着床障害
はじめまして。いつもこちらの掲示板を拝見し参考にさせていただいています。現在、こちらへの転院を検討しておりまして、その前に現状を一度ご相談させていただきたく思います。
35〜36才の間に良好胚の凍結胚移植4回行うも全て陰性で、着床不全、不育症、夫婦の染色体検査、子宮鏡異常なし。5回目の移植前にと先月卵管造影を行ったところ卵管狭窄あり、排卵直前の月経17日目にFTを受けました。その際子宮フローラとCD138も受けた結果、子宮フローラはラクトバチルス(crispatus97.9%、jensenii2.1%)でしたが、CD138では、「出血を伴う内膜で、増殖期内膜腺と紡錘形内膜間質細胞を認めます。浸潤CD138陽性細胞は22/10HPFsです。」との結果でした。主治医には非細菌性の為抗菌剤適応でなく、どうしようもないのでとりあえず移植しましょうと言われましたが、もしかしたらこれが今までの着床不全の原因なのではないか、やはり抗菌剤を使用してみて陽性細胞が減るかどうか試してから移植した方が良いのではないかと悩んでいます。また、非細菌性であっても、陽性細胞22/10というのは着床の妨げになるのかも医師に問いましたが分からないとの返答だった為気になっています。お忙しい中恐縮ですが先生の見解をお教えいただけますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
慢性子宮内膜炎の判断になると思います。実は慢性子宮内膜炎や子宮内フローラの基準は世界的にはまだ明確にはなっていないのです。担当医がフローラが正常であるので、慢性子宮内膜炎の炎症細胞が抗菌剤適応ではないとの判断は、おかしな判断とは言えません。一方、当クリニックの採用している基準では慢性子宮内膜炎の状態です。一般的にはその際には抗菌剤を使用しています。しかし、子宮内フローラが正常なので、安易な抗菌剤投与は、むしろ子宮内フローラを乱す可能性もあります。最近の東京大学の報告では、慢性子宮内膜炎よりも、子宮内フローラの検査結果が、妊娠への影響が強いとの報告があります。したがって、フローラとCD138の結果のどちらを優先するか悩むときには、フローラ優先でよいと思います。しかし、どうしても抗菌剤を使用するならば、併せてラクトバチルス製剤をしっかりと使用するほうが良いと思いますよ。
はじめまして。41歳です。
現在、千葉県内の不妊治療専門クリニックで治療中ですが、転院も視野に入れ、先生のお考えを伺いたく投稿いたしました。
AMHは約5で、採卵では毎回10〜20個程度採卵できます。
これまで採卵を5回行い、5日目胚盤胞を合計5個移植しましたが、一度も妊娠判定陽性になったことがありません。
初回採卵では受精せず、翌日に顕微授精へ切り替えました。その後は顕微授精を行っています。
また、1年前に子宮筋腫の手術を受けましたが、現在は再び筋腫があると言われています。
検査は卵管造影までで、子宮鏡検査や慢性子宮内膜炎(CD138)などの検査は受けていません。
現在のクリニックでは先生やスタッフの皆さんには大変良くしていただいており、不満があって転院を考えているわけではありません。
ただ、保険での移植があと3回となり、今後はできる限り原因を整理し、納得した上で治療を進めたいと考えています。
先生でしたら、私のような経過の場合、まずどの点に着目されますでしょうか。また、優先して確認・検査を考えられることがあれば、ご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
年齢からは、妊娠しない主原因は、胚の染色体異常の有無です。したがって理論的には、着床前診断(PGT-A)が望まれます。しかし、保険とPGT-Aの併用が認められていないので、現時点では丁寧に胚移植をすることになります。着床障害の検査は、通常は40歳以下の方が対象です。しかしPGT-Aをおこなえないので、着床障害の検査をすることは無駄ではありません。子宮鏡、CD138、子宮内フローラなどの検査をお勧めします。一方、良い卵子を得るためには、栄養状態、亜鉛、銅、などを調べて、タンパクリッチな食生活と、血流改善の運動など、もお勧めいたします。
お世話になっております。
先日は診察ありがとうございました。
第二子に向けて再び治療を頑張って行こうと思います。ひとまず採卵はせずグレードは低いですが、凍結保存している胚を移植することに決めました。
先日の診察で聞き忘れてしまったことがあり、ご質問させてください。
第一子の移植前には内膜スクラッチをしたのですが、今回もした方が良いでしょうか?少しでも着床の可能性が上がるのであれば、今回もやりたいと考えております。
次回は7/17(生理9日目)に子宮鏡検査で伺う予定です。その際に、内膜スクラッチも行うことは可能でしょうか?
