着床前診断・遺伝
初めまして!
着床前診断希望しており、行っている病院での治療を希望しているのですが、先生の病院では1受精卵あたりの検査の費用はいくらでしょうか?
全ての染色体を教えて頂けるのでしょうか?
希望すれば誰でも受けることが可能なのでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
着床前診断は現在、日本産科婦人科学会の臨床研究でおこなわれています。したがって、誰でも受けられるものではなく、2回以上胚移植しても妊娠しない反復不成功の方、2回以上連続して流産した方、お二人の染色体に問題がある方、などに限られます。料金は各施設で多少異なりますが、当クリニックでは、1個およそ8万5千円です。詳しくは、遺伝カウンセリングをお二人で受けて頂くことから始まることになっています。
いつもお世話になっております。
先日、藤田先生に採卵して頂きました。
今回は着床前診断を希望しているため、次の周期には検査結果が出ていないと伺いました。現在、グレードは低いものの凍結胚が1つあります。検査結果を待つ間にこちらを移植して頂くのは可能でしょうか。同じ採卵でないと今回の着床前診断には一緒に出せないとのことなので、年齢的に周期を無駄にしたくないのと、凍結期限も近いかと思い移植を希望します。また、前回と今回の体外受精で主人の精液の状態が良くありません。精子はばらつくとは存じておりますが主人も加齢が要因でしょうか。着床前診断の結果をによっては年内は出来るだけ採卵をしたいと思います。年齢的に年内の採卵で治療に目処をつけるつもりです。精子の状態を改善するサプリなどありましたら、是非ご教示頂きたく存じます。宜しくお願いいたします。千葉県でも再びコロナ感染者が増えております。クリニックの対策に安心して通院出来ております。先生方や他の患者様にご迷惑おかけしないよう、私もしっかり感染予防してクリニックに参りたいと思います。これからも宜しくお願い致します。長文になりまして、申し訳ございません。
高橋敬一院長からの回答
今現在保存している胚移植は可能だと思います。生理開始5日以内においで頂けますか。精子も加齢は関係します。精子への薬剤は特効薬はないのですが、アシストワンなどの総合ビタミン剤、漢方薬、などを使用しても良いと思います。コロナは確かにやっかいですね。われわれも注意して診療致します。
はじめまして、不妊治療歴3年の者です。
これまで4回胚盤胞移植を行いましたが、以下のような結果で中々妊娠につながりません。担当の先生は着床は出来ている、受精卵の生命力の問題と繰り返し仰っていますが、そもそもhcgが一桁の場合でも着床できているのでしょうか?不育症の検査では問題なしとの診断をいただいておりますが、今後も移植を続けていけばよいのか、もしくは何かしらの検査をすべきか悩んでいます。高橋先生のご意見をお伺い出来れば幸いです。
1回目: hcg<0.5、2回目: hcg8.8、3回目: hcg49→777まで上昇するも、胎嚢確認前に流産、4回目: hcg3.2(いずれも4BCまたは4AA、ホルモン値、子宮内膜は基準値以上)
高橋敬一院長からの回答
HCGの値をみると、少なくとも3回目は妊娠していると判断されます。不育症の検査で問題ないならば、もし受けるならば、第一には着床前診断(PGT-A臨床研究)が上げられます。今のまま胚移植祖することはおかしな事ではありません。それ以外には、念のために、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、Th1/Th2、などの検査も受けることも無意味ではありませんよ。
大変お世話になります。
藤田先生よりPGT-Aの結果を教えていただきました。
モザイク胚2つと異常胚2つでしたので、低頻度モザイク胚を移植するか、再び採卵するか、悩んでおります。
質問ですが、採卵をお願いする場合、卵胞を育てるのにどの方法をご提案いただけるでしょうか。私としてはロング法を希望しますが、前回の採卵から期間が経っていますし、これまでの移植やPGT-Aの結果を踏まえますと別の誘発法にトライした方がよいでしょうか。
ご意見を頂戴したく存じます。
よろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
モザイク胚の扱いはとても難しい問題ですね。これは直接の相談が必要です。排卵誘発の方法は、卵巣機能にもよります。AMHを検査においで頂けますか。曽於結果でご相談致しましょう。
