着床前診断・遺伝の書き込み

着床前診断・遺伝

No.10428 他院治療中

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 習慣流産・不育症

はじめまして。
他院にて治療中で採卵1回行い凍結胚を7個移植しましたが、2回心拍確認後に流産、他は陰性とうまくいきません。不育症検査は通院中の病院での検査は全て問題ありませんでした。また不妊検査もとくに問題ありません。夫は射出精子がいますがかなり少ないです。結果が悪かった理由は分かりませんが射出精子で良くなかったことを考えるとTESEを行った方が良いのでしょうか?よろしくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

2回の流産でとてもご不安なことと思います。一方、様々な検査で問題が無かったようなので、偶然おきた胚の染色体異常が流産の原因である、可能性が高いと思います。これはTESEをおこなって改善される可能性は高くはありません。偶然おきたものと考えて、再度採卵と胚移植をおこなう方針もあります。一方、胚の染色体の問題が最も大きいので、もしおこなうならば着床前診断(PGT-A)を考えても良いと思いますよ。

No.10422 なお

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 着床障害

いつもありがたく拝見させていただいております。
現在の病院で良好胚盤胞を移植しましたが着床しなかった為、次回ERA検査を勧められました。
現病院ではPGTAができない為、転院も考えているのですが、ERA検査は通いやすい現病院でと考えておりました。
ところがネットの情報ではERA検査を病院が変わると移植時に反映しづらいという情報をみたので、先に転院した方がよいのか悩んでおります。
ERA検査後の転院でこのような不都合が実際ありますでしょうか。それとも薬の投与時間などを記載したものがあれば問題はないのでしょうか。
また2回以上の体外受精の不成功をしておりますが、現病院に転院することは伝えにくく、PGTAをうける為には、紹介状が必要になりますでしょうか。
それとも過去のいただいている診察のデータのプリントなどで証明になりますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

ERA検査は、ホルモン補充でおこなうのですが、施設によりホルモン補充のやり方が異なります。したがって検査をおこなった施設と、胚移植をおこなう施設のやり方が異なると、ERAの信頼性が低下してしまうのです。各施設がそれぞれ一番良いと思っている方法で胚移植をしているのですから、他施設の胚移植の方法を指定されて移植する事を、その施設が受け入れてくれるかどうかは、前もって相談する必要があるでしょう。PGTAを受けるために紹介状は必ずしも必要ではないと思いますが、これも受ける施設の考え方によると思いますので、前もって確認しておく方が良いでしょう。

No.10378 48031

いつもお世話になっております。先日は採卵をしていただきありがとうございました。
着床前診断にも何とかまわすことが出来て、一先ず安堵しております。次回の移殖までに時間がありそうなので、必要な検査があれば受けたいと考えています。子宮内フローラ検査等は必要でしょうか?

高橋敬一院長からの回答

まずは、着床前診断の胚が得られて良かったです。着床障害の検査は様々ありますが、慢性子宮内膜炎以外のものとしては、子宮内フローラ、Th1/Th2の免疫能、着床の窓の検査、などがあります。前2者は、早めに結果がでますので、この官位受けても良いかもしれません。ご希望ならば生理8~12日目頃においでいただけますか。

No.10374 49012

いつもお世話になっております。本日、凍結胚移植2回目の判定で陰性でした。


以前こちらの掲示板で質問させて頂いた際に先生からの返答にて下記の様にお返事を頂きました。(No.10285)
「2回移植して妊娠しない場合には、着床前診断を受ける事は可能です。それ以外では慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、Th1/Th2の免疫能なども検査可能です。反復不成功の場合には受ける検査は様々ありますが、現状では、まずは大切にまた胚移植をしては如何でしょうか」


3回目の凍結胚移植をする際に、上記に記載させて頂いた検査や、着床窓のズレの検査?ERA検査?等のなんらかの検査を受けた方が宜しいでしょうか?
お忙しい中、お手数お掛け致しますが宜しくお願い致します。

