着床前診断・遺伝
お世話になります。
2019年自然妊娠して胎嚢確認後進行流産
28歳のときに採卵
今は29です
移植①化学流産
②頸管妊娠
③④陰性
⑤胎嚢確認後5wで進行流産
不育症の検査は異常なし
子宮鏡異常なし
内膜炎検査は引っかかってビブラマイシン服薬
亜鉛銅はサプリ増やして改善済み
th1th2異常なし
今回の進行流産は痛みも出血もほぼなく胎嚢の一部が出てきてしまいました。頸管妊娠したせい、という可能性はありますか?頸管妊娠のせいで、留まらずに落ちてきてしまった、など…
内膜もなかなか厚くならず、今回は移植1週間前で7.2mmでした。そのせいでうまくくっつけなかったのでしょうか?
やっていない検査はトリオ検査くらいですが、やる必要はありますか?
あと凍結胚は4AB.4BB.3BBの3個しかありません。今回2個移植だったので、次回も2個移植にする予定です。
着床前診断すべきでしょうか。
高橋敬一院長からの回答
前回は妊娠しています。1回目の化学流産は妊娠の回数には入れないことが多いです。2回目は頚管妊娠であり、これは染色体とは関係はありません。したがって、現時点では着床前診断の適応とはいえないと思います。妊娠はしているので、そのまま移植しても良いと思いますよ。
遠方の他院に通院している29歳の者です。アドバイスを頂きたく書き込みさせて頂きました。タイミング、人工受精全くダメで、現在体外受精をしております。胚盤胞は9個凍結できました。移植1回目(ホルモン補充周期、胚盤胞1個)は陽性、9週で稽留流産。胎児の染色体異常でした。移植2回目(ホルモン補充、胚盤胞1個)、移植3回目(ホルモン補充、胚盤胞1個)、移植4回目(自然周期、胚盤胞1個)、移植5回目(ホルモン補充、胚盤胞2個、hcg注入)、2回目〜5回目は着床すらしない陰性でした。ERA検査窓ズレなし、Th1/Th2異常なし、その他血液検査異常なし、子宮鏡検査・CD138異常なしです。ここまで着床すらしない状況と検査で何も引っかからない原因がわからない絶望感に襲われています。この後の治療、先生はどうされますか?大変お忙しい中申し訳ありませんが、どうかアドバイスを頂けると嬉しいです。
高橋敬一院長からの回答
1回目は妊娠されたものの、その後5回妊娠せず、ご不安の事と思います。検査はかなり受けていますね。残っている検査は、着床前診断(PGT-A)と子宮内細菌叢(フローラ)でしょうか。子宮内フローラ比較的受けやすい検査です。PGT-Aは、胚盤胞の細胞の一部をちぎり取って検査をおこなうので、決意が必要です。あとは、特殊ですが、多血小板成長因子(PRP療法)の子宮内注入もあり得ると思います。ご検討なさっては如何でしょうか。
現在二人目の妊活中で、他院にて顕微受精を7回(胚盤胞5個、初期胚2個)移植しましたが、妊娠できませんでした。hcgは7とか3とかで陰性でした。一度改めて子宮内フローラや子宮内膜炎、着床の窓等、一通りの検査をしたいと考えていますが、貴院では他にも検査した方がいい項目はありますか?これだけ戻して妊娠できない場合は何をしたらいいのでしょうか?お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
なかなか妊娠せずにご不安と思います。最も大きな原因は、年齢による胚の染色体異常だと推測されます。したがって理論的には、着床前診断が最も有効かも知れません。それ以外でしたらば、Th1/Th2の免疫能の検査もあり得ると思います。それ以外の治療法としては、多血小板血漿(PRP)の子宮内投与もあり得ると思います。
初めまして。他院通院中ですが、高橋院長先生のご意見をお聞かせいただければ幸いです。