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご回答お待ちしております。よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
胚移植の件、承知いたしました。子宮鏡検査は7月17日におこないました。内膜スクラッチは、通常は高温期におこないます。その時期においで頂けますか。
こんにちは。大変お世話になっております。
体外受精を2度行いましたが、妊娠判定至っておりません。
現在、3回目の体外受精を検討しておりますが、2回妊娠判定が出ていないため、このまま前回同様に体外受精をして妊娠できるのか不安です。3回目の体外受精をする前に必要な検査や、対応方法などはありますでしょうか。
お忙しい中恐縮ですが、ご回答お待ちしております。よろしくお願いします。
高橋敬一院長からの回答
子宮鏡検査や胚移植の管理が他施設なので一般論になります。3回胚移植しても妊娠しないならば、着床不全の検査をお勧めすることになります。ただし、帝王切開の既往があるので、早めにこの検査をしても良いと思います。慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ、などです。着床前診断は、現状では認められていませんので、保険適応外になってからになります。当院に検査のみでおいでになるならば、生理開始10日目ごろにおいで頂けますか。
高橋先生こんにちは。
先日諸検査の血液検査結果を伺いました。その後気になった点がありましたのでご質問させていただきます。
① TH1/TH2について
検査の結果、TH1/TH2がやや高いとの説明を受けました。
次回は保険適用6回目(最後)の移植となりますが、タクロリムスは次回の移植周期から服用することは可能でしょうか。
タクロリムスは保険適用での生殖補助医療(体外受精・顕微授精)と併用できる先進医療として実施されているという認識でおりますが、認識に相違がございましたらご教示いただけますと幸いです。
② 採卵・移植のスケジュールについて
前医では採卵周期と移植周期を分けて治療を行っておりました。
先生のクリニックで採卵・移植を予定する場合、採卵した周期にそのまま新鮮胚移植を行うことが基本的な方針となりますでしょうか。
それとも、採卵数や胚の状態、治療経過などによっては、全胚凍結として別周期に移植を行うことも多いのでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
Th1/Th2は本来は着床障害の方に対して行われる検査です。今回はご希望によりおこなっていますが、自然妊娠・出産などもしており、やや高いTh1/Th2が意味があるかはかなり微妙です。以前は先進医療として一部の施設でのみ認められていましたが、先進医療の検討時期が終了したので、タクロリムスは保険との併用は現在はまだ認められておりません。次回来院時にご相談ください。凍結胚、新鮮胚移植、両方とも行っています。どうするかはその方の経過や採卵数にもよります。保険適応があと1回なので、胚盤胞まで育てて凍結する可能性が高いと思いますよ。
1人目の体外受精からお世話になっております。
去年暮れに貴院で2人目不妊治療で胚移植しましたが残念な結果に終わってしまいました。
移植前に、帝王切開により子宮が薄くなっている箇所があり、そこに粘液?が溜まっているとのことで、吸引していただきました。子宮の壁が一部薄いことは、胚移植するに当たって妊娠のしづらさやリスクはやはり上がってしまうのでしょうか?
また、腺筋症の症状が辛く年明けから6月後半までジェノゲストを服用していました。
服用をやめてから数日経って今月26日から出血が開始しましたが、通常の量よりかなり少ない状態で、1日ナプキンを替えなくても良いくらいの量が現在も続いています。これは生理と捉えて良いのでしょうか?