高橋敬一院長からの回答

2回胚移植して妊娠に至らずご不安のことと思います。一般的には、3個以上の良好胚盤胞を移植しても妊娠しない場合には、着床障害の検査をおこないます。今はまだ2回なので、そのまま移植してもおかしくはありません。ただ、もしご不安ならば少し早めですが、挙げられている検査をおこなうことは可能です。ご希望の際には、生理8~10日においで頂ければ、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、Th1/Th2の免疫能検査は可能ですよ。その際にERA検査や着床前診断のお話しもたずねては如何でしょうか。

No.10370 しろ

はじめまして。
着床についての検査についてご質問させてください。

他院で体外受精をしています。
治療歴は、
2回採卵、2回胚移植(ホルモン補充)。
1度目の採卵、凍結卵一つ、3BC→陰性
2度目の採卵(クロミッドなし)、凍結11個(ほぼ良好胚)4AA→陰性
です。
先日担当の先生から、
『次回は自然周期で考えているが、着床についての検査も視野に』とお話がありました。
その際は検査を高橋ウイメンズクリニック様にお世話にならせて頂きたいと思っております。

7月29日の本日、生理が来ました。
今期は移植はせず、検査を行おうかと検討しております。

その際の質問なのですが、
・行う検査として、ERA検査の可能性が高いのか、
・どれくらいの頻度で貴院様に伺うのか、
・検査だけの1日でいいのか、
・お盆の連休が絡んでしまうのか
・検査は補助金の対象になるのか、

などを聞かせていただけたらありがたいです。
お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

詳しいことは担当医の先生の紹介状も必要です。一般的には、着床の検査としては、まずは子宮鏡が基本です。次に、おおまかに、慢性子宮内膜炎、子宮内細菌叢、Th1/Th2の免疫能、ERA検査の順になります。ERAまでおこなうと、2ヶ月かかります。1か月3回ぐらいの来院が必要です。お盆休みはあありません。検査は補助金の対象にはなりません。ただし、妊娠できるかどうかは、胚の染色体の問題が最も多いので、理論的には着床前診断が最も重要かも知れません。紹介状をお持ち頂けますか。お待ちしております。

No.10337 49258

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 着床障害 凍結胚移植

今回も残念ながら陰性でした。
年齢的に胚の異常が主だとは思いますが、前院を含め着床しない状態が続いています。
着床の窓ERA検査周期をしてみたいと思っています。
料金が載っていないのですがおいくらでしょうか?
今、残っている初期胚の移植前にすべきか、検査する時期は決まっているのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

今回も妊娠反応がでず残念です。主原因は、年齢による胚の染色体異常だと推測されますが、着床障害の検査もあり得ます。ERAは約12万円程度です。次回来院時にご相談頂けますか。検査は、基本的には胚盤胞移植の時期に検査をおこないます。その結果で、翌周期に調節して実際に胚移植する事になります。

No.10334 まい

はじめまして。他院通院中で転院を検討しております。
体外受精で胚盤胞を2回移植しました。1回目は着床に至らず、2回目は着床したもののbHCGの数値が1.1mIU/mlから上がらず妊娠不成立と診断されたところです。他院の先生からは、再度、体外受精に挑戦することをすすめて頂きましたが、妊娠に至らない体の原因までの説明がなく、このまま採卵や移植をすすめてよいものか気になっています。
情報が少ないかと思いますが、検査治療など、先生はどのようにお考えになりますでしょうか。年齢的に次の挑戦が最後かと考えており、アドバイス頂けますと幸いです。

高橋敬一院長からの回答

なかなか良い結果が出ずにご不安のことと思います。妊娠しない主な原因は、最も可能性が高いのは、年齢による胚の染色体異常です。年齢的には、胚盤胞ができても、約8割が染色体異常の胚盤胞なのです。したがって、妊娠するまでには、確率的には、平均的に5~10個の胚移植が必要なのです。理論的には、着床前診断で正常な胚盤胞を選んでもどすことになるのですが、検査まで5~10個の胚盤胞が必要とも言えるのです。一方、着床前診断をしないで、着床障害の検査をすることがありますが、一般的には40歳未満の方へおこなうもので、これは「ご希望するならば」という位置づけになります。もし当クリニックをご希望でしたらば、受付への電話で予約をおとり頂けますか。できる限りのことはご提案したいと思います。

No.10292 48031

カテゴリ: 着床前診断・遺伝

お世話になっております。
次回採卵で、着床前診断を考えております。採卵までに遺伝カウンセリングを受ける必要があるということで、どのように手続きすれば良いでしょうか?