両側卵管閉塞と診断され、33歳から1年間のあいだに採卵3回、移植5回(①8G1,②3CB,4BC,③3AA,④3AA,⑤二段階8G2/3BB)実施、いずれの移植もhcg0の陰性です。子宮鏡、子宮内膜炎、子宮収縮、不育症いずれもクリアで、3回目の移植の後ER-Peakを実施し、-1日との結果に基づき4、5回目は移植をしたものの擦りもせずでした。
1回目のみ自然周期での移植でしたが、前院での排卵日特定できずのあやふやなもので、実質ホルモン周期のみの実施です。
今後6回目は良好胚盤胞2個移植をする予定ですが、どのような方針を取るべきでしょうか。一度自然周期での移植は行ってみた方がよいかと思っています。ただその上で、着床の窓-1日に合わせてもhgcが全く出ていませんので、検査結果は一度無視して実施した方が良いのかとも思っています。
卵管水腫も疑い再度卵管造影が必要かとも思いましたが、医師からはエコーでは腫れも見当たらないし必要ないと言われました。
お忙しいところお手数ですが、ご意見お聞かせいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
まず、卵管閉塞とのことですが、卵管水腫がない閉塞なので、子宮に近い部位での閉塞でしょうか。その場合には再検査すると半数は開通しますし、卵管鏡下卵管形成術もあり得ます。体外受精の前の段階としての意義はあると思います。次に、着床障害の検査はほとんどおこなっているようなのですが、子宮内フローラとTh1/Th2の免疫能検査は如何でしょうか。自然周期でもどす場合には、ホルモン補充でのERPeakの結果は当てはまりませんので、通常の胚移植の時期にする事になります。一方、着床障害の検査が全て受けているならば、理論的には着床前診断PGT-Aもやはり選択肢になると思いますよ。
お世話になっております。
体外受精6回陰性。ERA検査の結果により通常より1日遅らせて都度、胚移植を行なってきましたが良い結果になかなか辿り着けません。
まずは採卵からのリスタートとなるかと思いますが。次回移植する際にはまだ胚を同時に2個移植したり、二段階移植などを経験していないので、そちらの方法を検討の視野に入れておいた方が宜しいでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
なかなか良い結果が得られずに残念です。ただし、全く妊娠反応が出ていないわけではないのでもう少し続ける意義はあると思います。着床障害の検査はすんでいるので、1日胚移植を遅らせることとタクロリムス使用で対応できていると判断します。一方、妊娠するかどうかは、胚の染色体異常が7割程度の重みがあります。2個移植や2段階移植も試しても良いと思いますが、着床前診断PGT-Aもやはり選択肢の有力な一つです。
いつも掲示板を拝見させていただき、とても参考になっております。ありがとうございます。
現在他院で治療中で、PGT-A正常胚を移植予定です。
貴重な正常胚ですので、できる検査はした上で移植をしたいと思い、ERA検査をすることになったのですが、ホルモン補充をしても全く内膜が厚くならず、最高でも4ミリの周期が三周期続いています。
このままERA検査の為にホルモン補充をしてもいつまてたっても移植ができないので、ERA検査はあきらめましょうと現在通っている病院の先生に言われました。
採卵周期は比較的内膜も厚くなっていたので、低刺激で卵胞を育てて、排卵周期で移植を試みることになりました。
あまり卵胞を育てて移植というのは聞かないのですが、移植の方法としては一般的なのでしょうか?
一年採卵を続けて12個目の胚盤胞でやっと出た正常胚なので、どうにか着床してほしいと思っています。
高橋先生のご意見をお聞かせいただけますでしょうか?