こんにちは。着床障害への処置としてお伺いしたいことがございます。
他院にて凍結胚盤胞移植3回実施するも、全て陰性でした。残る胚は5つです。
次周期は、移植をするか検査をするかで悩んでいます。検査をするなら、TRIO検査、th1/th2を提案されていますが、era検査のみではなく、EMMAとALICEもすべきなのでしょうか?素人としては、フローラは検査をしなくてもラクトバチルスサプリを飲めば良く、子宮内膜炎はCD138にて判定が出来るのでは?と思っています。
また、もし移植を選択するとして2段階移植、もしくはAHA有り無しの2個移植で着床の窓対策は出来ないだろうかと考えております。
初歩的な質問で大変恐縮ではございますが、先生の見解をお聞かせ願えますでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
慢性子宮内膜炎は実際には、CD138でないと判断はできません。しかしその施設がEMMAとALICEで代用している可能性はあります。これはその施設のやり方になります。実際には、ERAもTh1/Th2も、まだ評価が確実に認められているものではないので、これらの選択は、考え方によって判断が分かれるのです。検査に疑問がある場合には、2段階移植や2個胚移植は、とりうる方針としてはおかしくはありません。一方、ERAやTh1/Th2の検査に意義を感じているならば、すべて受けることも方針としては成り立ちます。一方、着床するかどうかは、胚の染色体が最も関係するのです。したがって、3回胚盤胞移植指定妊娠していないので、着床前診断8PGT-A臨床研究9の対象でもあるので、こちらを受ける方が最も理にかなっている、という考え方もあるのですね。
いつも掲示板を参考にしています、ありがとうございます。遠くに住んでおり、そちらに通院ができないため、他院に通院中ですが質問してもよろしいでしょうか。
アリス検査を行い、内膜炎の原因になってそうな菌が見つかり抗生剤を飲んだのですが、移植を二回してもかすりもしなかったので、内膜炎がきちんと治っているか検査してから次の移植をしたいです。
(ビタミンd やth1等の検査も終わっています。)
しかし、現在の病院では子宮内膜炎のcd138検査を殆どしてないようで、お願いして検査してもらいましたが、結果を見ると、「1高倍率視野中最多で1個のcd138陽性形質細胞がある」とありますが、通常の20視野等の記載と異なります。先生に何度聞いても、軽度としか言われず、基準もわかりません。こちらは通常の基準と同じ、5以下だと陰性と同じなのでしょうか?治っているのか、本当に軽度なのかわからず、このまま移植するか悩んでいます。
高橋敬一院長からの回答
慢性子宮内膜炎の基準は、まだ明確に決まっているのではありません。当クリニックでは、記載されているように、20視野に5個以上のCD138細胞があれば陽性と判断しています。同じ倍率か分かりませんが、1視野で最多1個のCD138は、20視野あたり、20個未満のCD138という状況なので、陽性であっても軽度ともいえますが、実際には陰性か陽性かも判断出来ません。方針としては、①20視野中ではどうなのか再度スライドをみて再評価してもらう。②陽性でも軽度なのでそのまま胚移植する、のもおかしくはありません。③着床前診断(PGT-A臨床研究)の対象ならば、これを受けてみる。④ERA(着床の窓)検査を受けてみる、などが考えられると思います。
初めまして。
他院にて体外受精を行い、1回目:6w自然流産、2〜6回目:不成立、7回目:2段階移植で妊娠・出産しました。
2人目を希望して、8〜9回目:不成立、10回目:化学流産し治療を終えました。
これ以上の負担に耐えられる自信が無いと判断して2人目を諦めていましたが、貴院での着床前診断臨床研究開始のお知らせを拝読し、もう一度治療したいと考えるようになりました。
不成立が他院での結果でも、着床前診断臨床研究への参加希望を受け付けていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
体外受精で3回臨床妊娠(2回以上)はされていないので、着床前診断の対象になります。ご希望ならばお受け出来ますよ。診療をご希望ならば受付にお電話頂き予約を取って頂けますか。お待ちしております。
他院通院中です。
先生の病院で着床前診断を希望しているのですが、胚を移送して検査して頂くことは可能でしょうか?