今週期か次週期にはまた治療を再開したいと思っております。
お忙しいとは存じますがよろしくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
前回は流産となり残念です。帝王切開の瘢痕部に寧々機などがたまる、帝王切開瘢痕症候群では、血性の粘液などの影響により、着床障害の一因となり得ます。ジェノゲスト後の初回の生理が少ないことはしばしばあります。お話だけでは判断はできませんが、おそらく生理の可能性はあると思います。次回もホルモン補充周期での胚移植の予定です。生理開始5日以内においで頂けますか。
高橋先生こんにちは。
以前、体外受精でなかなか着床に至らない件についてご相談させていただいた者です。(相談番号 No.14189)
その際は「5回目の移植周期」とお伝えしておりましたが、実際は4回目の移植周期でのご相談となり、その後5回目の移植まで終了しております。
5回目の移植では、どちらも4BB(Day5、Day6)の2個移植を行いましたが、結果はhCG 0.0で、今回も着床には至りませんでした。
現在、凍結胚(Day5 4BB)が1個残っており、保険適用での移植はあと1回となっています。
現クリニックからは、追加で行える検査や治療はほぼなく、次回は自然胚と凍結胚の2個移植を勧められております。
一方で、これまで一度も着床歴がなく、保険適用最後の移植を迎える前に、できることは全て行った上で臨みたいという気持ちもあります。
以前ご回答いただいた、
・慢性子宮内膜炎検査
・亜鉛、銅
・タンパク、コレステロール
・体組成による栄養状態評価
・子宮卵管造影検査
・酸化ストレステスト
・ホモシステイン
などの検査についてですが、これらは先生のクリニックを初診で受診した場合に実施・相談可能な内容でしょうか。
また、凍結胚が1個残っている状態ですが、移植6回目(保険適用最後の移植)を先生のクリニックで実施することは可能でしょうか。
もし先生が私の立場であれば、これまでの経過を踏まえ、保険適用最後の移植前に特に優先して検討すべき検査や方針変更があればご教示いただけますと幸いです。
着床歴が一度もないこともあり、今後の方向性について悩んでおります。
お忙しいところ恐縮ですが、ご意見をいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
移植6回目の治療を当クリニックでおこなうことは可能です。優先すべき検査などは直接お話をお聞きしてからでないとお答えできませんが、ここまで来ているので、優先検査ではなくすべておこなうほうが良いかもしれません。自然胚?(新鮮胚?)を混ぜる積極的な理由はよくわかりませんので、来院時にお聞かせください。それではお待ちしております。
お忙しいところ、すみません。
37歳で移植4回、陰性だったものです。
とても辛くて望みも持てずにいます。
先生がお忙しいのにたくさんの患者さんに真摯に向き合ってくださってるのをみて、ぜひ意見を伺いたくコメントさせていただきました。
過去の移植歴は1回目5日目胚盤胞ABを移植しhcg47.2で化学流産、
2回目は5日目のBB、3回目は5日目のBBを2個戻し、4回目は5日目胚盤胞BCを2個戻しして、かすりもしませんでした。
フローラも内膜炎も検査は異常なし、Th1が高かったので柴苓湯とアスピリンを服用してもだめ、自然周期3回、ホルモン補充1回です。
なかなか結果が出ずに転院しました。
そこで採卵したところ、5日目に4BCとB2というものが6日目に4ABの胚盤胞になり凍結しました。
ですが、今まで5日目のBBでもうまくいかなかったのに、6日目の胚盤胞というのに不安です。
先生でしたら、保険適用の回数的にも、再度採卵をお考えになりますか?それともこのまま移植をすすめていきますか?
良好胚だから大丈夫、と言われていたのにうまくいかず、かなり落ち込んでなかなか立ち直れずにいたあとの採卵結果だったのですごく不安です、
先生のお考えを教えていただきたいです
高橋敬一院長からの回答
なかなか良い結果が出ずにお悩みなのですね。確かに6日胚は5日目胚より劣ります。一方、原則的には貯卵は認められていません。したがって再度採卵するには、現時点で保存胚が1個ならば、2個移植を予定しての再度の採卵、という立て付けになると思います。検査もすでに受けているのでTh1/Th2以外での着床障害は考えにくいと思います。胚の染色体異常が最も影響すると思いますが、着床前診断が保険とは併用できないので、現時点では如何に良い胚を得られるかを対策の中心に据えての方針となるでしょう。
はじめまして。いつも掲示板を拝見しております。他院通院中の44歳、治療歴2年半で出産歴はありません。
【検査】