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
自然周期の胚移植は良くおこなわれます。もし排卵誘発剤が必要ならば、クロミッドは子宮内膜に影響するので使用せず、レトロゾールやセキソビットがしばしば使用されます。少量ならばHMG注射を使用する可能性もあります。できるだけ自然に近い状態で胚移植するようにしますが、低刺激をすることは当クリニックでもありますよ。内膜が厚くなってくれると良いですね。
お世話になっております。
貴院にて一度採卵し、去年の夏頃まで移植しておりました。
その後、前院で凍結していた胚があったので移植をし、1月4日に陰性でした。
また貴院にて、採卵からお世話になりたいと思っています。
次の採卵ではPGT-Aに参加希望です。
遺伝子カウンセリングを夫婦でまだ受けておりません。
また、着床の窓の検査も考えております。
採卵前周期はカウフマンを行いたいと思っております。
次に予約する時は、生理何日目に伺えばよろしいでしょうか?
またどの順番で検査採卵カウンセリングを行えば、時間のロスが少ないでしょうか?
他にも行ったほうが良い検査がありましたらやっておきたいです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
承知しました。PGT-Aはまずはカウンセリングが必要です。今月は1月8日と22日に承れます。採卵の準備をしますので、まずは都合の良いときにおいで頂けますか。
お世話になっております
2度目の正常胚移植でしたが、良くない結果で残念でした。2度とも同じようなhCGでした。過去にも同じような値があったように思うので、皆同じような発育段階で駄目になってしまったのかなと思うのです。次回は採卵から再スタートですが、結果を踏まえまして、エラ検査はやってみようと思うのですが、他にどのような検査ができるのかご教授下さい。
・銅亜鉛の検査はできますか?
・ビタミンDの再検査は必要でしょうか?
・子宮内フローラの再検査はやっておきたいです
・子宮鏡検査なども再検査したほうが良いのでしょうか?
・抗リン脂質抗体検査など不育症の検査は有効なのでしょうか?
・タクロリムス服用中のth1/th2検査も気になっております。可能でしょうか?
次回問診時に採血があると思うのですが、検査も一緒にしてしまうことはできるのでしょうか?
体質的にホルモン補充は相性が良くない気がしています。
高橋敬一院長からの回答
化学的妊娠が続き、なかなか思うような結果がでずに残念です。エラ検査・銅亜鉛検査は可能です。ビタミンDの再検査もしておきましょう。乳酸菌製剤は使用しており、対策はとっていますが、子宮内フローラの再検査はしても良いと思います。子宮鏡も念のために再検査しておきましょ。抗リン脂質抗体は、もう少し妊娠が進んでからの流産に関係するとされていますが、一度気になるとずっと気になってしまうと思います。これもおこなって良いと思いますよ。Th1/Th2の免疫能検査は、結果がでるの2週間かかります。タクロリムスを使用してからの検査では間に合わないので、むしろ服用以前からのTh1/Th2の免疫能の再検査をしては如何でしょうか。生理が順調ならば、自然周期でも良いと思います。しかし、8~10月の排卵が不安定であったようなので、ホルモン補充を採用していますが、これはまた次回来院時にご相談頂けますか。
お忙しいところ、恐れいります。
体外受精を行っているものです。
Th1、Th2の検査について質問です。
血液検査の結果、Th1が21、Th2が1.6で、Th1とTh2の比が13.1でした。
医師からは特になにも治療の指示がなかったので安心していたのですが、
ネットで検索したところ、比が高い値だとわかりました。
医師に確認したところ、「そこまですごく悪い数字というわけではないですよ。あと、この検査は他の検査と比べてエビデンスが低いんです。心配だったら、移植のときにタクロリムスを処方できますよ。」と言われました。
担当医師としては必ずしもタクロリムスが必要というわけではなさそうですが、
私の意見を尊重して処方してくれようとしてくださったと思いました。
移植が迫っており、処方してもらうか決断しなければならないのですが、
タクロリムスを服用するのは一般的なのでしょうか。
それとも、強い希望があれば服用する、というものなのでしょうか。
ご教授いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
着床障害の原因には様々ありますので、それらが分からずにTh1/Th2の免疫能のみを議論することはあまり正確な判断はできませんので、その点をご理解下さい。Th1/Th2の免疫能が着床障害の原因となるかどうかは、まだ議論があり、世界的に認められてはまだいません。当クリニックでもおこなっていますが、着床障害の意義としては、まだ高いとは判断してはいません。また13.1は「やや高い値」であるので、これが着床障害の原因としてはやや弱い根拠と思います。当クリニックでも、担当医の対応に近い判断になります。実際には、胚の染色体の異常の有無が最も大きい原因なので、着床前診断も考慮した上での判断になると思います。他に原因がないならばタクロリムスを使用しても良いと思いますが、コロナウイルスの最中での使用にはより注意が必要です。
いつも掲示板を拝見させて頂いております。
貴院で体外受精を希望しているのですが、
貴院で採卵・凍結をした受精卵を専門業者に委託をして海外のクリニックで着床前診断を行いたいのですが、海外のクリニックに移送してもよろしいでしょうか?
