卵巣機能・卵巣機能低下
お世話になっております。
前回、体外受精をし、妊娠判定で陰性、その後生理が来たら10日目に受診して下さいとの事でしたが、今周期は注射や服薬での治療はしないのでしょうか。
昨年8月からポリープ手術や人工授精でお世話になっており、先月始めて体外受精に挑戦しましたが生理が来ました。
卵巣機能が低いので、治療は急いだ方がいいとの事でしたが、今回生理10日目の受診で間に合いますか?
高橋敬一院長からの回答
前回妊娠反応が出ずに残念です。前回はHMG注射での排卵誘発をしているの、少し卵巣が疲れている可能性があります。したがって次回は自然周期での治療を考えておりました。もし積極的に排卵誘発をお考えならば、生理開始3日以内においで頂けますか。超音波検査で卵胞数を確認した上でご相談致しましょう。
他院にて通院中で今春、貴院に転院を予定しています。(以前にお世話になっていました。)
38歳、AMH4.08で2度採卵しました。
1度目はロング法で3個採卵、二個受精。内一個は初期胚移植で陰性。もう一つは六日目胚盤胞で移植しましたが陰性。
2度目はセキソビット+HMGの誘発で6個採卵。内2つ受精しましたが、1つしか残らず、凍結初期胚移植で陰性でした。
今回3回目に踏み切ろうとしたところ、FSHが15.1となり採卵は見送りとなり、カウフマンにて12まで下がりました。
AMHは多少高めでも、FSHが上昇しているということは、やはり卵巣機能が低下しているのでしょうか?
それとも、もう治療していくことは難しいのでしょうか?
現在かかっている病院では年齢を理由にしたくないと言われてしまい、詳しくは言及して頂けませんでした。
夫の転勤のため千葉を離れてしまいましたが、再び高橋先生のもとで治療を継続したいと思っています。
転院後は早めに体外受精を希望しますが、もう治療の限界なのかなぁとの不安もあるため悩んでいます。お忙しいところ恐縮ですがご教示ください。
高橋敬一院長からの回答
FSHはしばしば変動することがありますので、再検査しても良いと思います。またAMHも債券が必要でしょう。その上で、卵巣機能は再評価してみては如何でしょうか。卵巣機能の低下には、それ以外にDHEAsなども調べて対応していきましょうう。排卵誘発は卵巣の状態により、他の方法もありますので試してみては如何でしょうか。いずれにしても急ぐ必要があると思います。当クリニックのカルテがあるならば、すぐに診察は可能ですので、ご希望ならば早めにおいで頂けますか。
高橋先生、いつもお世話になっております。
先日はサプリメントのご紹介ありがとうございました。
今期、採卵を予定して診察をして頂いておりますが、本日D9の診察でまだ小さい為、火曜日にホルモン検査と超音波検査をして決めましょう。とのことでした。これは採卵が出来るか出来ないかの判断と言うことでしょうか。出来るとご判断頂いた際は採卵日は何日になる予定でしょうか。また、今回は注射ではなくクロミッドのみで成長を促しておりますが、それは確認できる卵子が少ないからでしょうか。火曜日の診察で自己注射に進んで行くのでしょうか。
質問ばかりで申し訳ありません。
診察の際はなかなか端的にお伝えするのが難しいのでこちらで質問させて頂きました。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
高橋敬一院長からの回答
今周期は、前回の体外受精と比べて、卵胞数が少ないようでしたので、クロミッドで反応をみております。前回は左に卵胞が1個発育していましたが、もし次回も1個のみの卵胞発育ならば、今回採卵するかどうかはご相談になります。もし卵胞が多くみられる場合にはHMG注射を追加するkとになります。人間はいつも同じ反応ではなく、採卵数もばらつきがありますので、実際には毎回反応をみながら、発育状態を見ながらの判断になります。
こんにちは。度々利用させていただき、とても励まされています。
このたび産後のホルモンバランスについて伺いたいと思っています。3年前に第一子を自然妊娠で一回のチャレンジで妊娠、出産しました。その頃は、生理周期も29日と安定し、排卵後は、すぐに36.95前後まで体温が上がっていました。しかし、産後、一年半後に生理が再開したのですが、当初周期が長かったり(35〜45)、基礎体温がガタガタで、なかなか排卵がスムーズに体温が上がりません。上がってもガタガタです。黄体機能不全を疑われ、クロミッド とデュファストン を飲んでいますが、生理周期が33日になった以外はあまり改善されません。排卵後の基礎体温の上昇も悪いし、ガタガタです。産後の生理再開からもう少しで2年経ちますが、ホルモンバランスが崩れたままでも妊娠に至ることはできますでしょうか?あと数ヶ月で40歳になってしまいます。毎回タイミングを取るのもストレスになってきました。
高橋敬一院長からの回答
基礎体温での卵巣機能不全の判断は困難です。しかし、40歳に近いので、卵巣機能が低下していても不思議ではありません。妊娠をご希望ならば、すぐに不妊治療を始めることをお勧め致します。アンチミューラリアンホルモンを測定して、排卵誘発剤の使用も積極的に考えては如何でしょうか。
いつもお世話になっております。
前回の診察が風邪で受診できなかった為、生理10日目頃に再度診察との指示を頂いたのですが、今回の生理が予定より3週間以上遅れてしまったのですが採卵できる可能性はありますでしょうか?