今まで胚盤胞を8回移植しましたが妊娠には至りませんでした。
内膜の厚さは問題ありません。
転院を検討しています。妊娠に至らなかったのは担当した培養士や医師の技術次第ということも考えられるのでしょうか?
合わせて胚に問題があるのではないかと考えております。その為、
着床前診断を希望しています。
現在2個の凍結胚があり、確率を上げる為に2つ移植したいと考えています。
1つ移植するより2つ移植した方が確率は上がるのでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
当クリニックに胚を移送しての着床前診断は可能です。ただし、移送する前に、まずは遺伝カウンセリングを受けて、本当に着床前診断が必要かどうかを確認してからにされては如何でしょうか。まずは当クリニックの初診を受けていただけますか。培養士や医師に技術の問題は、可能性としてはありますが、実際には分かりませんのでコメントは出来ないのです。現在の着床前診断の臨床研究では、1個ずつの移植しか認められていません。1回の妊娠の確率を上げるために2個移植すれば高くなりますが、チャンスは1回になります。したがって2個移植することがメリットがあるかどうかは微妙なのです。
こんにちは。先日は遺伝カウンセリングについてご回答をありがとうございました。早速27日に予約できました。カウンセリング当日に臨床へのエントリーは可能でしょうか。27日辺りが流産後の生理予定でして、出来たら、この周期の採卵で着床前診断を希望しています。間に合いますでしょうか。
年齢的に余裕がないので、時間を大切にしたいと思います。
お忙しいなか、何度も投稿してしまい、お手数ですが宜しくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
カウンセリングを受けて頂ければ、当日のエントリーは可能ですよ。急いで進めていきましょう。
いつもお世話になっております。
先日、流産の処置をして頂き生理待ちの状態です。凍結胚がありますが、次回は採卵からと考えております。また、着床前診断のお話も頂き是非、やりたいと思います。他の方の掲示板を拝見すると、遺伝子カウンセリングの参加が事前に必要とのことですが、採卵後に参加と採卵前の参加、どちらが良いのでしょうか。先に受けておくことが出来るのでしたら早めに予約をとりたいと思います。
お忙しいなか、お手数ですがご回答をお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
着床前診断(PGT-A)は、流産防止が主な目的になります。採卵後の参加では、胚の凍結融解が増えて、費用も胚のストレスも増えます。したがって、採卵前に遺伝カウンセリングを受けて、PGT-Aの臨床試験へのエントリーをする方が本筋です。今月の遺伝カウンセリングは、13日と27日になります。まずは遺伝カウンセリングを受けて頂けますか。
お世話になっております。
本日、最後の凍結胚移植がキャンセルになり少し落ち込みましたが、前を向いて次の行動を考えようと思いました。
採卵をする方向で考えていますが、私達はPGT-Aの対象になりますか?
対象となる場合、どのタイミングで予約を取れば良いですか?
また、何か新たにやった方が良い検査等ありますか?
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
今回胚移植出来ずにとても残念です。反復不成功でのGTAの対象になります。ご希望の場合には、採卵から始めます。しかし、その前に遺伝カウンセリングを受けて頂く必要があります。次回は6月13日と27日です。ご希望の場合には、その前に診察を受けて、PGTAのパンフレットなどをお渡ししますので、早めにおいで頂けますか。
いつも拝見させていただいております。
他院にて人工授精まで行っているのですが、将来的には体外受精と着床前診断(PGT-A)を希望しております。
現在の病院で着床前診断について相談したところ、費用や卵に対する負担を考えると検査をするよりも全て戻す方を勧めるようなお話がありました。
年齢を考えると戻せる卵の数も少ないかと思うのでもっともだと思うのですが、流産や着床しない月日を考えると効率が悪いのではないかと思うこともあります。
その後そちらの病院でもPGA-Tの認可がおりたとブログで拝見しまして、積極的に取り入れてくださるならとても心強く感じております。
そこで質問なのですが、やはり高齢の為あまり検査をする意味はないのでしょうか?(女性43歳、AMH=1.79、男性58歳です)
また、今の病院で体外受精で2度の着床不全や流産があった場合は、診断書があればそちらの病院に移った時に、PGT-Aを受ける資格があるのでしょうか。また検査費用は卵1個につきどの位になりますか?