また海外で着床前診断後、貴院に凍結胚を送りますので、移植をお願いできないでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
受精卵はお二人のものですので、ご希望のことは可能です。実際にすでに数例の経験もありますよ。ご希望ならばおいで頂けますか。ただ、日本でも4月から正式に着床前診断が認められるようなので、国内でも出来る可能性はあると思います。それも含めて直接のご相談が必要でしょう。
4AAの胚盤胞を4回移植しましたが、
化学流産、頸管妊娠、陰性、陰性でした。
3回はホルモン周期、4回目は自然周期でした。内膜がエストラーナ4枚を2日おきに貼付していて、移植1週間前の診察で、1回目11mm 2回目8mm 3回目7mmとどんどん薄くなっています。ジュリナでホルモン補充しようとしたところ、5mmしか厚くならず中止に。4回目の自然周期では1週間前で5.2mm、5日前で7.1mmで移植しましたが陰性でした。ユベラを1日600mg飲んでいます。内膜が厚くならないと妊娠できないでしょうか?
今通っている病院だと、皆同じホルモン補充の仕方なので、こちらから薬を多くしてください、と言って多くして貰えば内膜は厚くなるのでしょうか?
頸管妊娠の際に心拍確認できているので、窓ずれはないと言われました。
あとできる検査やおすすめの検査はありますでしょうか?
遺伝子異常っていう理由だけで、私の歳で4回うまくいかないということもありますか?
長々と申し訳ございません。
よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
頚管妊娠でも妊娠はしているので、遺伝子異常で4回妊娠していない、とはいえません。3回の不成功が遺伝子異常であった可能性はあります。しかし、そのような考え方からは対策は出てきませんので、他の可能性も考えて対策をおこなうことになります。子宮内膜は8mm以上あるのが理想です。ホルモン量を多くすれば厚くなる可能性はあると思いますよ。内膜を厚くする方法は、1)ホルモン剤を増量する、2)バイアスピリン3)バイアグラ膣錠4)ペントキフィリン、5)ビタミンC、6)Lアルギニンm、などの使用が考えられます。染色体分析には、着床前診断(PGT-A)を受けることは可能です。着床障害には、慢性子宮内膜炎のCD138、子宮内フローラ(細菌叢)、Th1/Th2の免疫能、検査があります。おこなえる対策はまだこれだけあり、全ておこなうことも可能ですが、どれをおこなっていくかは担当医との相談になると思います。
高橋先生
こちらの掲示板を参考に拝見させていただいております。ありがとうございます。
現在、不妊治療を受けているものです。
採卵、移植、ERA、EMMA、Alice検査を検討しており、これらの治療の最良な順序について質問させていただきます。
先日、受診したところ移植に向けて、子宮鏡検査を行いました。すると、EMMA・Alice検査を勧められ、予約中です。また、その診察の時に、TRIO検査(ERA検査の追加)について質問すると、EMMA・Alice検査をした後のERA検査は着床の窓にズレが生じる可能性のあるとのことでEMMAAlice検査のみの方針になったという経緯があります。
この診断を受けて、抗生物質の投与にあたる前に、もう一度、採卵(貯卵)した方が良いのか、ERA検査はEMMA・Alice検査後、期間をおいて実施し着床の窓を調べた方が良いのか悩んでいます。
薬の影響を受けてない卵子を採卵したいという想いや、移植前に着床の窓や子宮環境を万全な状態に整えてから臨みたいという気持ちがあります。このような考えから、治療の順番についてご教示いただけたら幸いです。よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
当クリニックではEMMA・ALICCE 検査は採用していませんので、一般論となります。ERA検査は、胚移植をする時と同じ状況での検査になります。したがって、その周期にEMMA・ALICCE 検査をおこなうと、子宮内の細胞をとることが、ERA検査に影響してしまう可能性があると判断しているのでしょう。抗生物質が必要な状況ならば、その治療が終わってからのERA検査の方が良いと思います。子宮内膜炎の有無は、卵子には影響してはいないと思います。したがって抗生剤投与中に採卵しても問題ないと思いますよ。