もしリセットした方が良ければ今回は受診せずに次の生理10日目に診察して頂いた方が良いですか?
高橋敬一院長からの回答
卵巣機能はかなり低下しているので、生理が遅れること自体はしばしばあります。しかし、採卵できる可能性はありますので、まずは生理中においで頂けますか。その上で、見送るか、挑戦するかをまたご相談致しましょう。
いつも御忙しい中有り難うございます。
11月24日に人工受精したあと、hcg注射をしました。それから二週間生理になりそうな気配はあったものの、今はなくなりいまだ生理開始しません。妊娠兆候はありません。
以前にも、hcgしたあとなかなか生理が来ないときがあり、このまま来ないかもと言われたことがあります。
排卵しなかったのか、ホルモンがおかしいのか、閉経なのか1月からまた採卵を予定しているため心配です。
高橋敬一院長からの回答
今回は妊娠反応が出ましたね。おめでとうございます。今後順調に経過して行く事をお祈りしてます。
お世話になっております。
2度目の体外受精を希望しています。
先日の診察時、次の周期にしますとお伝えしたのですが、やはり今周期にもう1度チャレンジしたいと思います。
その場合、次の診察は生理3日以内の来院で良いのでしょうか。
お忙しい中申し訳ありません、ご回答宜しくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
了解致しました。卵巣機能が低下しているので、条件が良ければ次回に採卵しましょう。次回は生理開始3日以内の来院でっけっこうえすよ。またがんばっていきましょう。
9月に入った頃から胸に張るような違和感があり、少しですが乳汁も出たため、本日(9月5日)乳腺外来に行ってきました。医師によると、乳がんではなくホルモンの乱れかもしれないとのことでした。詳しいことは、次回診察で検査結果やエコーで確認する予定です。
高橋先生のところではいつも藤田先生に診ていただき、今後の予定は、次回の生理の後に凍結してある初期胚を移植する予定です。しかし高橋先生の過去の掲示板を見たりネットで調べたところ、乳汁が出るなどの症状がある場合、卵巣機能の低下の可能性があるようなので、次回の生理の後に移植できるのか不安になってしまいました。
予定通りこのまま生理の後にお伺いすればいいのか、それともホルモンの検査や治療が必要なのか、ご教示願います。尚、今日(9月5日)は生理21日目で、順調に行けば12、13日辺りに生理が来ます。
高橋敬一院長からの回答
乳汁も出ているようなので、乳汁分泌ホルモンのプロラクチンが上昇しているのかもしれません。プロラクチンの上昇は、卵巣機能の低下ではなく、排卵を阻害する可能性があります。対策は、プロラクチンを下げる薬を使用することになります。プロラクチンの検査においで頂けますか。
初めて掲示板に記載させて頂きます。
高齢の不妊治療について、ご相談させて頂くことはできますでしょうか?