お忙しいところ申し訳ございませんがご回答いただけましたら幸いです。
高橋敬一院長からの回答
着床前診断は認可がありましたので、ご希望の方には、すでに臨床試験として、PGT-Aは開始されています。診断書があり適応が確認出来れば問題なくPGT-Aは受けられますよ。最初は、遺伝カウンセリングを受けて頂く必要があり、その上でご判断頂きます。年齢との兼ね合いをみると、胚盤胞の数によると思います。PGT-Aはすべて胚盤胞でおこなわれます。1個あたり約10万円のPGT-Aの料金がかかります。したがって、1~2個の胚盤胞ならば、そのまま移植する、という判断も成り立ちます。最も良い対象者は、「胚盤胞が5個以上ある方が、移植する胚を選べる」事ができる方なのです。もし胚盤胞が少ないならば、PGT-Aの意義は大きくはありません。したがって、実際に受けるかどうかは、得られる胚盤胞の数にもよるのですね。
質問させてください。
ビブラマイシンは生理中の服用は問題ありませんでしょうか?
本日生理が来まして、慢性子宮内膜炎はほぼ陰性でしたが念のためビブラマイシンを2週間服用し、次の生理が来たら移植周期に入る予定です。
移植を行う病院とは違う病院で慢性子宮内膜炎の検査を受けた為、薬を飲み始めるタイミングは自分のタイミングで、と言われました。
生理開始と同時服用で問題ないのか、生理後からの方が良いのか教えていただきたいです。
高橋敬一院長からの回答
一般的には、ビブラマイシンは妊娠していない時期に飲むことが多いので、むしろ生理中に飲むことが多いと思いますよ。
昨年4月、9月に化学流産しています。
2回目は繊毛があり掻爬しました。
私は多嚢胞ですが自力排卵します。卵管造影AMH、甲状腺など異常はなく主人も異常なし。
2回目化学流産して以降妊娠しません。
タイミング法+クロミッドを4周期しましたがダメでした。
3月と今月24日も人工授精をしました。2個22ミリあります。
今回妊娠出来ない場合体外受精を希望したいのですが、
着床したことはあるんだしと、医師はあまり乗り気じゃありません。
受精するかより着床するかが心配でもうタイミング法程度の確率に向かう精神力がありません。
夫婦としては早く子供が欲しいですし、何がどこまで良い結果だったのか分からぬ治療は辛いです。何より着床障害が心配です。
この場合先生はどう判断してされますか?
また、着床障害の検査など先に出来るもにはあるのでしょうか?
長くなり申し訳ありません
高橋敬一院長からの回答
妊娠されており、着床はしているので、着床障害が心配であるというのは、医学的には必ずしも正しいとは言えません。担当医の姿勢は、医学的には間違ってはいないと思います。医療側からは、体外受精をお勧めする状況ではないと思いますよ。ただし、不安が強くどうしてもご希望の方には、当クリニックでは体外受精もお受けしています。人間は不安感が強いと、妊娠率が低下して流産率が高くなります。したがって、不安を低下させる目的で、検査をすることもあり得ます。受けるならば、着床障害の検査よりも不育症の検査の方が優先されるかも知れませんね。しかし、今回はご自身の不安感が強いようなので、一緒に着床障害の検査も受けてもよいかもしれません。着床障害の具体的検査には、子宮卵管造影検査、子宮鏡、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、Th1/TH2の免疫能検査などがあります。それらを受けてから体外受精も考えては如何でしょうか。いずれにしても担当医との相談が必要になります。
凍結胚盤胞を融解しての着床前診断を勧められていますが、有効か疑問です。
2018年8月より4回胚盤胞移植をしております。2018年1度目の移植をし妊娠後、6w5dで流産。2回目は化学流産で、2019年にERA・子宮内膜フローラ・慢性子宮内膜炎/銅亜鉛検査が問題なしでしたので3回目の移植をするも着床なしでした。
そこでth1・th2検査したところth1の値が27と高い為、タクロリムス3錠/日を服用して胚盤胞移植しましたが、着床しませんでした。