診察の際に聞き忘れてしまったのですが、2点質問がございます。
①PGT-Aに進む際、事前に出来る子宮因子の検査はありますでしょうか?(不育症検査、子宮鏡、卵管造影はしております。)
②7月の子宮鏡、卵管造影の結果について、良いも悪いも言われなかったのですが、子宮内膜症など、特に問題は無いということでしょうか?
治療期間は短いですが、高齢のため、出来る検査をしてから臨みたいと思います。お忙しいところ申し訳ございませんが、ご回答お願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
子宮因子としては、子宮鏡と子宮卵管造影検査もしていますので、通常の検査としては済んでいます。子宮内膜症も問題ありません。しかし、もしおこなうとしたならば、現時点ではお勧めする状況ではありませんが、慢性子宮内膜炎と子宮内フローラを検査することは可能です。それ以外にも、Th1/Th2の免疫能、着床の窓の検査もあります。次回来院時に直接ご相談頂けますか。
長文失礼します。TRIO検査をした上で良好胚を移植し、2回連続陰性となり、検査でこれといった原因が分からず困っております。
<不妊治療歴>
2016年頃より体重減少性月経不順でカウフマン療法で生理を起こす
2020年:引っ越しを機に不妊専門クリニックに。まずは体重を戻すようにと半年はプラノバールを内服して生理を起こしながら、ホルモン数値の回復を待つ
体重の増加とともにホルモン数値が正常にもどったので、不妊治療の検査へ
その結果AMHがあまりに低く(検査結果をなくしてしまったのですが確か0.1程度)、そのためすぐに体外受精をすることに
その後、まずは貯卵をと以下3回の採卵を実施
2020/11:当初は低刺激の予定だったが、卵胞が中々育たないため途中で高刺激に切り替え採卵。その結果、2つ顕微授精したのち1つ凍結(5日目:4BC)
2021/1: 最初から高刺激。2つ顕微授精したのち1つ凍結(5日目:4BA)
2021/3: 最初から高刺激。7つ顕微授精したのち4つ凍結(5日目:4AA,BB,6日目:BB, BC)
2021/5: 貴重な卵なので最初から検査しましょうと言われTRIO検査を実施
EMMA:ラクトバチルス菌23.3%
ALICE:病原菌未検出
ERA:1日ずれがあり
2021/8:検査結果をうけ、抗生剤で治療後INVAGIを使用。ホルモン補充方法はルトラールとエストラーナ。通常より1日早め、5日目胚盤胞4AAをAHAありで移植→陰性。移植時の内膜は8~9mm
2021/10:再度INVAGIを使用。ホルモン補充方法はルトラールとエストラーナ。前回より内膜を厚くするためユベラを内服。通常より1日早め、5日目胚盤胞4BCをAHAありで移植→陰性。移植時の内膜は10~11mm
追加でTh1/Th2、NK活性を検査した結果、Th1/Th2は基準値内(9.9)、NK活性は基準値よりやや高い(32.6)
ビタミンD,亜鉛については個人的にずっとサプリを内服していますが、念のため採血し結果待ちです。
ビタミンDや亜鉛以外では、ビタミンE(ユベラ内服中は中止)、葉酸、ヘム鉄、各種漢方薬を内服している他、鍼灸に通う、規則正しい生活を心がける(21時就寝)、地中海式食生活等、良いと言われることは何でもやっています。
年齢(現在30歳、採卵時は29歳)を考えると染色体異常の可能性は低く、とりあえず次回は今まで通りの対応に加えて、柴苓湯とバファリンの服用、そしてヒアルロン酸胚移植用培養液を使って移植し、ダメなら2個移植やPGTAを視野に入れようという話になりました。
この年齢でかつ事前に原因となりうることを潰した上で移植し、2回連続での陰性でもうこれ以上どうして良いか分からず困っています。
これだけ検査した上で移植してもこれだけ着床しないケースは、この年齢であるのでしょうか?