子宮鏡検査→異常なし
フローラ検査→ラクトバチルス75.6%、プロバイオティクスとラクトフェリンを服用中
着床の窓:未検査
→まず問題ないと言われたため
免疫検査Th1/Th2:検討中
→通院中の病院では行っていない
【治療歴】※いずれもホルモン補充
新鮮胚移植2回→陰性
凍結胚(初期)移植→陰性
転院
胚盤胞移植5AA→陰性
胚盤胞移植5AA→陰性
4日目初期胚盤胞→hcg15から7.1→化学流産
4日目桑実胚→陰性
PGT-A採卵で5AA、3AAを検査へ
→2個ともA判定の正常胚
正常胚5AAを移植するも陰性
現在に至ります。
残りの凍結胚は、胚盤胞5AA、3BB、4日目桑実胚2個(うち一つは2.1PN)、正常胚の合計5個です。わりとグレードの良い胚を移植しているにもかかわらず着床しないので、このまま移植を進めてよいか、他にできる事があるとすれば何でしょうか。先生のお考えをお伺いできれば幸いです。よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
PGT-A正常胚を移植しても妊娠しなかったのですね。残念です。2個検査して2個とも正常だったのは素晴らしいです。もう1個の正常胚盤胞をまずは移植することになります。子宮内の検査はほぼ受けていますので、必須の重要な検査ではありませんが、残っている検査としては確かに着床の窓、Th1/Th2、慢性子宮内膜炎があります。気にはなってしまいますね。ただし、現状のでの最も重要な因子は、胚の染色体異常の有無です。使検査をせずにそのまま移植でもおかしくはありません。正常胚を1個、それ以外は2個ずつの移植でも良いと思いますよ。
初めまして、現在他院にて体外受精治療中の者です。
いつも拝見し、勉強させて頂いてます。
ご多用の所恐れ入りますが、子宮内フローラのラクトバチルス イナーズの治療について質問させて頂きたいです。
精子の運動率が悪く人工・体外受精でないと妊娠は難しい状態で、先月半ばに採卵・子宮内フローラ検査を実施し、下記結果を受け取りました。
・ラクトバチルス率:99.9%(月経周期15日目)
﹂L.iners:60.4%
﹂L.jensenii:39.5%
﹂L.crispatus:0.1%
医師からはラクトバチルスの膣剤を1週間投与後、フローラ再検査を勧められ、再検査で必要であれば抗生剤投与の説明がありました。
それならば最初から抗生剤投与は可能か確認すると、ラクトバチルス自体は善玉菌のためそれは出来ないと言われました。
ラクトバチルス膣剤でのフローラ改善率の質問に対しても分からない、と返答があり、今後の治療方針をどうしたらいいか悩んでおります。
妊娠歴はなく、着床不全に関連する検査は子宮内フローラのみです。
初めての移植前に実施したフローラ検査で、再検査を行うなら移植が1ヶ月後ろ倒しになると説明があり、自分としては年齢的に焦っている部分もあり、治療選択に悩んでおります。
少し前にも似たご質問がありましたが、自身のフローラと結果が異なっていたため、ご質問させて頂きました、申し訳ございません。
先生でしたらどの様な治療方針を取られるかご教示頂けますと幸いです。お手数ですがよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
子宮内フローラの検査と治療法はまだ確立されていません。したがって各施設で対応は異なります。他施設の方針へのコメントは控えておりますので、当院での方針のご紹介にとどめます。当クリニックではイナーズは不良乳酸菌と判断し、フラジールやキノロン剤などの抗生剤を1週間使用して、腸内細菌を整える目的での乳酸菌製剤の内服と、胚移植時の移植5日前からのラクトバチルス製剤の膣内投与をおこなっています。子宮内フローラの再検査はおこなっておりません。それでよい結果が出ているので、間違った方針とは考えてはおりません。参考になれば幸いです。
はじめまして。
いつもこちらの掲示板を参考にさせていただいてます。
現在、大学病院にて不妊治療中です。
子宮筋腫摘出のため腹腔鏡手術を約2年前に行い、そのまま不妊治療でもお世話になっております。
私は左卵管が塞がっております。
また手術の影響で、出産は帝王切開がよいと言われております。
現在まで約1年でタイミング2回、人工授精1回、体外受精2回(5BA、5BC)行っており、全て着床にも至っておりません。
残っている胚がBC2つだったので、また採卵をとのことで採卵したのですが、18個取れて、17個受精、凍結までいったのが3個(全て5BC)でした。
担当医からは、次も移植をしてみましょう。と言われておりますが、これでいいのかと悩んでおります。
友人から当院を勧められており、今に至っております。
