをしないならば、保険での採卵も可能だと思います。(ただし、この場合にはタクロリムスも使用はできません)
先日は無事に採卵していただき、ありがとうございました。
まだ凍結結果は出ていませんが検査に出すのは厳しいかな、という雰囲気です。
今周期は採卵できないので、生理10日目に通院とのお話でした。
ERpeakの検査を希望する場合は、採卵の翌周期に可能でしょうか?
それとも間を空けてから検査したほうが良いでしょうか?
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
ERPeakは、採卵翌周期でも可能です。しかし、生理開始5日以内においで頂き、ホルモン補充周期と同様な薬を使用して、ERPeakの検査をおこなうことになります。今回はすでに採卵7日目ですので今周期は残念ながらできません。次回の生理開始5日以内においで頂けますか。
お世話になっております。
次は採卵をしたいと考えていたのですが、生理の予定時期を1か月過ぎても生理がきません。
今まで少し遅れることはあってもこんなに遅れることは一度もなかったので不安です。
PGT-Aの結果を心配したり、全滅したことにとてもショックを受けていて、ずっと考えてしまい、今後の治療も不安に思ったりしていることが原因のひとつだと思っていますが、どうしたらいいでしょうか、生理を待っていればいいですか。
またこのような(私にとって)ふつうではなく異常な状態で生理がきた場合、そのまま採卵ということでなにか問題はありませんか。
高橋敬一院長からの回答
生理が1ヶ月も遅れているようですので、卵巣機能も含めてホルモン検査をおこないますのでおいで頂けますか。今回はPGT-Aで、全ての胚が染色体異常でありとても残念です。生理が乱れている場合には、無理をして採卵はしません。まずはおいで頂けますか。
今回、9週で稽留流産という形になりました。
凍結胚は5個中残り3個です。
次回、凍結胚を融解してPGTをするか、PGTをせずに移植をするか悩んでいます。
凍結胚を融解してのPGTはダメージがあるとのことで、先生の判断としてはどちらをおすすめされますか?
高橋敬一院長からの回答
流産予防のPGT-Aの判断は、お勧めの基準はなく、ご本人の考え方によります。流産をするくらおならば妊娠しなくても良い、と考える方は、胚が1個でもPGT-Aを受けます。一方、少しでも妊娠する可能性を高く維持したい、と考えるならば、PGT-Aの意義はかなり低下するのです。この範疇の中で、1~2個だけPGT-Aを受ける選択肢もあります。OPGT-Aの遺伝カウンセリングはすでに受けているのでしょうか。まだならば、まずは遺伝カウンセリングを受けてからの判断になると思いますよ。
36歳で結婚し、タイミング、人工授精で陰性が続いたため、2021.1〜体外受精にステップアップしました。
22歳で子宮内腹膜炎の既往があり、リスクが高いとの事で、卵管造影検査は未実施ですが、卵管水腫があるのではと不安です。
※感染症の原因は検査しましたがクラミジア等の感染元となる菌は見つかりませんでした。
現在まで性感染症の既往もありません。
これまでに5回の胚移植(全て胚移植移植、2個移植も含め7つの胚を移植)しましたが、全て陰性でした。
ホルモン補充周期、自然周期でも陰性でした。
途中ERA、EMMA、ALICEを実施、着床の窓は適切、慢性子宮内膜炎は陰性、ラクトパチルスがかなり少ないとの結果でした。
亜鉛銅検査はやや胴が優勢、甲状腺の異常や精子抗体等はなく、免疫については全て正常値で、AMHは6.1です。
ビタミンDは適正値、子宮鏡検査は問題なし。
ラクトフェリンの服用や胚移植時にインバグなども併用しましたが子宮内の環境は改善しないようです。
骨盤内腹膜炎の既往がある場合は、やはり卵管造影検査はリスクでしょうか。
主治医に相談すればMRIなど別の方法で卵管水腫について検査することは可能でしょうか。
また、別の視点で何か私にできることはありますでしょうか。
ご多忙の中恐れ入りますが、ご意見頂けますと幸いです。
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
着床に関係する重症の卵管水腫は、通常は超音波検査でも確認できる程度のものです。もししっかりと超音波検査をしても見あたらないようならば、着床に悪影響を及ぼすほどの卵管水腫の可能性は少ないと思います。ご心配ならばMRI検査をおこなっても良いと思います。必ずしも子宮卵管造影検査ができないとは思いません。ご不安ならば、抗生剤の点滴としっかりと内服薬もとることでおこなえると思います。ただし、前述したように重症の卵管水腫の可能性は高くはなさそうです。着床についての検査はほとんど問題なく、あえて言えばラクトバチルスを増やすように内服薬や膣剤を使用した方が良いでしょう。年齢を考えると、着床前診断(PGT-A)が最も必要な検査だと思います。
いつもお世話になっております。
4月以降の周期から体外受精を検討しています。
不育症のこともありPGTを受けたいのですが、先日のWebセミナーでPGTが先進医療に認可されるのはもう少し先になるとお話を伺い、いつのタイミングで体外受精を始めるか迷っています。
貴院で頂いたPGT資料に凍結胚でもPGTを実施できると記載がありますが、採卵周期にPGTを実施した場合と比べて損傷リスク等に差はあるのでしょうか?