その他すべき検査や治療(EMMAの再検査等)はございますでしょうか?
アドバイスを頂けますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
2回の陰性でご不安のことと思います。今の年齢での胚盤胞の着床率は50%ぐらいと推測されますので、2回妊娠しないことはあり得ます。着床不全の目安は、良好の胚盤胞を3~4個胚移植して妊娠しない場合を言いますので、すでにこれだけの検査を受けていますから、もう1~2回胚移植をする選択肢はあります。2個移植もあり得る選択肢です。一方、基本検査としては、子宮鏡と、卵管水腫がないことの確認(子宮卵管造影検査など)は受けているでしょうか。追加の特殊検査としては、記載されていますように、着床前(PGTA)はあります。また、特殊な方法としては、内膜擦過法や、多血小板因子(PRP)もあり得ます。まだおこなえる事はあるので、追加のおこないやすい順としては、目安として、子宮鏡・子宮卵管造影検査、乳酸菌製剤+ラクトフェリンの内服、内膜擦過法、2個移植、PRP療法、PGTA、の順で検討しては如何でしょうか。ご不安とは思いますが頑張ってくださいね。
高橋先生、先日はお忙しい中ご回答頂きありがとうございました。
やはり一度低刺激を試してみたいと思います。その場合次はいつ診察へ伺ったら良いでしょうか?
また、以前採卵の間隔が短かった時にすべて胚盤胞にならなかった事があったので、先日の採卵から2ヶ月以上空ける予定でいましたが、これは低刺激でも同じでしょうか。
何度も申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
次回の低刺激法のご希望は承知しました。誘発は、少なくとも2周期はあけることをお勧めしています。2回目の生理の3日以内においで頂けますか。
昨日PGT-Aの結果がでましたが、またすべてダメでした。
これまで4回、計28個検査を行いましたが、正常な卵は1つしかありませんでした。
(その卵はERA検査後移植しましたが着床しませんでした。)
幸いにも年齢の割には採卵から胚盤胞になる数は悪くないと思います。
ただ、卵がたくさん採れてもすべて染色体異常では意味がないので、数は少なくても質の良い卵が得られる方法はないでしょうか?
藤田先生からは染色体異常がない卵はいつ出来るか分からないので、卵が採れるなら出来るだけ採卵した方がよいというお話を頂き、1周期あけて来週期からロング法を行う予定になっています。
高刺激=卵の質が下がるというわけではないと理解していますが、通っている漢方の先生から漢方的な考え方ではより自然に近い方が質の良い卵が得られると考えられているという話を聞きました。
西洋医学と漢方で考え方の違いがあり、それも人により合う合わないがあるのでどちらが良いというわけではないとの事でしたが、中〜高刺激を何度も繰り返して妊娠に至る事が出来ていないので、より刺激が少ない方法で採卵を試してみる事は可能でしょうか?