高橋敬一院長からの回答

着床前診断を受けるには、ご主人とお二人で、遺伝カウンセラーのカウンセリングを受ける必要があります。今月は7月10日(土)と24日(土)です。その前にお渡しするパンフレットもありますので、まだお持ちでなければ受け取りに来て頂けますか。今週のカウンセリングを受けるならば,予約はお急ぎ下さい。

No.10243 48443

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 着床障害 凍結胚移植

いつもお世話になっております。
次の周期では移植を考えているのですが、その前に着床の窓の検査をしたいと考えています。なかなか着床すらしないので、検査をしてみたいと思ったのですが、私のような高齢だとあまり意味はないのでしょうか?

高橋敬一院長からの回答

40才以上の年齢ですので、妊娠しない主な原因は胚盤胞の染色体異常であると考えられます。したがって、理論的には、胚の染色体を調べる着床前診断(PGT-A)が最もお勧めの検査となります。着床障害の検査の対象者は、主に40歳未満の方とされています。一方、40才以上の方にも、着床障害の原因がない、とは言えません。したがって、とても重要な検査、とは言えないかも知れませんが、ご希望ならば着床の窓の検査をおこなっても良いと思いますよ。ただし、着床障害の検査には、他にCD138 の慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、Th1/Th2の免疫能などの検査もあるのです。次回来院時にご相談頂けますか。

No.10235 47705

高橋先生、先日は採卵して頂きましてありがとうございました。前医では胚盤胞を3つ作るのが限界でしたが、40歳を間近に控えた今回、良好胚盤胞を11個も作って頂き、ひとまず安心しております。
またオンラインのジネコの研修会、不妊治療セミナーをいつも楽しみに拝見しております。
移植前に二つご確認させて頂きたいことがありまして、前医の不育症の採血結果を、4月に藤田先生に提出したので、いま手元になく数値が見れないのですが、私はT1/T2の値は正常でしょうか?また第12凝固因子が昨年8月では43でしたが、10月に再検査すると65ありました。これは「血液が少し固まりやすい」は否定され、正常と捉えて治療する必要がないと考えて宜しいでしょうか?大変お手数ですが、教えて頂けると幸いです。

高橋敬一院長からの回答

今回、胚盤胞が沢山できて良かったですね。12因子は時期により変動します。基本的には不育症の原因とは現時点では言えませんが、再検査をしても良いと思います。Th1/Th2はいつおこなっているでしょうか?カルテ上はおこなった形跡がありません。次回来院時に直接ご相談致しましょう。

No.10201 ゆーこ

こんにちわ。
先日の子宮鏡検査で、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラで善玉菌0%でした。
まさかの0%で笑うしかなかったのですが…

主人に転座あり、着床前診断ありきの体外受精にむけ、5度目の採卵も中止になった矢先の結果でダメージが。

1つ正常胚あるのですが、もう1度採卵予定でした。

1人目は自然妊娠(今年7歳♀)でした。

今後の治療法、どのようなものが有効でしょうか?

高橋敬一院長からの回答

自然妊娠/出産の実績は大きなものです。子宮内フローラも絶対的な判断基準ではありません。まずは、子宮卵管造影検査+頻回の性交渉、次に、乳酸菌製剤+ラクトフェリン、第3に、採卵に向けての再挑戦とその対策、になると思いますよ。

No.10087 47663

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 流産・切迫流産

いつもお世話になっています。

流産の診断された次の日から出血が始まり、3日後の診察ではもう袋も見えなくなっているのでほぼ排出され1週間くらいで出血も止まるとのことでした。
実際、生理2日目くらいの出血が続きましたが今はほぼ止まっています。

⚪︎流産と診断されてから腹痛や大量出血、胎嚢らしきものが出た感覚もありませんでした。
子宮内が綺麗になっているのか不安です。
子宮鏡などした方がいいのでしょうか?

⚪︎自然排出に痛みを感じない時はしっかり胎嚢が生着できていなかったということ、不育症が考えられる。と聞いたことがありますが、その可能性があるのでしょうか?