大学病院だし、このままでもいいのではないかと思っている反面、違うクリニックからオピニオンをいただいた方がいいのではないかとも考えております。
このまま大学病院で3回目の移植をするのも不安ですし、どうしたらよいのか悩みしんどいため、ご相談させていただきました。
質問という形ではなく、申し訳ないのですが、どうぞよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
3回(または4個)良好胚盤胞を移植しても妊娠しない場合には、反復着床不全の診断で、その検査をおこないます。今回はまだ2回のようなので、もう1回胚移植することはおかしくありません。一方、胚の質はあまりよくないようです。まずは尾の改善策としては、痩せすぎ、太移植してもり過ぎはありませんか?検査としては、亜鉛、銅、ホモシステイン、ビタミンD、ビタミンC、活性酸素、タンパク質、コレステロール、体組成計、などは済んでいますでしょうか。今回はすでに採卵後ですので、もしおこなうならば、2個移植、着床不全(子宮鏡、慢性子宮内膜炎や子宮内フローラ、など)の検査をおこなう、などが考えられます。また、高用量のマルチビタミン、たんぱく質の積極的摂取、血流改善の運動、筋トレ、などの対策をおこなうことはおこなっておいてもよいでしょう。すでに5個の胚盤胞があるので、まずはしれらをどのように胚移植するかを考えることになると思います。
はじめまして、いつも参考にさせていただいています。
なかなか治療がうまくいかず、苦慮しており質問させていただきました。
今回の質問内容は、不妊の原因が血液凝固異常というのはあり得るのか?と、グレードの良い卵でも質が悪いというのはあるのか?です。
これまでの治療経緯です。27歳からタイミング法を半年、人工授精を5回、その後体外受精を4回行い、全て陰性です。
今までに行った検査は、子宮鏡、卵管造影、トリオ検査、ネオセルフ抗体検査、cd138、その他免疫検査など、できる検査はやりましたが全て異常なしでした。着床不全に強いクリニックで受けた詳細な血液凝固の検査で、初めて異常が見つかり次回移植からバイアスピリンを服用する予定です。
現在通院中のクリニックからは、卵の質が原因と言われていますが、過去に胚移植した卵のグレードは4AAと4ABのみでしたので、卵の質だと言われてもあまり納得できません。
グレードと質は関係ないのでしょうか?
また、自己流を合わせると3年ほど妊活を行っていますが、一度も陽性が出たことがありません。これはやはり血液凝固異常が不妊の原因と考えられるのでしょうか?
保険適用回数もあと2回となり、なんとか成功したいと思っています。何かアドバイスをいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
なかなか良い結果が出ずにお悩みなのですね。卵の質はグレードによりますので、以前は良かったものが今は良くないのかもしれません。血液凝固が着床不全と関係するかは、そのように主張する意見もありますがまだ明確にはなっていません。対策としてアスピリンを「試してみる」意義はあると思います。現状での話としては、理論的に着床前診断(PGT-A)が最も適応だと思います。ただし、それは保険ではできず、採卵から自費になってしまいます。あと2回胚移植しても妊娠できなければ、PGT-Aの対象でしょう。もっとも重要なPGT-Aを抜きに実際におこなうことは「試してみる」意味合いが強くなります。各施設の考え方で方針が異なるでしょう。したがって、当クリニックでの一例を示します。
1)体外受精だけでなく、可能性を少しでも上げるために、子宮卵管造影の再検査、体外受精外のとき以外も性交渉を多く持つ(免疫能も変化するとされます)、体外受精以外の周期には人工授精も併用する。
2)体組成検査などで筋肉量が少ない場合には、血流改善のための筋トレ、たんぱく質の積極的摂取を心掛ける。
3)トリオ検査でなく、直接細菌叢を見る、子宮内フローラ検査を受ける。着床能検査(ERA,ERPeak)を受ける。アスピリンは試用する。
4)シート法、二段階移植法、2個胚盤胞移植、など、胚移植法の変更を試みる。内膜擦過法を試してみる
などが挙げられると思いますよ。参考になれば幸いです。
はじめまして。他県で高度不妊治療の為通院しています。以前より掲示板を参考にさせていただいていましたが、今回私もアドバイスをいただきたく、投稿させていただきます。
1人目は自然妊娠、2人目不妊で高度不妊治療をしています。
これまで2回良好胚盤胞を移植しましたが、出産には至りませんでした。
1. 顕微授精5日目4AA、心拍確認出来ず7週目稽留流産。
手術前に自然排出。RPOCがなかなか消えず、レルミナを服用後子宮鏡手術で摘出。