私(夫)、妻ともに46歳です。
かなり厳しいことは理解しているつもりですが、もし年齢だけで判断されないのであれば、単純に一度診察だけでもして頂ければと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
年齢的にはかなり厳しい状況です。46歳の妊娠は、当クリニックでも、20年間でトップ3に入る状況です。もし治療をご希望ならば受付に連絡を頂けますか。ただし、1ヶ月での、タイミング法での妊娠率は1%未満、人工授精でも1%未満、体外受精でも3%、妊娠しても70%は流産する状況です。数字的にはすぐに体外受精を予定するように計画する必要があります。また、治療は長くて1年間である事もご理解下さい。
いつもお世話になっております。
今回タイミングのみを行いましたが生理が来てしまいました。
9月は体外受精をするスケジュールが難しそうですので、先生には10月からとお話をさせて頂きました。
以前先生が書かれた記事に低AMHの方でもアンタゴニスト法をされて卵が多く取れ、なおかつ凍結胚も残せたという方がいらっしゃいました。
私も1度その刺激法でやってみたいと考えております。自分の体の状態があまりよくないことは分かっております。けれどもやれることはやってみたいと考えております。
次回の診察予約を入れられたのが9/10で間が空いてしまうためこちらで相談させて頂きました。
また、2回の顕微授精で陰性でしたので取れる卵の数にもよるとは思いますが2つ戻しも考えておりました。
どうぞ宜しくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
アンタゴニスト法を試してみることはあり得ます。ただし、生理中の超音波検査で、卵胞が見えないときにアンタゴニスト法をすれば採卵数が増える、のではなく、卵胞数によりその周期に大きくなる卵胞が見えるときにHMG注射をしっかり使用している、ということなのです。実際に、前回ではクロミッドHMG注射で複数採卵でき、凍結胚もありました。大きく違ったことをしているのではないことをご理解下さい。できることをどんどんおこなって行きましょう。
先生、いつもお世話になっております。今月採卵する予定でしたが、卵胞の大きさがあまりにも小さすぎるのと主人の体調も良くないので話し合い今回はやめる事にしました。
良い状態の時に採卵をしたいので来月に体外受精したいと思います。
バイアスピリンが残ってるのですが、来月の体外受精に向けて飲みきってよろしいでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
今回は反応が芳しくなく、無理をする必要はないと思いますよ。次回に再挑戦致しましょう。バイアスピリンは全て飲みきって下さい。次回も生理樫3日以内においで頂けますか。
いつもお世話になっております。次の体外受精を希望しておりましたが、主人がちょっと体調を崩したので、しばらくの間そちらに通えなくなりそうです。AMHが低く高齢なのが心配です。主人の体調が良くなるまでに、自分で何かできることはないでしょうか?低用量ピルで排卵を抑えることは、選択肢の一つになりますか?ご回答よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
ご主人が体調を崩されて、ご不安のことと思います。こちらに対しては問題ありませんよ。卵巣機能の低下はご不安とは思いますが、ピルは役には立ちません。体調を整えて、タンパク質をとり、血液循環を良くすることを心がけて下さい。ご主人の体調が早期に改善することをお祈りしています。
いつもお世話になっております。
先日診察していただいた際に、右卵巣嚢腫がかなり大きくなっており、今回の人工授精は見送り、次回生理後に来院をとのことでした。両側の卵巣嚢腫で2年前に手術しているため、できれば手術せずに妊娠を優先したいと思っております。
今月はタイミングをはかってみますが、生理がきた場合に、今後の治療はどのような方向になるのでしょうか。
体外受精も考えています。お忙しいところ申し訳ありませんが、回答いただけたらと思います。
高橋敬一院長からの回答
今回は卵巣嚢腫が急速に大きくなっているように思います。現時点では良性のものと推測していますが、一時的ではなく今後も大きくなるならば、やはり手術も考える必要があります。今は、次回の生理後に再検査をして判断致しましょう。
36歳です。
半年前まで悪性リンパ腫の抗がん剤をしていて、卵巣は大丈夫だろうということだったのですが、念のためデゥープリンの注射をしていました。
抗がん剤の治療が終わってホルモン検査をしたところ、amhが0.02でした。
体外受精をしようと思いますが、望みはありますでしょうか?