⚪︎次の移植前にできる検査は何かありますか?

高橋敬一院長からの回答

今回流産となり残念です。超音波検査で残っていないことは確認しています。子宮鏡はあまり必要ではないでしょう。痛みと生着の度合いは全く関係ありません。不育層とも関係ありません。そのような情報はどこからのものでしょうか?根拠の全くない情報です。流産の原因は、胚の染色体異常が最も考えられるので、理論的には着床前診断になりますが、2個の胚盤胞におこなうかどうかは、考え方によります。次回来院時に直接ご相談いただけますか。

No.10082 ペンギンのしっぽ

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 着床障害 凍結胚移植

初めまして。
他院にて治療中4年目で、転院を検討しております。
今までに10回以上移植をしてきましたが、一度も成功をしておりません。
凍結卵はあるのですが、なかなか移植がうまくいかず今回初めて着床の窓検査を実施すべく準備をしていたところ、先日採血したP4の数値が7もあり、検査できる基準の数値を大幅に超えているとのことで、中止になってしましました。
今までP4を測定したことはなかったのですが、もしや今までの移植の時もP4が邪魔をして成功してこなかったのかと素人ながら考えております。P4は周期や体調などによって左右されるものなのでしょうか。普段からできるP4対策などは何かあるのであれば教えていただけますか?
また、th1th2の値を一年ぶりに測定したところ、Th1が50.1、Th2が1.5、Th1Th2比が33.4と約10も数値が上がっておりました。
このような数値でも移植時にタクロリムスを服用で妊娠できる可能性はあるのでしょうか。また、日頃から数値を下げる為にできることがあればご教示いただけせんでしょうか。
何点も質問をして申し訳ありませんが、ご回答いただければありがたいです。

高橋敬一院長からの回答

年齢的には、胚盤胞の染色体の影響が最も大きいので、理論的には、着床前診断が考えられます。それ以外では、記載されているような着床障害の検査がおこなわれます。Pが上昇しているのは排卵している可能性があります。対策としては、自然周期ならば早めに卵胞をチェックして排卵を逃さないようにすること、ホルモン補充周期では、排卵しないように、GnRHアゴニストのスプレーや、アンタゴニストを使用して、排卵しないようにしつつ、ホルモン補充をする、などがあります。TH1/TH2の値は、容易に変化します。今回上昇したことは、不思議なことではありません。再検査すると低下している事もよくあります。タクロリムスによる効果も期待されますが、この理論自体がまだ一般的に認められてはいません。効果がある可能性はありますが、これが確定しているものではないのですね。着床前診断以外の方法では、Pを今後は毎回測定して、ERA、タクロリムスの方法をとって良いと思いますよ。

No.10047 もも

はじめまして。現在海外で不妊治療を受けている者です。
今後の治療の進め方について、アドバイスを頂けたらと思い、書き込ませて頂きました。

2020年11月に採卵し、20個受精し、胚盤胞になったのは5つでした。
2021年1月に胚盤胞移植(4AB) したものの、hcg は5という結果でした。翌月に子宮内膜スクラッチを受け、今月、再度胚盤胞移植(4AB)をしましたが、妊娠には至りませんでした。(hcgの値はまだ知らされておりません)

2回目の移植失敗を受け、主治医と今後の方針を話し合うことになっております。胚盤胞があと3つ(いずれも6日目胚盤胞 5AA、4AB、4CB)残ってはいる状況ですが、これまでの移植結果と年齢を考慮すると採卵を始めた方が良いのか(その際は他院への転院を考えております。)、もしくは早く移植を行うべきか迷っております。
移植を行う場合、2周期連続での移植を考えております。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご意見を頂けますと有り難いです。海外在住で相談できる方がおらず、決めかねております。

高橋敬一院長からの回答

海外での不妊治療でご不安のことと思います。2回の胚移植ですので、残りの胚移植をしても良いと思います。ただし、費用のことを別にするならば、一番若いときの胚を多数保存しておく方針はありえます。したがって、お子様を複数考えているならば、胚盤胞を10個程度まで保存する方針もありますよ。移植を考えるならば、子宮鏡検査、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ(細菌叢)なども当クリニックではおこなっています。そちらでは如何でしょうか。胚移植ならば、2個胚移植もありますね。