また、4月に生理がきたら何日目に受診すればよろしいですか?
高橋敬一院長からの回答
3月18日時点では、まだPGT-Aが先進医療と認められたとの情報は得ていません。したがって、保険での採卵周期にPGT-Aをおこなうのはまだ日取りが分かりません。しかし、採卵をして、胚盤胞を保存して、後日PGT-Aをおこなう事は可能です。もし採卵をご希望ならば生理開始3日以内においで頂けますか。
いつもお世話になっております。
陰性判定後、生理が来ましたが今回は見送って保険適用の来月から体外受精をしたいと思っています。
そこで、PRP療法を行っての採卵が気になっています。PRP療法をすると自費診療になるのでまだ気になっているという段階なのですが、スケジュールや費用のわかる資料などはあるのでしょうか?
PGT-A検査についての資料もあるのでしょうか?
もしある場合、診療の予約はせずに受付で資料のみいただくということは可能でしょうか??
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
PRP療法とPGTAの資料はあります。しかし資料のみをお渡しはしていません。次回来院時にお申し出頂けますか。PRP療法もPGTAも自費診療になります。その周期と体外受精が別の周期ならば、体外受精の保険は使用できると思いますよ。
お世話になります。
2019年自然妊娠して胎嚢確認後進行流産
28歳のときに採卵
今は29です
移植①化学流産
②頸管妊娠
③④陰性
⑤胎嚢確認後5wで進行流産
不育症の検査は異常なし
子宮鏡異常なし
内膜炎検査は引っかかってビブラマイシン服薬
亜鉛銅はサプリ増やして改善済み
th1th2異常なし
今回の進行流産は痛みも出血もほぼなく胎嚢の一部が出てきてしまいました。頸管妊娠したせい、という可能性はありますか?頸管妊娠のせいで、留まらずに落ちてきてしまった、など…
内膜もなかなか厚くならず、今回は移植1週間前で7.2mmでした。そのせいでうまくくっつけなかったのでしょうか?
やっていない検査はトリオ検査くらいですが、やる必要はありますか?
あと凍結胚は4AB.4BB.3BBの3個しかありません。今回2個移植だったので、次回も2個移植にする予定です。
着床前診断すべきでしょうか。
高橋敬一院長からの回答
前回は妊娠しています。1回目の化学流産は妊娠の回数には入れないことが多いです。2回目は頚管妊娠であり、これは染色体とは関係はありません。したがって、現時点では着床前診断の適応とはいえないと思います。妊娠はしているので、そのまま移植しても良いと思いますよ。
遠方の他院に通院している29歳の者です。アドバイスを頂きたく書き込みさせて頂きました。タイミング、人工受精全くダメで、現在体外受精をしております。胚盤胞は9個凍結できました。移植1回目(ホルモン補充周期、胚盤胞1個)は陽性、9週で稽留流産。胎児の染色体異常でした。移植2回目(ホルモン補充、胚盤胞1個)、移植3回目(ホルモン補充、胚盤胞1個)、移植4回目(自然周期、胚盤胞1個)、移植5回目(ホルモン補充、胚盤胞2個、hcg注入)、2回目〜5回目は着床すらしない陰性でした。ERA検査窓ズレなし、Th1/Th2異常なし、その他血液検査異常なし、子宮鏡検査・CD138異常なしです。ここまで着床すらしない状況と検査で何も引っかからない原因がわからない絶望感に襲われています。この後の治療、先生はどうされますか?大変お忙しい中申し訳ありませんが、どうかアドバイスを頂けると嬉しいです。
高橋敬一院長からの回答
1回目は妊娠されたものの、その後5回妊娠せず、ご不安の事と思います。検査はかなり受けていますね。残っている検査は、着床前診断(PGT-A)と子宮内細菌叢(フローラ)でしょうか。子宮内フローラ比較的受けやすい検査です。PGT-Aは、胚盤胞の細胞の一部をちぎり取って検査をおこなうので、決意が必要です。あとは、特殊ですが、多血小板成長因子(PRP療法)の子宮内注入もあり得ると思います。ご検討なさっては如何でしょうか。
現在二人目の妊活中で、他院にて顕微受精を7回(胚盤胞5個、初期胚2個)移植しましたが、妊娠できませんでした。hcgは7とか3とかで陰性でした。一度改めて子宮内フローラや子宮内膜炎、着床の窓等、一通りの検査をしたいと考えていますが、貴院では他にも検査した方がいい項目はありますか?これだけ戻して妊娠できない場合は何をしたらいいのでしょうか?お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