fshも高く、今飲み薬を飲んでいます。
高橋敬一院長からの回答
AMHが0.02はかなり低く、残っている卵子数がかなり少ないことを示します。しかし、卵子1~2個が成長する可能性はあると思いますよ。すぐに体外受精を考えていては如何でしょうか。
先生の本を拝見しました。お忙しいなか恐れ入りますが、ご質問させてください。私は妊活1年2ヶ月、35歳です。
近医の産婦人科でタイイミング指導、子宮ポリープ除去、卵管造影を受けました。うまく検査できなかった可能性があるが、卵管の通りが確認できなかったと言われ、近くの不妊クリニックを紹介していただきました。そこで、通水検査を受け、開通していると言われましたが、フーナー検査が不良で、人工授精を受けました。精液検査は異常がなかったのですが、1回目は精子がみられずキャンセル、2・3回目は精子が少なかったのですが行い、4回目は予約がとれないということで、予定していた日の2日後に行いました。すべて、排卵を起こさせる薬はなにも使わないで、先生の指定日と予約できる日が合えば、精子を注入するだけという処置でした。
その後、仕事をやめ、県内の他の不妊専門の病院に転院し、再度検査を受けましたがフーナー検査(2回とも精子が1~2個しかみられず)以外に異常はなかったです。ただ、AMHの値が0.7とすごく低かったため、体外受精に踏み切ることを決めました。その、2回目のフーナー検査不良の月に、自然妊娠をしました。しかし、心拍は確認できず8週6日で手術を受けました。今は次の生理を待っています。
何が自分にあっている治療なのか分からなくなり、とにかく時間がないことに焦っています。私のような場合、次の治療は、体外受精が適当でしょうか?恐れ入りますが、アドバイスをよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
不妊治療は一つではなく、どれがベストかは考え方にもよります。一つの考え方をお示しします。AMHの値がかなり低いので、最も大切なことは「治療を急ぐ」ことです。したがって、体外受精をすぐに受けて良いと思います。一方、自然に妊娠されていますので、今後もその可能性があります。その可能性を少しでも高めるためには、再度卵管造影検査を受けて、開通の確認と通過性の改善を図ってみては如何でしょうか。フーナーテストは、朝交渉を持って、3時間以内に受けていますか?前夜の性交渉では、フーナーテストは当てになりません。(正常ならば、正常と判断できます)これらが一つの考え方となりますが、参考になりましたでしょうか。
いつもお世話になっております。
昨日生理2日目で女医さんに体外受精始めの診察をして頂きました。内診後「卵巣は腫れてません、マイルド法です。年齢で!」と言われ、年齢も高くAMHも低いので この誘発法なのだと思いその場ではお聞き出来なかったのですが 高橋先生のブログで 生理中に小さな卵胞がいくつ見えるかが大切と書かれていらっしゃいました 私は1つも見えなかったのでしょうか?
初めての体外受精の為 帰宅後すごく不安になってきてしまい 質問させて頂きました。宜しくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
AMHが低く、卵胞は左右に2個ずつと記載されています。今回は、クロミッド+HMG注射の予定です。私でも同じ方法をとると思いますよ。このままで問題ありませんので、不安にならずに一緒にがんばっていきましょう。
いつもお世話になっております
今、生理9日目なんですが、茶色のおりものが少量続きとても不安です。
卵巣機能がかなり低下している事は理解しておりますが、何か対処法があれば教えて頂きたいです。
高橋敬一院長からの回答
卵巣機能が低下すると、しばしば不正出血がおこりやすくなります。しかし、今回は子宮内膜ポリープもありますので、その影響も考える必要があります。不正出血が持続する場合には、子宮内膜の癌検診もおこないましょう。今後も継続するようならばおいで頂けますか。
こんにちは。
私は両卵管閉塞、低AMHのため体外受精をしています。また、男性不妊(運動率、数が少ない)もあります。
6回採卵するも取れるたまごは毎回2から3個しかとれず、胚盤胞まで育ったことがありません。1度だけ初期胚移植をしましたが、着床せず。今の先生には卵管閉塞の人は胚盤胞でないと妊娠率が悪いと言われ途方にくれています。