No.9963 ぽぽたん

カテゴリ: 着床前診断・遺伝

はじめまして。
不妊治療(着床前診断)を検討している者で、先生のご意見をいただきたく書き込みさせていただきます。

昨年9月に胎児水腫がわかり絨毛検査でトリソミーがあり、出産までこぎつけるのは厳しく次を急ぐなら、という事で中絶。
その後1月に再度妊娠するも胎芽のみ確認で初期流産という状態です。

狙えばすぐに臨床学的妊娠までは漕ぎ着けますが、染色体異常が2回続いているため
年齢を考慮すると時間もなく、何よりこのような辛い虚しい思いをするのが怖いので
着床前診断を検討しております。

ただ、心に掛かるのは不妊ではないのにわざわざ体外受精をしなければならない事です。

このようなケースの場合、先生は着床前診断をおすすめされますでしょうか?
ご意見を頂戴できますと幸いです。

高橋敬一院長からの回答

流産が続きご不安のことと思います。2回目の流産も染色体異常であったのでしょうか。今回のようなケースは判断は難しいと思います。そのまま妊娠に向かう選択肢もあります。しかし、少しでも流産の可能性少なくするには、不育症の検査もしておいた方が良いでしょう。その上で、着床前診断もありえます。現状では、医療従事者側から着床前診断をお勧めする状況ではないでしょう。着床前診断をおこなうには体外受精が必要ですが、その考え方は個人差があります。その方がどこまで流産予防の手段を希望するかによるのです。一方、年齢を考えると、今後もすぐに妊娠するとも限らないので、その点も考えて、体外受精に踏み切る考え方もあるのですね。胎児の染色体異常を少なくする一つの有力な手段は、少しでも早く妊娠することでもあるのです。このように様々な考え方があるので、お二人の考え方次第とも言えるのです。

No.9958 とう

現在不妊治療2年です。人工授精7回、体外受精3回しても妊娠せず、子宮も問題なく、受精卵も見た目はキレイと言われました。現在通っている病院でらできることは、体外受精を繰り返すしかないと言われました。こちらの病院でもできることは同じでしょうか?ほかになにか原因など調べる手段はありませんか?

高橋敬一院長からの回答

具体的な検査内容がわからないので、一般論になります。反復不成功の方に対して当クリニックでおこなえるものは、まずは着床前診断(PGT-A)があります。妊娠しない最も大きな要因は、胚の染色体異常なのです。つぎに、反復着床障害の検査として、子宮鏡、慢性子宮内膜炎、子宮内細菌叢(フローラ)、免疫機能Th1/Th2バランス、着床能検査ERA、などがあります。それ以外には、ビタミンD、亜鉛、銅、酸化ストレステスト、ビタミンC、などもおこなっています。この中で受けてない検査があるようでしたらば、受けてみては如何でしょうか。

No.9957 46980

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 妊娠初期

先日の胚移植により現在胎嚢確認までできました。ありがとうございます。引き続き宜しくお願いします。

着床前診断の対象者についてお伺いします。貴院ホームページに、染色体の構造変化がある/ない等の記載がありますがこれはどういうことでしょうか。
私自身は該当するのか(過去の検査で何も言われていないので恐らく何もないという認識です)、別途検査して確認できることなのかご教示ください。

また、現時点で対象者の範囲の拡大の予定はありますでしょうか。

私は流産歴が1回なので現在は適応外かと思いますが、年齢のことや凍結胚の数が比較的多いことから可能ならば着床前診断をしたいと思っています。
以上宜しくお願いします。

高橋敬一院長からの回答

着床前診断は、胚移植する前に、胚盤胞の染色体を検査することです。したがって、すでに妊娠さている方は、着床前診断はできないのです。妊娠している方の胎児の染色体異常の検査は、出生前診断となり、母体の血液検査でのNIPT、羊水検査、絨毛染色体検査、などがおこなわれます。次回来院時に直接ご相談、ご確認頂けますか。