41歳の年齢を考え、残りの凍結胚盤胞が7個を融解し着床前診断をして、正常胚をタクロリムスを4錠/日に増やして移植するよう勧められていますが、融解、再凍結した胚盤胞を移植すると検査した胚盤胞への見えないダメージにより更にth1から異物ととらえられ攻撃されるとの意見を聞きました。
このまま、着床前診断をせずに移植を続けるか、融解して着床前診断を行うか迷っております。
先生はどのようにお考えでしょうか。
高橋敬一院長からの回答
着床前診断は、現在、臨床研究の最中です。これは、この1月以降の採卵からおこなった方が対象だと思います。したがって、はるはるさんは現時点では、着床前診断の臨床研究の対象ではないかもしれません。もう一度確認されてみては如何でしょうか。着床前診断には、融解、一部卵子細胞採取、凍結、によるダメージもあり得ますので、その分妊娠率が低下する可能性もあるのです。その点は十分に相談する必要がありますね。
初めまして。
着床前診断について調べておりました所、こちらの掲示板に辿り着きました。
第1子を他院にて排卵誘発剤で2015年に出産しました。その後元気に育っております。
第2子をタイミング法で授かり、昨年1月に出産しましたが、18トリソミーと診断され、数時間後に亡くなりました。
その後自然妊娠しましたが、今年の2月に14週で流産し、胎盤検査をしたところ、再度18トリソミーと診断されました。
その際に、着床前診断の臨床研究対象になる可能性もあるとのお話を伺いました。
再度妊娠を希望しておりますが、着床前診断の対象にはなるのでしょうか?
お忙しいところ、大変恐縮ですが、ご回答頂けると幸いです。
高橋敬一院長からの回答
18トリソミーが続きご不安になっているのですね。現在、日本で実際におこなっているのは着床前診断の臨床研究中です。それを受けられる方の前提は、体外受精を必要とする方が対象です。はるさんは、体外受精を必要としない方ですので、現在の着床前診断臨床研究の対象にはならないと思いますよ。もう一度確認されてみては如何でしょうか。遺伝専門医の診察や、遺伝カウンセラーのカウンセリングも受けてみては如何でしょう。当クリニックでも遺伝カウンセラーが土曜日にカウンセリングをおこなっておりますよ。お二人に染色体異常がないならば、18トリソミーは偶然おこるもので、流産の中では珍しい異常ではありません。現時点では、妊娠されたならば、NIPTや羊水検査が、必要とされる検査になるのではないでしょうか。
こんにちは、お忙しいところありがとうございます。
体外受精を5年続けて病院も4回変えて10回以上胚盤胞を移植してきましたが結果が出ず。(陰性10回 化学流産1回)
出来る検査は全て行なってきました。
これだけ移植してる為全ての胚が悪いとは言えないので消去法で考えると子宮側の問題が大きいと言われてましたが、子宮鏡ではポリープ等も見つからず綺麗でした。慢性子宮内膜症も薬で治療済みでエラ検査、フローラ検査も異常はありませんでした。自己免疫異常や染色体異常も見つかりません。
葉酸やビタミン等も5年間飲み続けています。
最後はアスピリンとヘパリンを応用しましたが化学流産に終わりました。
今までの病院ではこれ以上出来ることはないと言われフェードアウト気味になってしまってます。
難治性着床不全なのは理解しておりますがもう出来ることはないのでしょうか。
よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
着床障害の検査はすべて受けているようなので、あらためて、胚の染色体異常の関与が最も大きいと推測されます。したがって今後は着床前診断を受けてみることが最も大きいと思いますよ。当クリニックでは着床前診断の臨床研究の申請中でまだ出来ませんが、近くにその臨床研究をしている施設があれば受けてみては如何でしょうか。
過去6回、移植を行いましたが、いずれも着床せずに終わっています。
着床不全検査を行いましたが問題なしでした。
受精卵の染色体に問題があるのではないかとのことで、着床前診断を行っている病院に転院を希望しています。
高橋先生の病院では、着床前診断を行うことは可能でしょうか?
もし正常胚があれば、妊娠する可能性は高くなるのでしょうか?