2. 体外受精5日目4AA、hcg0.7。陰性。
次に移植をもう一度するか、不育症、着床不全の検査をするか迷っています。
残りの凍結胚は、3日目8cellG1、6日目6BA、5日目4BCです。
今のところは、次回2個移植、上手くいかなければ、採卵→おやすみ周期で検査と思っています。
ですが、せっかくの2個を無駄にしてしまうかも、でも上の子との年の差や仕事のことを考えると、ここで検査の為に1.2周期お休みをするのも辛い…という状態で決めきれません。
やはり検査をした方がいいでしょうか。
それとも次2個移植の計画でも希望はあるでしょうか。
高橋先生はどのようにお考えになりますか。
高橋敬一院長からの回答
基本は担当医との相談が優先されます。一般論になります。自然妊娠で出産があり、今回1回目のは移植でも妊娠しています。したがって、今の状況では医学的には、不育症や着床不全の検査の対象にはなりません。ただ不安が強いならば受けることもあり得ます。2個移植の選択肢はありますが、双子になると妊娠中の事故は5倍になりますので、医療側からお勧めする状況でもありません。今の治療方針はおかしなこととは思えませんよ。「不安で仕方ないので検査を受ける」という意味合いになるのでしょうか。
はじめまして。掲示板をいつも拝見しております。他院通院中の37歳、2人目不妊治療中です。(第1子は2回目の移植、3CAで授かりました。)
今回5回目の移植を行いました。
①4CB→稽留流産 22トリソミー
②3CB→化学流産(BT7でhcg46.2→2.8)
③4CB→陰性
PPOS法で採卵
凍結胚5個(全て6日目胚盤胞)
④5AA→陰性
⑤4AB・4CB 2個移植
→BT7でhcg13.8
→BT18でhcg149.6、GS確認できず..
子宮鏡検査済。プロテインS欠乏(32%)のためバイアスピリン内服・プレドニン内服・ラクトバチルス膣錠を使用中です。
次が保険最後の移植になってしまいます。
Th1/2、フローラ、ERA/EMMA/ALICE、ネオセルフなどの検査を受けてから次に臨むべきか悩んでいます。優先して受けるなら、どの検査がおすすめでしょうか。
お忙しい中恐縮ですが、お返事いただけたら幸いです。
高橋敬一院長からの回答
実際に何度も妊娠しているので着床障害ではありません。したがってあげられている検査は必ずしも必要な検査とは言えません。あえて言うならば、医学的には着床前診断でしょう。ただし、保険治療との併用は困難です。今の治療法がおかしな状況ではないと思いますよ。医学的にはいまの治療を継続してよいと思います。
高橋先生こんにちは。
いつも掲示板を拝見し、参考にさせていただいております。
現在は通院距離の関係で別のクリニックにて不妊治療を行っていますが、これまでに体外受精を4回行い、すべてhCG0.0(着床なし)という結果でした。
【基本情報】
AMH:0.64
【採卵・胚の状況】
採卵数:5~6個程度
受精卵:2~3個
胚盤胞:1~2個
これまで移植した胚は
Day5〜Day6の胚盤胞で、3BB~4BB程度でした。
移植方法はすべてホルモン補充周期です。
【これまでの検査・処置】
・子宮内視鏡:異常なし
・子宮内フローラ検査:ラクトバチルス0、細菌性腟症あり → 治療済み
・ERA検査:異常なし
・PICSI法、シート法実施
※子宮内膜炎については、主治医の判断で検査は実施していません。
現在5回目の体外受精周期で、6day4BBの胚盤胞を移植予定です。
もし今回もhCG0.0だった場合、残りの保険適用内での最後の移植をどのようにするか悩んでいます。
現在通院しているクリニックからは「これ以上できることはあまりない」という説明を受けている状況です。
セカンドオピニオンも兼ねて、高橋先生のクリニックで診察を受ける場合、
・追加で検討できる検査
・考えられる治療方針の違い
・現時点で考えられる原因や懸念点
などがあればご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
胚盤胞移植してもなかなか良い結果が出ないのですね。検査がしっかりとおこなわれているところをみると、良いクリニックであると推測しています。すでにしっかりとした検査が行われているので、当クリニックで特段の追加の優れた方法があるわけではありません。追加できる検査は、慢性子宮内膜炎検査、亜鉛・銅、タンパク・コレステロール、体組成による栄養状態の把握、子宮卵管造影検査、酸化ストレステスト、ホモシステイン、ぐらいになると思います。治療方針としては、体外受精が主流ですが、2個移植や2段階移植もありえます。また、自然妊娠・人工授精での妊娠の可能性の拡大も併用しています。追加のサプリメントとしては、乳酸菌・ラクトバチルス製剤、アシストワン、メラトニン、ヒシエキス、などになるでしょうか。現時点での治療法はしっかりしているようです。転院はお二人でよくお考えの上でご判断下さい。