なかなか妊娠せずにご不安と思います。最も大きな原因は、年齢による胚の染色体異常だと推測されます。したがって理論的には、着床前診断が最も有効かも知れません。それ以外でしたらば、Th1/Th2の免疫能の検査もあり得ると思います。それ以外の治療法としては、多血小板血漿(PRP)の子宮内投与もあり得ると思います。
初めまして。他院通院中ですが、高橋院長先生のご意見をお聞かせいただければ幸いです。
両側卵管閉塞と診断され、33歳から1年間のあいだに採卵3回、移植5回(①8G1,②3CB,4BC,③3AA,④3AA,⑤二段階8G2/3BB)実施、いずれの移植もhcg0の陰性です。子宮鏡、子宮内膜炎、子宮収縮、不育症いずれもクリアで、3回目の移植の後ER-Peakを実施し、-1日との結果に基づき4、5回目は移植をしたものの擦りもせずでした。
1回目のみ自然周期での移植でしたが、前院での排卵日特定できずのあやふやなもので、実質ホルモン周期のみの実施です。
今後6回目は良好胚盤胞2個移植をする予定ですが、どのような方針を取るべきでしょうか。一度自然周期での移植は行ってみた方がよいかと思っています。ただその上で、着床の窓-1日に合わせてもhgcが全く出ていませんので、検査結果は一度無視して実施した方が良いのかとも思っています。
卵管水腫も疑い再度卵管造影が必要かとも思いましたが、医師からはエコーでは腫れも見当たらないし必要ないと言われました。
お忙しいところお手数ですが、ご意見お聞かせいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
まず、卵管閉塞とのことですが、卵管水腫がない閉塞なので、子宮に近い部位での閉塞でしょうか。その場合には再検査すると半数は開通しますし、卵管鏡下卵管形成術もあり得ます。体外受精の前の段階としての意義はあると思います。次に、着床障害の検査はほとんどおこなっているようなのですが、子宮内フローラとTh1/Th2の免疫能検査は如何でしょうか。自然周期でもどす場合には、ホルモン補充でのERPeakの結果は当てはまりませんので、通常の胚移植の時期にする事になります。一方、着床障害の検査が全て受けているならば、理論的には着床前診断PGT-Aもやはり選択肢になると思いますよ。
お世話になっております。
体外受精6回陰性。ERA検査の結果により通常より1日遅らせて都度、胚移植を行なってきましたが良い結果になかなか辿り着けません。
まずは採卵からのリスタートとなるかと思いますが。次回移植する際にはまだ胚を同時に2個移植したり、二段階移植などを経験していないので、そちらの方法を検討の視野に入れておいた方が宜しいでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
なかなか良い結果が得られずに残念です。ただし、全く妊娠反応が出ていないわけではないのでもう少し続ける意義はあると思います。着床障害の検査はすんでいるので、1日胚移植を遅らせることとタクロリムス使用で対応できていると判断します。一方、妊娠するかどうかは、胚の染色体異常が7割程度の重みがあります。2個移植や2段階移植も試しても良いと思いますが、着床前診断PGT-Aもやはり選択肢の有力な一つです。
いつも掲示板を拝見させていただき、とても参考になっております。ありがとうございます。
現在他院で治療中で、PGT-A正常胚を移植予定です。
貴重な正常胚ですので、できる検査はした上で移植をしたいと思い、ERA検査をすることになったのですが、ホルモン補充をしても全く内膜が厚くならず、最高でも4ミリの周期が三周期続いています。
このままERA検査の為にホルモン補充をしてもいつまてたっても移植ができないので、ERA検査はあきらめましょうと現在通っている病院の先生に言われました。
採卵周期は比較的内膜も厚くなっていたので、低刺激で卵胞を育てて、排卵周期で移植を試みることになりました。
あまり卵胞を育てて移植というのは聞かないのですが、移植の方法としては一般的なのでしょうか?
一年採卵を続けて12個目の胚盤胞でやっと出た正常胚なので、どうにか着床してほしいと思っています。
高橋先生のご意見をお聞かせいただけますでしょうか?
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
自然周期の胚移植は良くおこなわれます。もし排卵誘発剤が必要ならば、クロミッドは子宮内膜に影響するので使用せず、レトロゾールやセキソビットがしばしば使用されます。少量ならばHMG注射を使用する可能性もあります。できるだけ自然に近い状態で胚移植するようにしますが、低刺激をすることは当クリニックでもありますよ。内膜が厚くなってくれると良いですね。