高橋敬一院長からの回答
反復不成功のようですので、現在、学会が認定している、着床前診断の臨床研究の対象になると思います。現在当クリニックも申請中ですが、現時点ではまだ認定されていません。おそらくGW以降になると思います。したがって、それでよろしければ当クリニックにおいで頂ければ診察致します。また、おいで頂ければ着床障害の検査の再確認もおこないたいと思います。診察をご希望でしたらば、受付にお電話頂けますか。お待ちしております。
他県で治療中ですが、いつも掲示板を治療の参考にさせて頂いています。
2018年10月に初採卵。2019年1月に4bbの胚盤胞を移植し陽性反応が出ましたが、8週で稽留流産しました。(胎児の染色体に異常はありませんでした)吸引式で手術しましたが、胎盤遺残のため2ヶ月後に掻爬で再手術。手術後、子宮鏡検査を行い問題がないことを確認し、2019年7月と8月に残りの胚を移植しましたが妊娠には至りませんでした。
2019年10月、2度目の採卵し4ac1個、4bb5個、4bc1個の7個の胚盤胞を得ることができ、12月と1月に2個ずつ移植しましたが、着床しません。流産後、計4回、6個の胚を移植しても妊娠できず、来月38歳になるため時間もなく途方に暮れています。不育症の検査、th1/th2の比率、EMMA、ALICEなどの検査も実施し特に異常はありませんでした。
そこで先生にご質問です。
⑴流産後、着床障害になることがあるのでしょうか?流産後内膜も薄く7ミリ前後にしかなりません。
⑵移植を繰り返しても妊娠しない理由は胚の問題が1番でしょうか。右に2センチのチョコレート嚢腫がありますが、そのことが着床障害の原因になりますか?(9月にアルコール固定しました)
⑶残り4bbの胚盤胞が2個残ってますが、万が一のため次回の採卵に向けてアシストワンの購入を検討しています。飲み始めはいつからが良いのでしょうか?採卵時期にはアスタキサンチンサプリと高濃度ビタミンC点滴をしていますが、併用しても問題ないですか?
⑷他に受けておくべき検査があれば教えてください。
以上4点です。お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
流産後、なかなか良い結果が出ずに残念です。流産後に着床障害になる可能性はあり得ますが、吸引式での流産手術はマイルドな方法で、この手術が関係している可能性は高くはないと思います。しかし、内膜がやや薄い傾向にあります。7mmあればそれほど問題ではないと思いますが、8mmを越えると良いですね。2cmのチョコレート嚢腫は、着床にはあまり関係しないでしょう。アシストワンは、いつからでも使用して結構ですよ。妊娠された場合には、葉酸などの単剤に変更して下さい。アスタキサンチンとビタミンCは併用しても大丈夫だと思います。残りの検査としては、CD138による慢性子宮内膜炎、亜鉛、銅、ビタミンDなどがあり得ます。一度妊娠されているのですから、もう少しがんばってみて下さい。
お世話になっております。
なかなか着床出来ない事で疲れてしまい、少しお休みをしていました。
今凍結してある受精卵の保存期限が近づいてることもあり、また移植を再開しようと考えておりますが、着床前診断が出来るようになったとお聞きしました。
以前から高橋先生からももうすぐ出来るようになると伺っていたので、やっと出来るようになって嬉しい気持ちになりました。
実際にはどのような手順で行うのでしょうか?また、金額はどのくらいになりますでしょうか?
お忙しい中申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
なかなか良い結果が出ずにお疲れのことと思います。着床前診断に関しては、その後に進展がありました。産婦人科学会から認定を受けた施設で、PGTAの臨床研究が1月から開始されました。ただし、この臨床研究には制限があり、過去2回着床しない方、2回流産した方などで、今後、新たに採卵し、胚盤胞が得られた方が対象になっているようです。すでに保存されている胚は、今回の臨床研究の対象ではないようです。これらが対象になるオープンのPGTAにはもう数年かかりそうなのです。当クリニックは、すでに着床前診断の施設認定を受けており(千葉県では当クリニックが初めてのようです)、この臨床研究にも参加申請をしており、その返事待ちですが、数ヶ月以内に参加できることを望んでいるところです。したがって、今ある胚に対しては、すでにPGTAをおこなっている他施設でもできませんので、PGTAなしで胚移植する事になります。最も大きな問題は、胚の染色遺体異常の有無ではありますが、再度、タクロリムスを使用して良いと思います。以前使用したものとは、メーカーを変えるなど改善はしています。またERA検査も考えて良いかもしれません。再度直接ご相談においで頂けますか。