こんにちは。いつも勉強させていただいております。
以前もご相談させていただきましたが、改めて相談させてください。
現在31歳、2人目不妊で治療歴は約3年です。
1人目は自然妊娠でした。
2023〜
・AIH④うち1度稽留流産
2024〜
・前院にて保険移植4回(いずれも陰性)
2025〜
・転院後、胚盤胞を7個凍結
- グレード2:5AB(5日目)、4AB(5日目)×2、5BB(6日目)
- グレード3:5CB(5日目)×3
これまでの検査は、
・ビタミンD、抗核抗体、抗DNA抗体、抗カルジオリピン抗体、甲状腺:異常なし
・2025年10月にトリオ検査実施→治療後、再検査で改善確認
・Th1/Th2比:47.8で高値
※子宮鏡検査、CD138はまだ実施していません(CD138は混合治療になるため未実施です)
2025.12月に保険適用5回目(転院後初めての移植)ではタクロリムスなしで5CBを移植しました。免疫異常の可能性があるためグレードが低い卵から移植しました。
着床はしましたが、
・D7hCG 29。D14hcg588。D21hcg7327。
・胎嚢は確認できたものの、卵黄嚢すら確認できず、胎嚢のみが発育。7週で稽留流産判定となりました。
2回目の流産のため絨毛染色体検査を実施しましたが、今回の胚(5CB)は染色体異常なしでした。
(1回目は2023年AIHのため未検査です)
次周期はネオセルフ検査を予定しています。
【ご相談】
①最後の保険移植に向けて
追加で行った方がよい検査はありますでしょうか?
先進医療含め、保険治療中に出来る検査は行ってきたつもりですが、改善点があれば教えていただきたいです。
○エマアリスは改善しましたが、CD138や子宮鏡検査の必要性についても気になっています。
流産後ということもあり、次の移植周期までの期間を有効に使えればと思っています。
②残っている胚の中で、移植順や移植個数についてのご意見も伺いたいです。
自費診療では残っている胚はすべて移植予定で、採卵は行わず治療終了の予定です。
長々と申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
流産を繰り返しお悩みなのですね。検査はかなり受けていますし、ネオセルフ抗体も予定されているので追加検査はあまり思い浮かびませんが、お二人の染色体分析と子宮鏡検査は受けていますでしょうか?胚移植は良い胚からの移植で問題なく、5AB、4ABの順でよいと思いますよ。流産の可能性を低下させるならば、保険診療が終了後は着床前診断をおこなうことも選択肢になると思います。
おかげさまで、2人の子供を授かることができ、とても感謝しています。
現在、第三子を希望しており、1回目の移植で陰性でした。
私は2020年通常のタイミングでの移植、2024年ERpeak検査の結果、1日遅らせての移植で授かることができました。
今回も1日遅らせて移植しましたがうまくいかなかったため、またERpeak検査をやるべきか悩んでいます。
ただ、なるべく早く移植したいため、検査をせずに、2日に分けて2個の胚盤胞を移植するようなことが可能か(そもそも意義があるのか)について、ご意見をいただけないでしょうか。
宜しくお願い致します。
高橋敬一院長からの回答
妊娠するかどうかは、胚の染色体異常の有無が最も重要です。一方、着床の窓のずれはいつも同じとは限らないので、再検査をする意義はあります。2回出産しているので、そもそも2個移植することはリスクがかなり高いと思います。双子になると事故が5倍に増加します。1個ずつの方が安全なのですね。着床の窓にこだわるならば再検査をする意義はありますよ。
お世話になっております。貴院に通院中の30歳です。
先日5ABの胚移植をしましたが、結果は陰性でした。このまま移植を繰り返すのは辛いので、着床に関する検査をしっかりしておきたいと思っています。夫婦の染色体やth1th2の検査はやったほうがよいでしょうか。子宮鏡の検査は済んでいます。サプリなど服用したりしていますが、ほか着床のためにできることはありますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
まだ1回の胚移植ですので、着床障害ともいえず、当方から着床の検査をお勧めする状況ではありません。現状では如何に良い胚を多く得られるか、ということが最も重要な方針ではあるのです。もし着床の検査をご希望ならば、ご希望のように染色体やTh1/Th2、子宮内フローラなど
を受けてみてはいかがでしょうか?