高橋敬一院長からの回答
正常染色体の胚がなかなか得られずお悩みのことと思います。結論から言えば、ご要望通りに低刺激での採卵を試みることは可能です。ただ、胚の染色体異常は採卵時にはほとんどがすでにおこっているものと考えられています。したがってマイルド刺激であれば、染色体が正常な胚が増えるもの、ではないのです。マイルドな方法で良質の胚が増えるものでもありません。実際には、採卵数が多ければ多いほど、お子様を得られる可能性が高くなることは明確になっているのですね。ただし、今までと異なる方法を試してみたいのであれば、もちろんご希望に添うことは可能ですよ。次回来院時にご相談頂けますか。カルテにもご希望の旨は記載しておきます。
いつも参考にさせていただいております。
人工授精を6回陰性のち、2020年9月に採卵、11月に1度目の移植(5日目胚盤胞AHAあり5AA)で陽性ののち、心拍確認後に7週稽留流産で掻爬手術をしています。
今年に入り2、3、4回目の凍結胚盤胞移植しましたが(4BA、4BB、5AA)全て陰性、貯卵が4BBひとつになりました。
EMMA、ALICEの結果、内膜炎はなく子宮内が無菌と判明しインバグにてラクトバチルス対策をしながら移植しています。
1度着床しているのでERAは必要ないと言われました。
血液検査でホルモン値に問題はないと言われ、内膜も移植前は10ミリ台で問題ないといつも言われます。半年前にth1th2の検査をしたところ免疫抗体の数値が14だった(通っているクリニックの基準値は15)ので基準値内ではあるがやや高めなので、次の移植はその免疫を下げる薬を飲んでやってみる?という提案が出ましたが、担当の先生も正直頭を抱えているようでした。1度目の移植で心拍まで確認できたことがひっかかっているようです。
2週に1度鍼灸にも通っています。私にあとできる検査ややれることはあるのでしょうか。もう採卵と移植を繰り返すことしかできないのでしょうか。また、内膜が10ミリより厚くならない気がするのですが、これは問題ありでしょうか。人工授精の頃は13ミリくらいありました(20代でした)
長くなってしまいましたがどうぞよろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
流産後なかなか妊娠せずにご不安のことと思います。追加でおこなう検査としては、まずは子宮鏡があります。次に慢性子宮内膜炎は実際には、CD138の検査でおこなう必要があります。可能ならばCD138で確認されては如何でしょうか。Th1/Th2の免疫能は変化しますので、再検査する意義はあります。また、ERAも受けても良いと思います。ERA検査が異常ならば絶対に妊娠しない、のではありません。したがって前回妊娠したからといってもERAで問題があることもあるのですね。妊娠できるかどうかは、胚の染色体異常が最も大きいので、理論的には着床前診断(PGT-A)もあり得ますが、残りが一つですので、今回はあまり考えなくて良いでしょう。子宮内膜は8mm(7mm)以上あれば問題はありませんよ。ただし、これらの検査はやはり担当の先生とよく相談された方が良いでしょう。
はじめまして。田舎の病院に通っており、セカンドオピニオンが受けにくく、こちらでアドバイスをいただければと思い書き込みしました。
これまでに人工授精7回、39歳の時に採卵4回、融解胚移植2回(4日目胚盤胞4AAと5日目胚盤胞4AA)、新鮮胚移植1回(初期胚)していますが、全て陰性です。 あと残り2つ胚盤胞(4日目胚盤胞3AAと5日目胚盤胞4AA)がありますが、これを移植して治療を最後にしようと思っています。
年齢的に胚の染色体異常の可能性が高いため、担当医から最後は2つ戻すのもいいかもしれないと言われています。2つ戻す場合は、同じ日に戻すのではなく、シート法の代わりに先に4日目3AAを戻して、2日後に5日目4AAを戻すということでした。そのときは、2つ戻すという考えがなかったので聞けなかったのですが、家に帰って色々調べていると、2つの胚盤胞を別々の日に戻すやり方をしているところがあまりないように思い、不安になってきました。