No.9939 不妊治療つらいです。

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 着床障害

アドバイスをいただきたくメッセージを書き込ませていただきました。28歳の夫婦で体外受精に挑戦して1年が経ちました。採卵で16個の卵がとれ9個胚盤胞となり凍結し、先日4回目の胚盤胞移植も陰性となりました。一度も陽性反応となったことがありません。4回目は名古屋にある不育着床障害専門クリニックに通って治療をしてからの挑戦でした。もちろんいきなりうまくいくとは思っていませんがいつも以上に期待をしてしまい20代で4回連続の陰性に心がヘトヘトです。体外受精を行なっているクリニックの主治医も原因がわからないということです。今までの移植は全てホルモン充填周期でした。このままホルモン充填周期で移植するのか、一度自然周期を試みるのかどうしたら良いでしょうか。残りの卵も4個となってしまいました。初期胚盤胞とのことです。この4個とも染色体以上の可能性は高いのでしょうか?先生ならば次は採卵も含めてどのような方法でアプローチしてくださいますか?お忙しい中このような質問箱が私たちの希望です。よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

不育着床障害の検査はどのようなものなのでしょうか。子宮鏡、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、Th1/Th2免疫能バランス、ERA、などはすべて済んでいますでしょうか。年齢的には、染色体異常である可能性は高くはありませんが、妊娠しない最も大きな要因は胚の染色体異常ですので、理論的には、PGT-A着床前診断を考えても良いと思います。ただし、これは胚盤胞である事が必要です。採卵は胚盤胞が9個もできているので、変更する理由はあまりありませんよ。ご不安とは思いますが、これらの検査を再度確認されては如何でしょうか。

No.9886 44359

カテゴリ: 着床前診断・遺伝 凍結胚移植

いつもお世話になっております。
昨年8月に出産いたしました。
治療の際はありがとうございました。
凍結胚を残しておりますので、今年の夏頃に移植を考えております。
前回子宮内膜ポリープや慢性子宮内膜炎の治療に時間を要しましたので、早めに子宮鏡等の検査を受けたいと考えております。
しかし今も授乳中なのですが、授乳を継続したまま子宮鏡、卵管造影、慢性子宮内膜炎の検査は受けられるでしょうか?
また生理開始後のホルモン採血も子宮鏡等の検査と同周期、早めのタイミングで受けたほうがいいでしょうか?
産後初めての生理は2月21日にきました。
橋本病は引き続き他院でフォロー中です。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

無事にお子様が誕生されておめでとうございます。慢性子宮内膜炎があった場合には、治療と確認に時間がかかりますので、早めの検査が良いでしょう。授乳中でも、子宮鏡、子宮卵管造影検査、慢性子宮内膜炎の検査は可能ですよ。生理開始8~10日目頃においで頂けますか。それではお待ちしております。

No.9885 48838

高橋先生、藤田先生、お世話になっております。昨年11月にこちらに引っ越しで転院先を探しており、その際凍結胚の受け入れをして下さりありがとうございました。培養士の方にもたくさん取り次ぎをしていただき、感謝しております。
先日、着床障害についての説明会後の個別質問もお時間をたくさん頂いてありがとうございました。年齢には勝てないことは分かりながらも、その事実を先生から伝えられたことで、妊活の取り組みを検討し直す良い機会となりました。残り一回の胚移植に向けて、どうぞよろしくお願いいたします。
次回の移植ですが、着床障害を補助するような子宮内膜スクラッチや、ヒアルロン酸胚移植用培養液を使用するような施術はされておられますか?
よろしくお願いいたします。

高橋敬一院長からの回答

ヒアルロン酸は、すでに培養液に入っているので、胚移植の時に特段専用の培養液は使用していません。以前に使用して検討したときには、当クリニックでは有効性は確認されなかったのです。スクラッチはご希望ならば現在でもおこなっております。しかし、最近では、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、Th1/Th2の免疫能バランス、着床時期のERA検査などができるようになって、スクラッチは少なくなっています。スクラッチ自体は、これらの検査がおこなえなかった時期の方法で、刺激をして免疫能が変化する可能性があり、効くかもしれない、という推論での方法なのです。否定も完全にされてはいないので、ご希望の方にはおこなっていますが、以前よりは少なくなっているのですね。しかし、出来る事はおこないますので、いろいろご相談下さい。