はじめまして、
掲示板を拝見しまして、ご相談させていただきます。
夫婦の状態といたしましては、私が36歳、BMI25.9、旦那が40歳です。体外受精を始めて2年が経とうとしています。精子検査の結果が悪く、体外受精を勧められ、3回採卵、5回移植を行いました。1回目の移植で4ab、2回目の移植で4baか4ab、3回目に4baを移植して妊娠し、稽留流産しました。4回目に4baか4abの卵を2個移植、5回目は4aa、3aaの2個を移植しました。残っている卵は4aaです。着床不全なのか、不育不全なのか、染色体異常なのか不安だらけです。
私たちは現在、体外受精5回を実施し、陰性結果がでたことで、自費になるのを目前に、他院への転院、検査依頼を検討、検査自体何をしていいのかも分からず、どうしたらいいのかを悩んでおり、相談させていただきました。私たち夫婦に今できることは何なのでしょうか。相談にのっていただければと思います。
現在の病院では保険認可されていない検査を積極的には行っておらず、子宮内フローラ、菌のなどの検査を行っておりません。
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
高橋敬一院長からの回答
1回は妊娠しているので、明確な着床障害とは言えません。また不育症でもありません。妊娠するかどうかの主原因は胚の染色体異常の有無でですので、理論的には着床前診断(PGT-A)が最も勧められます。しかし保険との併用はまだ認められてないのでこれをしないで他のできる事をおこなうことになります。子宮鏡検査、卵管水腫の否定のための子宮卵管造影検査、慢性子宮内膜炎(CD138)、子宮内フローラ、免疫機能Th1/Th2、着床能検査(ERA,ERPeak)などが考えられます。日常生活でできる事としては、たんぱく質の摂取と、血流改善のための運動・筋トレ、高用量マルチビタミン摂取、などが考えられると思います。
こんにちは、いつもこちらの掲示板で勉強させていただいております。
地方在住のため他院通院中の35歳(4月に36歳となります)です。
今日5回目の移植判定日で、陰性に終わってしまいました。
5月まで仕事が忙しいこともあり、一旦治療をお休みしたいと考えておりますが
その間に身体づくりとしてできることがあれば教えていただきたく、お願い申し上げます。
以下、現在までの治療歴等です。
25歳で自然妊娠→出産
29歳でタイミング法→4回目で妊娠、出産
いまは3人目を望んでおります。
6回タイミング法、4回人工授精を経て、
2024.11採卵①アンタゴニスタ法 7つ採取、顕微授精、ふりかけ半々とし、6つ受精、3つ胚盤胞(3BB.3AB.3AB)
→移植1.2は陰性、3回目に陽性(3AB、移植時内膜7.8ミリ)となりましたが子宮外妊娠で、左側卵管を切除しました。
2025.8採卵②アンタゴニスタ法 3つ採取、全て顕微とし、3つ受精、2つ胚盤胞(初期胚盤胞、4BA)→4回目移植として、2つ移植しました(移植時内膜9.2ミリ)が、化学流産となりました。
2025.11採卵③アンタゴニスタ法 7つ採取、全て顕微授精とし、7つ受精、7つ胚盤胞(毎回、グレードは移植後にお知らせいただいており、不明です)
今回移植⑤は4BAと4BBの2個移植、内膜9.7ミリでしたが、陰性となりました。
子宮鏡検査は2025.11に行っており、問題ありませんでした。
現在飲んでいるサプリはリズミエットというマルチビタミンのみです。
保険診療は残り1回となりますが、現在凍結している分は自費で移植する予定です。
しかし、そこでも思わしい結果が出なかったときに、治療を辞めようかということも決めかねております。こちらもアドバイスいただけますと幸いです。
高橋敬一院長からの回答
移植までの体づくりを知りたいのですね。実際の体格がわかならないのですが、一般論としては、たんぱく質を多くとり、体を動かして血液循環の改善を図るほうが良いと思います。保険が使えるならば、保険を使用した胚移植でもよいと思いますよ。もし今後も積極的に不妊治療をおこなうならば、自然妊娠の実績もあるので、子宮卵管造影検査、慢性子宮内膜炎(CD138)、子宮内フローラ(細菌叢)、免疫機能Th1/Th2、着床能検査(ERA、ERPeak)、があります。自費での採卵となるならば、着想前診断(PGT-A)も選択肢になると思います。過去に実績があるので、まだあきらめるのは早いように感じます。頑張ってくださいね。