それならばと思い腹腔鏡手術をしたいと相談したところ、不妊を知らない!馬鹿げていると言われました。私は自分の体がどうなっているのか、また、体外受精をするにしても卵管を通した方が良いのではというのと、僅かながらにも自然妊娠を期待しているのですが、私みたいな悪条件だと腹腔鏡は無駄なのでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
年齢や、詳しい状況が分からないので、一般的なお話になります。腹腔鏡をおこなうのは、35歳以下や38才以下の方など、その後に自然妊娠の可能性が十分にある方におこなわれることが多いものです。例えば、40才以上の方にはあまりおこなわれません。また、腹腔鏡をおこなうのは、卵管の先端の閉塞の方におこなわれ、子宮と卵管の境の間質部の閉塞には卵管鏡下卵管形成術(FTカテーテル)がおこなわれます。重症の男性不妊の方には、腹腔鏡やFTカテーテルはあまりおこなわれません。しかし、異常のような状況でも、少しでも自然妊娠の可能性を上げたいとお考えならば、おこなう事はあり得ます。ただし、腹腔鏡には入院が必要ですし、FTカテーテルや腹腔鏡では20万円程度のコストもかかります。総合的に考えて手術の可否を決めることになります。一般的な考え方ですが参考になりますでしょうか。
先生、お忙しい中お返事ありがとうございます😊生理がくる可能性の方がありそうですか?生理が二週間遅れたのは初めてなので、もしや妊娠の可能性もあるのかと少し思ったのですが、プレマリン服用中だったからそれはなさそうですか?期待と不安で複雑な心境です。
高橋敬一院長からの回答
生理が2週間遅れる事はしばしばあるので、妊娠の可能性も否定はできませんが、今回は妊娠を強く疑う根拠も今回の文面からはあまり得られるものではありません。この場ではこれ以上は単に推測を重ねるだけになりますので、不安なままでいるよりも担当医の診察を受けて確認された方が良いと思いますよ。
他院で不妊検査を一通り受けた者です。来月で42歳です。AMH1.28、月経4日目の血液検査でFSH10.79、LH4.29、プロラクチン22.85でした。抗精子抗体は陰性、卵管造影検査、子宮がん検査も異常なしです。FSHの数値が高いため、体外授精で注射を打てない状況だから、体外授精ならばFSHを下げる薬を飲んでから、と言われてました。できればタイミング法ではなく人工受精から始めたいと伝えましたが、人工受精はフーナーテストの結果が悪い人が行うのであって、そこが問題ないならタイミング法と変わりないと言われました。どの治療にするかは自分たちで決めてくださいと言われ、戸惑っています。先生でしたら、どの治療から始めることを薦めますか?なお、主人は46歳で、精液検査は量は1.0mlと少な目でしたが基準値より高く、優秀と言われました。アドバイスをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
基本的には、今診察を受けている先生との十分な相談が必要ですね。ここでは参考までの当院での一つの考え方を記載します。卵巣機能が悪いときには、HMG注射での排卵誘発をしないで、飲み薬での誘発をおこなう事もあります。しかし、FSHはかなり変動します。FSHを一時的に下げることでどれだけのメリットがあるかは明確にはなっていません。生理中の卵胞を超音波で確認して、初期の卵胞が多数あるならば、HMG注射をしても良いと当クリニックでは考えています。採卵数を最も反映するのは、AMHやFSHよりも超音波検査であるとの報告も多数あります。人工授精はフーナーテストが不良な人のみがおこなうのではありません。原因不明にも人工授精はおこなわれており、それで妊娠率も上昇しています。フーナーテスト自体、非常に曖昧な検査であり、当クリニックではこれを治療の判断にはしていませんので、人工授精の意義もあると思います。少しでも妊娠率を上げる目的で、ためらわずにAIHもおこなっています。今周期には人工授精をして、高温期には卵胞ホルモンと黄体ホルモンをしっかり使用すれば、人工授精の補助にもなりますし、生理が来ても次回の生理時にはFSHの低下も期待できます。そのように治療を進めるのも一つの方法でしょう。ただし、繰り返しますが、現在担当している医師との十分な相談が必要だと思いますので、その上で納得のできる治療をお受け下さい。