例えば、先に戻す胚盤胞の方が正常胚だったとしたら、排卵3日目に戻すことになると着床の窓のずれで着床しない可能性があるのではと考えてしまいます。 同日に戻した方が、どちらか正常な胚があればどちらかが着床してくれるのではと思うのですが、3日目に戻しても胚が良ければ着床するのでしょうか。
お忙しい中申し訳ありませんが、ぜひ先生のご意見もお伺いできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
胚盤胞を移植してもなかなか妊娠せずご不安のことと思います。胚盤胞をずらして移植する方法は一般的ではありませんが、着床の窓がずれている可能性に対して、あえて時期をずらして移植するとの考えなのかも知れません。しかし、これは担当医の考えを確認する必要があります。着床能の検査(ERAまたはERPeak)の検査をしているのでしょうか?一方、それ以外におこなう事としては、子宮鏡、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、Th1/Th2の免疫能、着床前診断(PGT-A)が考えられます。胚盤胞ができているので諦めずに頑張ってみて下さいね。
高橋先生、お忙しいところ申し訳ございませんが、ご相談させて下さい。
他院PGT-A認可施設で採卵4回目、胚盤胞10個目にして、初めてのA判定の胚盤胞が出来ました。(5日目5BAの胚盤胞)
ただ、今回のA判定の胚盤胞ですが、一度目のPGT-AでD判定(判定不能)の結果が出たので、再度、融解→生検→凍結した胚盤胞になります。
1回でも胚盤胞のダメージが気になる生検を2回も行い、融解、凍結も2回行っている事になります。
結果を諦めていたので、A判定が出た事を喜んで、やっと移植出来ると思ったのですが、少し時間が経って冷静に考えると、移植出来るとなっても、本当に着床してくれるのか不安になってきました。
通院している病院の先生にもお聞きしたのですが、ダメージは否定出来ないと言われました。
このまま移植をするか、41才ですので、1ヶ月でも若いうちに採卵をして、またA判定がでるまでがんばるか、悩んでいます。
やはり、生検2回した胚盤胞は明らかに妊娠率は下がりますでしょうか?
他の先生の意見もお聞きしたく、質問させていただきました。
よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
確かに2回のPGTA胚は、それだけストレスがかかっていますので、1回目よりは妊娠率が低下する可能性があると考えられます。しかし、それでも妊娠する可能性は十分あります。1ヶ月でも早く採卵する判断はありえるので、考え方は様々あり難しいと思いますが、私ならば折角分かった正常胚をもどしてみては如何かと思います。様々な考え方がある場合には、むしろシンプルなやり方が良いこともありますね。一つの考え方です。
お忙しいところ返信ありがとうございます。
ワクチン接種が9月8日、29日と予約とれました。グレードの良い卵がとれ、万全で挑みたいと思っていたので、移植を心待ちにしてましたが、二回接種後に見送りたいと思います。
移植まで時間ができたのでお聞きしたいんですが、先生は、着床前染色体検査はどう思われますか?メリット、デメリット、ふまえてネットで何度か検索しました。前回、身体的にもきつかったのもあって、(できればもう経験したくなく。。)頭の片隅にはあったのですが卵の状態を診察の時に聞いて、すごく嬉しかったのもあり、そのときは、聞くのをやめてしまいました。
この検査の悪い情報を見てると、不安もあり決断できずにいます。今の心境は、卵を信じてお腹に戻したいのが強いんですが、前回のようになるのも、こわい。。そんな思いです。先生はどう思われるか考え聞かせてください。
高橋敬一院長からの回答
今回グレードの良い胚が得られて良かったですね。着床前診断はメリットデメリットあります。着床前診断はもりっとも多いのですが、いまだ完璧ではなく限界もあるので、複雑でこの場で説明は困難です。まずは遺伝カウンセラーのお話を夫と同時に受ける必要があります。今月は28日(土)におこなっています。次回は9月11日(土)です。まずは来院して頂けますか。遺伝カウンセリングのパンフレットをお渡し致します。またその上でカウンセリングの予約をおとり頂けますか。